BUSINESS LAWYERS LIBRARY

部下を知らない上司のための育成の極意

発売日
2024年05月21日
出版社
労働新聞社
編著等
山田 真由子

本書は、部下を育てる上司に向けた、「本当の部下」の知り方をお伝えする本です。育成にあたっては、部下の一面に過ぎない職場の姿だけでなく、プライバシーに配慮しながらも、性格、考え方、持病、生活習慣、家族の状況、職場環境なども含めた部下の全体像を知ることが大切です。そんな時に役立つのが著者考案の「健康-心理-環境モデル」です。部下を健康面・心理面・環境面の3つの視点から捉えることで、体系的な理解に基づく正確かつ効果的な対応が取れるようになります。その具体的手順を本書にまとめました。

目次

表紙

はじめに

目次

第1章 一様から多様化する人材を活用する時代へ

1 非生産的な職場の例

2 部下の非生産的行為

3 「マネジャー」としての役割

4 多様な部下に対する新たなマネジメントの重要性

5 働き方を変えるために必要不可欠な職場の土台(心理的安全性)

6 ダイバーシティ、インクルージョン、ビロンギングという3つの要素

7 これからのマネジメント

第2章 部下を育成する時に大切なこと

1 育成が上手くいかないのはどんな時?

2 「健康-心理-環境モデル」とは

3 部下の個人情報の取扱いについての注意点

第3章 部下の健康状態を理解する(「健康モデル」の活用)

Ⅰ 健康モデルの必要性

1 治療と職業生活の両立はもはや他人事ではない

2 労働の生産性向上は、健康管理から始まる

3 自分の健康を意識していない人は案外多い

4 健康問題を軽視すると、企業のリスクが大きくなる

Ⅱ 健康モデルの活用手順

STEP1 部下の健康状態を理解し、早めに体調の異変 に気づく

STEP2 健康問題は、「事例性」と「疾病性」にそれ ぞれ分けて考える

STEP3 部下の健康課題に配慮する

Ⅲ 部下の健康課題に対する配慮の参考例

睡眠に関係する健康課題

女性特有の健康課題

高齢者特有の健康課題

リモートワークにおける健康課題

発達障害傾向のある従業員への理解

各職種における健康課題とその対策

第4章 部下の心理状態を理解する(「心理モデル」の活用)

Ⅰ 心理モデルの必要性

Ⅱ 心理モデルの活用手順

STEP1 上司自身のアンコンシャス・バイアスに気づ く

STEP2 部下の話を傾聴する

STEP3 部下の性格や思考を理解する

STEP4 信頼関係を築く

第5章 職場として部下にどう対応するかを理解する(「環境モデル」の活用)

Ⅰ 環境モデルの必要性

Ⅱ 環境モデルの活用手順

STEP1 職場のルールや会社の方針などを知っている かどうか確認する

STEP2 職場として問題に対応できるかどうか検討の うえで判断する

STEP3 上司としての支援の権限があるかどうか確認 する

第6章 事例から学ぶ!「健康-心理-環境モデル」を活用したマネジメントのコツ

1 病気の治療と仕事の両立

2 メンタル不調の疑いがある部下

3 うつ病の部下

4 出産と仕事の両立

5 育児と仕事の両立

6 パートタイマーの活用

7 介護と仕事の両立

8 定年後の高齢者の部下

9 発達障害傾向のある部下

10 長時間労働で過労気味な部下

11 外国人の部下

12 パワーハラスメントを受けた部下

13 セクシュアルハラスメントを受けた部下

14 カスタマーハラスメントを受けた部下

第7章 1人で抱え込まないためのポイント

Ⅰ 1人で抱え込まないために意識すること

Ⅱ 産業医の探し方から契約までの流れ

Ⅲ 行政から支援を受けるときの流れ

おわりに

著者略歴

奥付

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