- 発売日
- 2022年10月05日
- 出版社
- 青林書院
- 編著等
- 近藤昌昭
民法(財産法)の主要な論点を判例の考え方に基づき詳解! 元裁判官が、民法(財産法)を理解するうえで必要な判例を用いて簡潔にわかりやすく解説! 平成30年・令和3年民法改正に対応。新しく設問と解説を加え、ますます充実! 法曹実務家とロースクール生のための基本書!
目次
表紙
はしがき
凡例
目次
第1章 物権
第1節 総説
1 物権と債権との区別
2 物権的請求権
3 所有権に基づく返還請求権
4 交互侵奪の場合の処理
第2節 物権変動
1 総説
2 不動産取引に関する94条2項類推適用との関係
3 物権変動(対抗問題)の具体的検討
第3節 第三者について
1 第三者の意義
2 悪意の第三者
3 その他の対抗問題
第4節 動産の物権変動
1 動産の対抗要件
2 即時取得と占有改定等
3 登録を要する動産
第5節 その他
1 共有者間の権利関係
2 占有に関する立証について
第2章 債権
第1節 全体構造の理解
1 債務不履行・契約の解除・危険負担・担保責任の関係
2 債権の広がりとその限界(不法行為との関係)について
3 契約の成立(意思の不合致)と錯誤との関係
第2節 法律行為
1 意思表示
2 代理権
3 表見代理
4 無権代理と地位の相続
第3節 契約各論
1 賃貸借契約
2 請負契約
3 寄託契約
4 定型約款
第3章 債権を確保するための制度
第1節 総論
第2節 保証債務
1 保証をめぐる問題
2 主債務の範囲
第3節 抵当権
1 抵当権の有効性
2 抵当権の効力が及ぶ範囲
3 妨害排除請求権
4 法定地上権の成否
第4節 譲渡担保権
1 意義
2 譲渡担保権の実行に関して
3 受戻権の行使
4 まとめ
5 集合物譲渡担保
第5節 相殺
1 相殺の機能・要件等
2 508条の解釈
3 相殺の期待(債権譲渡の場合)
第6節 債権譲渡
1 債権の譲渡性について
2 譲渡禁止債権
3 指名債権の対抗要件
4 債務者の譲渡人に対する抗弁の対抗
5 要件事実的整理について
第7節 代理受領
1 意義
2 判例の紹介
第4章 不法行為
第1節 一般的不法行為
1 要件論
2 権利又は法律上保護される利益
3 被告の違法行為(違法性)
4 因果関係
5 故意過失
6 責任能力
第2節 特殊不法行為
1 使用者責任
2 共同不法行為
第3節 損害論
1 総論
2 人身損害の基本
3 過失相殺
4 損益相殺
第5章 不当利得
1 不当利得の考え方
2 703条と704条前段との関係
3 不当利得と物権的請求権等との関係
4 具体的検討
5 転用物訴権
6 三者関係の給付不当利得
7 騙取金の場合
8 不法原因給付
巻末資料
事項索引
判例索引
〔コラム〕
Column 要件事実コラム1
Column 遺産に係る不動産の登記方法
Column 要件事実コラム2 推定規定と立証責任
Column 「売買は賃貸借を破る」の法諺について
Column 担保責任の法的性質
Column 近代民法の原則と個人の意思
Column 授権及び信託
Column 手形法理(手形行為の捉え方)
Column 要件事実3
Column フランチャイズ契約
Column ファイナンスリース契約
Column ソフトウェア開発
Column 偽装請負
Column 民事執行手続について
Column 「動産及び債権の譲渡の対抗要件に関する民法の特例等に関する法律」の概要
Column プロバイダ責任制限法
Column 国家賠償法
奥付