BUSINESS LAWYERS LIBRARY

アフリカ・ビジネスと法務

発売日
2016年08月23日
出版社
中央経済社
編著等
角田 進二、金城 拓真

ケニアを東からの、コートジボワールを西からの窓口と位置づけ、進出面における法制度などを解説。弁護士・経営者が各々の立場から、ビジネスを行う上での留意点に言及。

目次

はじめに

目次

第1章 アフリカで必要な新しい発想の法務

1 日本人の法律のマインドセットは廃棄すべき

2 アフリカとはパートナーシップをとっていくべき

3 パブリック・アフェアーズ戦略と必要とされる戦略

⑴ 援助による負の連鎖

⑵ ビジネスによるアフリカ振興とその高いハードル

⑶ アフリカビジネスで失敗しないために

⑷ コンプライアンスにこだわりすぎるとアフリカでは商売できない

4 裁判所もあてにならないときがある

5 日本の弁護士が必要な理由

6 法律は外国人への攻撃材料

7 どのようにして自分の身を守るか

8 生態系を作る必要性

第2章 アフリカビジネスについてのモノローグ♪

1 アフリカビジネスと思考方法

⑴ アフリカビジネスは簡単なのか

⑵ 言語と思考回路

⑶ アフリカに責任者のいる必要性

⑷ 発展途上国でのビジネス

⑸ 僕の考えるBOPビジネス

2 ビジネスにおける落とし所

⑴ 組むべき人、避けるべき人

⑵ 最低ラインの設定(共同事業する際に大損しないために考えること)

⑶ 運と信念(途上国で継続するビジネスをしていくために)

⑷ 時代によって変わる正解(リーマンショックで経験した業界再編 )

3 日本人の認識のズレとその修正

⑴ 華僑の内側に入ってみて

⑵ 優秀さと想像力(僕の経験した仕事のできる人の共通点)

⑶ 海外ビジネスと愛国心

⑷ 海外と日本の大きな違い

⑸ 金融やITの世界観とのズレ

⑹ 僕らの会社のアフリカビジネス

4 ビジネスの浮き沈みと安定化

⑴ 消える事業、残る事業

⑵ マーケットとポジション

⑶ うんちくを買う(途上国マーケットでのタブー )

⑷ ビジネスとギャンブル

⑸ ログを貯める(大きな仕事をするために行うべきこと)

⑹ パフォーマンスの平均値(会社として結果を出すために考えている事)

5 自分たちのビジネスを守る

⑴ 事件屋の弁護士事務所や会計事務所

⑵ 悪徳イミグレ

⑶ 刑務所での話

⑷ パスポートコピーと通関

⑸ 物流は現地人に任せる

第3章 アフリカ進出の法務

1 援助の視点とビジネスの視点

⑴ 援助とビジネス対象の中間

⑵ 援助とビジネスの相違点

⑶ 援助を継続する難しさとビジネスへの道

2 進出先の選定

⑴ 西アフリカ地域

⑵ 東アフリカ地域

⑶ 内陸

3 リスクの回避方法

⑴ 政治的なリスク

⑵ 治安上のリスク

⑶ その他のリスク

4 情報の入手方法

5 政府や他団体、他企業との連携

6 CSRと子会社管理

第4章 撤退を視野に入れた進出と現地マネジメント

1 撤退から考える進出

⑴ 概要

⑵ 撤退の際の注意点

⑶ 進出の際の注意点

2 海外子会社管理のあり方

⑴ 親会社のあるべき視点

⑵ 信用という言葉を使うな

⑶ マニュアルは現地のために作れ

⑷ みずから情報収集せよ

⑸ 子会社の思惑による歪みの解消、子会社の負担軽減のサポートシステム構築例

3 まとめ

第5章 東アフリカへの進出〜ケニアを例として〜

1 はじめに

⑴ 東アフリカのゲートウェイとしての適切性

⑵ ケニアの法律について

2 投資インセンティブについて

⑴ 概要

⑵ 2004年制定の投資促進法およ投資許可証について

⑶ 投資許可証を取得するための資格について

⑷ インセンティブ

3 生産拠点としてのケニア

⑴ 概要

⑵ 一般特恵関税制度

⑶ アメリカ合衆国におけるアフリカ成長機会法

⑷ コトヌー協定

4 汚職についての注意喚起

⑴ 概要

⑵ ケニアにおける汚職防止策について

⑶ その他の国の汚職防止法の適用

⑷ 汚職撲滅に向けての活動

5 会社設立等の流れについて

⑴ 現在の状況

⑵ 事業の種類

⑶ 会社設立のための手続

⑷ 支店の設立手続

⑸ その他の要件

6 裁判制度について

⑴ 法源について

⑵ 司法機関について

⑶ 司法組織について

⑷ まとめ

7 労働法について

⑴ 概要および法制度について

⑵ 雇用関係について

⑶ まとめ

8 ケニア会社法について(機関およびコーポレートガバナンス)

⑴ 必要的設置機関

⑵ 取締役

⑶ 秘書役

⑷ 監査役

⑸ 株式公開会社のコーポレートガバナンス

9 ケニア訪問記

⑴ はじめに

⑵ ケニアのI CT状況

⑶ ケニア投 庁

⑷ 裁判所

10 ケニアにおける知的財産

⑴ はじめに

⑵ 憲法上の基本的権利

⑶ 条約

⑷ 知的財産に関する法制度

第6章 西アフリカへの進出〜コートジボワールを例として〜

1 アフリカ商事法調和化機構(OHADA)における統一商事会社法

⑴ OHADAについて

⑵ 各国の株式会社設立について

⑶ 取締役会

⑷ 取締役会設置会社の場合

⑸ 取締役会非設置会社の場合

⑹ 株主総会

⑺ 会計監査人

2 西アフリカのゲートウェイについて

⑴ 西アフリカのゲートウェイについての検討

⑵ コートジボワールの投資について

⑶ 最後に

3 コートジボワール投資促進センター(CEPICI)によるワンストップサービス

⑴ コートジボワール投資法典について

⑵ コートジボワール投資促進センターについて

4 有限会社と株式会社の設立について

⑴ 有限会社(SARL)の設立に して

⑵ 株式会社(SA)の設立について

5 コートジボワール訪問

⑴ はじめに

⑵ インフラ

⑶ 中国企業の進出

⑷ 裁判所(第一審裁判所・控訴裁判所)

⑸ まとめ

6 コートジボワール大使館におけるビジネスビザ取得方法

⑴ 招待状(フランス語または英語)

⑵ 航空券予約票(フランス語または英語)

⑶ 黄熱病の予防接種証明書(英語)

⑷ ホテル予約票(フランス語または英語)

⑸ 滞在中の支払証明書(英語、銀行発行の残高証明書)

⑹ 任務証明書(フランス語または英語)

⑺ 有効なパスポート

⑻ 写真付き申請書

⑼ 支払証明書

⑽ 大使館との予約

7 統一商事会社法の改正と代表事務所および連絡事務所

⑴ 代表事務所および連絡事務所の性格

⑵ 登記

8 労務上の問題

⑴ 労働法典について

⑵ 労働契約について

⑶ 試用期間

⑷ 役務

⑸ 契約の修正

⑹ 契約の解消

9 コートジボワールにおける汚職

⑴ はじめに

⑵ 刑法について

⑶ 汚職およびそれに相当する違法行為防止および撲滅に関するオルドナンス

⑷ ガバナンス高等機関

⑸ 他の汚職撲滅に関する機関

⑹ 汚職撲滅構想

10 裁判制度について

⑴ はじめに

⑵ 下級審

⑶ 上級審

⑷ 司法仲裁統一裁判所(CCJA)

⑸ 高等院

11 コートジボワールの特許および商標について

⑴ コートジボワールにおける知的財産保護に関する法源

⑵ 特許

⑶ 商標

終章 結語

謝辞

著者紹介

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