- 発売日
- 2024年03月04日
- 出版社
- 有斐閣
- 編著等
- 川濵昇
独占禁止法による自由は、それによって制約される事業者活動の自由と緊張関係に立つ。では、そもそも、独占禁止法によって保護がはかられる自由とは何か?その根本的な問いに対してあらゆる角度から考察し究明する。これまでの著者の研究成果をとりまとめ、書き下ろしも含めた意欲作!
目次
表紙
はしがき
目次
凡例
初出一覧
第1編 市場秩序と独占禁止法
第1章 取引の自由と契約の自由ーー営業の自由論争再訪
Ⅰ はじめに
Ⅱ 反トラスト法とコモン・ロー
Ⅲ 反トラスト法と契約の自由
Ⅳ 反トラスト法とベースライン問題
Ⅴ 総括と展望
第2章 市場秩序法としての独占禁止法ーー市場をめぐる法と政策
Ⅰ はじめに
Ⅱ 独占禁止法と競争秩序をめぐる論点整理
Ⅲ 競争過程概念の意義
Ⅳ 競争過程と排除行為
第2編 正常な競争と逸脱
第1章 独占禁止法2条5項(私的独占)の再検討
Ⅰ はじめに
Ⅱ 予備的作業
Ⅲ 独占禁止法2条5項の解釈
第2章 私的独占解釈論の現状と課題
Ⅰ はじめに:その後の展開と残された課題
Ⅱ 私的独占規制の特色:比較法的な視点の確認
Ⅲ 排除行為について
Ⅳ 排除と競争の実質的制限:残された諸問題
第3章 不当廉売規制における費用基準とその論拠
Ⅰ はじめに
Ⅱ 不当廉売の理論的根拠
Ⅲ 費用基準とその論拠
第4章 カルテル規制の再検討ーー合意の機能と協調促進的慣行
Ⅰ はじめに
Ⅱ 寡占的協調理論の基礎
Ⅲ カルテル規制の意義:合意の機能をめぐって
第3編 市場支配力分析の意義と実際
第1章 「競争の実質的制限」と市場支配力
Ⅰ 問題の所在と予備的作業
Ⅱ 「競争を実質的に制限すること」についての解釈の変遷
Ⅲ 市場開放性:競争を排除する力の問題
第2章 市場支配力基準及び消費者厚生
Ⅰ 本章の課題
Ⅱ 市場支配力の意義:定義と程度の問題
Ⅲ 市場支配力基準の意義:市場支配力の位置づけ
Ⅳ 市場支配力の形成等の位置づけ
Ⅴ 市場支配力の形成等と市場支配力
Ⅵ 市場支配力基準と消費者厚生・効率性
Ⅶ 市場支配力基準と消費者厚生基準の異同
第3章 単独効果の理論的基礎ーー水平的企業結合規制の再検討
Ⅰ 問題の所在
Ⅱ 企業結合規制の展開
Ⅲ 経験と理論ーー対立ではなく補完
Ⅳ 単独効果をめぐってーー支配企業理論と非協調寡占
Ⅴ 残された課題ーー協調寡占と競争寡占再び
第4編 法と経済学
第1章 独占禁止法と経済学
Ⅰ 序論
Ⅱ 米国の経験を参考にーー反トラスト経済学の回顧と展望
Ⅲ 独占禁止法における経済学の利用について
第2章 法と経済学の現状と課題
Ⅰ はじめに
Ⅱ 米国における「法と経済学」の起源と隆盛
Ⅲ 「法と経済学」とはどのような研究プロジェクトなのか
Ⅳ 実定法学にとっての「法と経済学」
Ⅴ 規範的「法と経済学」の帰趨
Ⅵ「法と経済学」の担い手
Ⅶ 実証分析の再生
事項索引
奥付