- 発売日
- 2018年04月27日
- 出版社
- 中央経済社
- 編著等
- 木山泰嗣
新たに「説得力のある論文を執筆する技術」の章を加えた改訂新版。訴訟準備書面や法律論文の、書き方、見せ方、直し方、工夫の仕方などのノウハウが満載。実務家・学生必携!
目次
はしがき
目次
序章 あなたの文章は読みにくい?読みやすい?
1 なぜ,文章が重要なのか?
2 文章はだれのために存在しているか?
3 どのような文章がよいのか?
4 「読みやすい文章」はどのようなものだろう?
5 「わかりやすい文章」はどのようなものだろう?
6 「論理的な文章」とはどのようなものだろう?
7 「心を動かす文章」はどのようなものだろう?
第1章 読みやすいといわれる文章を書く技術
8 1文が短い
9 主語と述語が結びついている
10 主語や述語の順序が統一されている
11 用語が統一されている
12 改行が適切にされている
13 章立てが適切にされている
14 ナンバリングが適切にされている
15 タイトルが適切に書かれている
16 小見出しまでつけられている
17 内容が整理されている
18 文章にリズムがある
19 文章にアクセントがある(下線,傍点,太字・ゴシックなど)
20 引用であることが示されている
21 目次がつけられている
22 細かい議論は,脚注などにとどめている
23 公用文のルールに準じている
24 漢字とひらがなのバランスがとれている
25 読みやすい言葉を選択している
26 適切な文体を使っている
27 自由自在に速読できるようにつくられている
第2章 わかりやすいといわれる文章を書く技術
28 キーワードが適切に選定されている
29 重要なことがくりかえし書かれている
30 業界用語の意味が説明されている
31 専門用語の意味が解説されている
32 わかりやすい具体例が書かれている
33 イメージしやすい比喩(たとえ)が書かれている
34 要旨が短くまとめられている
35 出典と引用の範囲が正確に示されている
36 引用した記述のうち,どの部分がどのように関係するかが示されている
37 文字ではわかりにくいことを図式化している
38 まとめが書かれている
39 終始一貫している(ぶれない)
40 ストーリーを伝えられている
41 問題になる理由が的確に示されている
42 多義的ではなく,一義的に書かれている
43 事実関係が時系列で整理されている
44 当事者の主張が整理されている
第3章 論理的だといわれる文章を書く技術
45 接続詞が適切に使われている
46 裁判官の思考パターンにのっとっている
47 理由がきちんと書かれている
48 問題提起がきちんとされている
50 根拠となる判例が示されている法解釈が争点になっ
51 2回目に登場したときには「上述のとおり」を入れている
52 法解釈と事実認定が区別されている
53 規範とあてはめが区別されている
54 形式面と実質面の双方から主張が展開されている
55 必要性と許容性の双方から主張が展開されている
56 原則論と例外論を区別して主張が展開されている
57 客観面と主観面を区別して主張が展開されている
第4章 読み手の心を動かす文章を書く技術
58 身近な問題として感じられる工夫がされている
59 当事者がいかにひどい目にあったのかがリアルに伝わってくる
60 憲法の理念や原理原則が踏みにじられる危険が書かれている
61 形式的な法律論が常識論に反することが示されている
62 権威(学説・最高裁判決)が的確に示されている
63 統計データ・数字が示されている
第5章 訴訟で勝つための文章を書く技術
64 判決に書くべき素材を十分に提供している
65 複雑な事案をわかりやすく伝えている
66 最も重要なポイントを自然に伝えている
67 国民感情に反することが指摘されている
68 公平ではないことが指摘されている
69 相手の立場では判決を書けないハードルが示されている
70 多くの人に支持されていることが示されている
71 社会問題であることが示されている
第6章 説得力のある論文を執筆する技術
72 論文のテーマ
73 論文の構成
74 論文の形式
75 論文の意義
76 脚注や文献等の表記
第7章 文章技術を高めるために参考になる主な書籍
77 野口悠紀雄『「超」文章法』(中公新書)
78 倉島保美『書く技術・伝える技術』(あさ出版)
79 岩淵悦太郎編著『悪文 第三版』(日本評論社)
80 田中豊『法律文書作成の基本』(日本評論社)
81 スティーブン・D・スターク=小倉京子訳『訴訟に勝つ実践的文章術』(日本評論社)
82 バーバラ・ミント(著)=グロービス・マネジメント・インスティテュート(監修)=山﨑康司(訳)『新版 考える技術・書く技術』(ダイヤモンド社)
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