- 発売日
- 2021年01月30日
- 出版社
- 民事法研究会
- 編著等
- 野村創
行政訴訟の具体的イメージがつかめ、直ちに取り組める! 相談から解決までの思考プロセス、訴状起案、裁判経過までを対話方式を通して平易に解説! 行政不服審査法の全面改正に合わせて、不服申立てに関する解説を充実させ10年ぶりに改訂! 新たに「遺族厚生年金不支給決定取消訴訟」を収録したほか、不作為の違法確認訴訟、処分取消訴訟、不利益処分の事前差止め、実質的当事者訴訟を収録!
目次
表紙
目次
第1編 行政事件訴訟のポイント
第1章 救済が十分とはいえない(発展可能性がある)
Ⅰ 行政事件訴訟の現状──年間4000件の意味
Ⅱ 事件数が少ないことの原因
Ⅲ 行政事件訴訟の醍醐味
第2章 処分の重要性
Ⅰ 抗告訴訟の特質
Ⅱ 取消訴訟における排他的管轄の重要性
Ⅲ 不作為違法確認の訴えの処分性
Ⅳ 無効等確認の訴えの留意点
第3章 処分がない場合
Ⅰ 処分がない・処分性を認めがたい場合とは
Ⅱ 処分がないケースが生じる理由
Ⅲ 訴訟ルートへの乗せ方
Ⅳ 「処分しない」とは、国民の権利を奪うこと
第4章 審査請求との関係
Ⅰ 公権力の行使に対する争訟手段
Ⅱ 審査請求前置主義
Ⅲ 審査請求前置主義が適用される場合の不服申立ての手段と行政庁の選択
Ⅳ 争訟オプション
Ⅴ 不作為と審査請求
第5章 法令の読み方
Ⅰ 余計なものをカットする
Ⅱ 委任命令の調査検討
Ⅲ 通達の検討
第6章 各種調査と立証
Ⅰ 現地調査
Ⅱ 法令調査
Ⅲ 立証責任の所在
Ⅳ 立証の程度
第7章 処分庁の権限の把握
Ⅰ 処分権限の把握の重要性
Ⅱ 法定受託事務
Ⅲ 許可権者
Ⅳ 権限が委任されている場合等
第2編 行政事件訴訟の現場──モデルケースを題材として
第1章 協定書(行政契約)無効確認訴訟
Ⅰ 事案の概要
Ⅱ 注視すべき点
Ⅲ B総務部長と弁護士の相談記録
Ⅳ 弁護士の検討
Ⅴ 提訴から第1回口頭弁論期日まで
Ⅵ 第2回口頭弁論期日以降
Ⅶ 第2回、第3回弁論準備期日(和解)
Ⅷ 判決まで
第2章 許可申請不受理不作為の違法確認訴訟
Ⅰ 事案の概要
Ⅱ 注視すべき点
Ⅲ 甲氏と弁護士の相談記録
Ⅳ 弁護士の検討
Ⅴ 不服申立て
Ⅵ 訴訟提起
Ⅶ 第1審
Ⅷ 控訴審
第3章農用地区域からの除外申出(農振除外)拒否処分取消訴訟──処分性を中心に──
Ⅰ 事案の概要
Ⅱ 注視すべき点
Ⅲ ボス弁とイソ弁との会話
Ⅳ 現地調査
Ⅴ 乙氏からの聴取り
Ⅵ 弁護士Bの検討
Ⅶ 訴訟提起
Ⅷ 審理
Ⅸ 判決
第4章 営業停止処分、仮の差止め・差止めの訴え
Ⅰ 事案の概要
Ⅱ 注視すべき点
Ⅲ 丁氏との相談記録
Ⅳ 弁護士の検討
Ⅴ 仮の差止め(差止めの訴え)の申立て(提起)
Ⅵ 仮の差止めの審理〜決定
Ⅶ 本案訴訟(差止めの訴え)
第5章 遺族厚生年金不支給決定取消訴訟
Ⅰ 事案の概要
Ⅱ 注視すべき点
Ⅲ 甲弁護士と乙弁護士の会話
Ⅳ 決定書のレビュー
V Xからの聴取り
Ⅵ 立証方法の検討
Ⅶ 訴状起案から第1回口頭弁論期日まで
Ⅷ 第2回口頭弁論期日から第3回口頭弁論期日まで
Ⅸ 第4回口頭弁論期日から第6回口頭弁論期日まで
Ⅹ 尋問期日から最終弁論期日まで
Ⅺ 判決言渡し
第6章 調査に応じる義務がないことの確認訴訟──行政調査の争い方
Ⅰ 事案の概要
Ⅱ 注視すべき点
Ⅲ 弁護士の直感
Ⅳ 法的検討
Ⅴ 訴訟提起前後の経過
Ⅵ 第1回口頭弁論期日まで
Ⅶ 第2回口頭弁論期日〜第3回口頭弁論日まで
Ⅷ 第3回口頭弁論期日
Ⅸ 第4回口頭弁論期日(弁論終結)
Ⅹ 判決
事項索引
著者略歴
奥付