- 発売日
- 2023年10月19日
- 出版社
- 中央経済社
- 編著等
- 加藤志郎
スポンサーとライツホルダーの双方の視点を整理し、基礎から法律関係、リスクマネジメント、契約実務までをフォロー。マーケティングの知識がなくてもスッキリ理解できる。
目次
表紙
まえがき
Table of Contents
〈略語集〉
Ⅰ スポーツスポンサーシップってナンだ?
1 意味
⑴あれもこれもスポンサーシップ
⑵「スポーツスポンサーシップ」の定義
⑶「エンドースメント」とは?
⑷カギはアクティベーション!
【コラム】「スポーツマーケティング」の2つの意味
2 ライツホルダー側の目的
3 スポンサー側の目的
⑴ブランドの認知(露出)
⑵ブランド連想(“Brand Association”)
【コラム】Equal Pay!─米国スポーツと男女平等①─
⑶ホスピタリティ
⑷従業員福祉・意識高揚
⑸CSR/CSV
【コラム】Title IXと女子March Madness─米国スポーツと男女平等②─
⑹直接的なセールスの達成
⑺B2Bのビジネスチャンス
⑻その他のライセンス・データの利用
【コラム】アメリカにおけるスポーツ賭博の解禁
4 経済的な重要性
5 発展の歴史
II スポーツスポンサーシップの対象と交渉
1 スポーツの構造とスポンサーシップ
2 スポンサーシップの選定
⑴スポンサーによる選定
【コラム】スポンサーシップをスポーツ界の改革の力に!
⑵ライツホルダーによる選定
⑶カテゴリーの独占(“Exclusivity”)
3 スポンサーシップの交渉プロセス
⑴ライツホルダー側の事前準備
⑵スポンサー候補との交渉
⑶スポンサーシップ契約の締結
4 スポンサーシップの効果測定・評価
III スポンサーシップの法律関係
1 スポンサーシップの「法的権利」
⑴権利関係の理解の重要性
⑵商標権
⑶肖像権・パブリシティ権
⑷著作権
⑸ネーミングライツ(Naming Rights)
【コラム】スポーツと環境問題・SDGs
⑹不正競争防止法による保護
⑺商品化権
⑻施設管理権
⑼データの利用権等
2 各レベルのライツホルダーそれぞれのポイント
⑴選手
⑵チーム
⑶スタジアム・施設
⑷リーグ
⑸TV放送/ネット配信
⑹スポーツイベント
⑺スポーツ団体(NF等)
IV スポンサーシップのリスク・コンプライアンス
1 スポンサーシップに関連するリスクと対応方法
⑴法令その他のルール違反のリスク
⑵法令その他のルール違反以外のリスク
⑶イベントの中止等(不可抗力条項等)
【コラム】スポーツと政治・人権問題
2 スポンサーシップのコンプライアンス
⑴マーケティング一般に関わる規制(景表法)
⑵特定の商品・サービスや業界に関わる規制
⑶アンブッシュマーケティング
⑷ステルスマーケティング
⑸大会・団体等のルールとの抵触
V 具体的な契約内容とポイント
1 契約書サンプルの趣旨
2 選手によるシューズ・アパレルのエンドースメント契約
頭書
第1条:契約の目的
第2条:契約の期間
第3条:エンドースメント対象製品の範囲
第4条:製品の提供・使用と企業ロゴの表示
第5条:スポンサーへの権利付与
第6条:撮影等に関する選手の協力義務
第7条:エンドースメント料
第8条:スポンサーによる寄付
第9条:選手の大会出場義務
第10条:選手の禁止行為
【コラム】Shut Up and Dribble?─政治的発言を禁止するか?─
第11条:表明保証
第12条:契約解除
第13条:契約更新の優先交渉権
【コラム】スーパースター・パワーとmatching right
第14条:契約終了時の処理
第15条:秘密保持
第16条:不可抗力
第17条:反社会的勢力の排除
第18条:契約の譲渡
第19条:準拠法
第20条:合意管轄
巻末資料 エンドースメント契約
索引
奥付