BUSINESS LAWYERS LIBRARY

同一労働同一賃金を実現する 職務分析・職務評価と賃金の決め方

発売日
2019年10月11日
出版社
日本法令
編著等
西村聡

「職務分析」「職務評価」「職務給」について、基礎的な理論から、その背景、効能、実践のための具体的手法、業務改善への活かし方を解説。本書で解説する”同一労働同一賃金を実現する人事賃金制度”とは、「職務分析」「職務評価」「職務給」を活用し、仕事の価値と賃金を連動させることで、労働の密度や質を高め、生産性の向上を目指すものです。多様な働き方が求められるこれからの時代において、正規・非正規の区別なく、ガイドラインの解釈や裁判の動向に悩むこともない、本来の意味での同一労働同一賃金を実現するための手法を解説。

目次

表紙

はじめに

目次

第1章 職務分析・職務給の成立ち

Ⅰ 職務分析・職務給の歴史と現況

人事賃金制度改革を必要とする社会的要因

アメリカ職階制の発達およびその目的

職階制の体系

そもそも職務とは何か?

職務給と同一労働同一賃金

経済学における賃金理論と同一労働同一賃金

賃金史における職務給理論の芽生え

賃金制度の分類と理論

エリオット・ジャックスの裁量時間幅方式

ブルーカラーの職務給と習熟曲線

ホワイトカラーの職務給

同一労働同一賃金の原則の芽生えと発展

日本における同一労働同一賃金

日本の賃金史における職務給

職務給に対する批判

欧米の職業史と職業観

日本の職業の歴史と労働政策

Ⅱ 職務分析・職務給の構造と活用

賃金構造を理解する

職務給の効用

職務分析の定義と成立ち

職務分析と労務管理

日本における職務分析

職務分析の活用領域

職務分析に対する間違った認識

第2章 職務分析・職務評価の実務

Ⅰ 職務分析の実務

1. 職務の単位の決定

2. 予備調査

3, 職務分析の方法

Ⅱ 職務評価の実務

職務評価の定義と成立ち

職務評価の問題点

職務評価方法の種類

点数法の手順

職務を職務等級(区分)にグループ分けする方法

点数法を使った等級算出例

職務評価の分析対象職務の範囲

職務等級区分(グレード)への格付けの記録

従業員の格付け

職務等級数および区分の設定

市場価格法(market pricing)の理解

第3章 職務給の決め方と賃金管理

Ⅰ 職務給体系の理解

職務給を基礎とする賃金体系とは

Ⅱ 賃金設計の手順

相対賃金率の決定

賃金設計の具体的手順

Ⅲ 職務給の運用

昇給管理・昇進管理

新たな賃金管理の方針

Ⅳ これからの社会と賃金~合理的賃金のすすめ~

少子高齢化とワーク・シェアリング

人事考課制度の課題

職務等級制度における人事考課の意義と目的

人事考課の内容と対象

業績管理(パフォーマンス・マネジメント)と目標設定

プロセス展開表と業績管理

職務管理とモチベーション

第4章 働き方改革のための新しい職務分析手法を活用した業務改善の実際

Ⅰ 働き方改革のための『新しい職務分析手法』

これまでの職務調査や職務分析の問題点

新しい職務分析手法(プロセス展開表)を活用した業務改善

「 あるべき姿のプロセス展開表」作成のための改善の視点

プロセス改善のための技法

Ⅱ 働き方改革に必要な部門別職務分析手法の理解

1 製造部門における職務分析手法とその活用方法

2 営業職務、設計開発職務における職務分析手法とその活用方法

3 職務分析を働き方改革に活かす方法

Ⅲ 働き方改革における多様な働き方の実現と職務分析

おわりに

奥付

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