- 発売日
- 2021年12月13日
- 出版社
- 日本法令
- 編著等
- 南部朋子、平井佑希
・著作権の基礎知識(とくに企業実務で問題になりやすい論点) ・著作権侵害に当たるかどうかの判断のしかた ・自社が著作権を侵害しないための予防法 ・自社が著作権を侵害されたときの対応法(訴訟内/外) など、「著作権侵害についての前提知識と、いざ侵害案件が降ってきたときの対応法」を解説。実務上重要な裁判例を数多く解説するほか、警告書・訴状の例を収録。企業で法務・知財を担当する方や、ふだん著作権案件を扱う機会の少ない弁護士の方などにオススメします。
目次
表紙
はしがき
Contents
第1部 著作権の基本的知識
第1章 「著作権」と著作権法で規定する権利
1 用語「著作権」の意味
2 著作権法で保護されている権利
3 他の知的財産権との比較にみる著作権の特徴
第2章 著作者の権利
1 著作権(著作財産権)の概要
2 著作権:複製権
3 著作権:公衆送信権
4 著作権:譲渡権
5 著作権:翻訳権、翻案権等
6 著作権:二次的著作物の利用に関する原著作者の権利
7 著作者人格権の概要
8 公表権
9 著作者人格権:氏名表示権
10 著作者人格権:同一性保持権
第3章 著作隣接権者の権
1 根拠条文
2 種類・内容
3 特徴
4 著作隣接権から除かれている権利
第4章 出版権
1 根拠条文
2 内容
3 出版権者の義務
4 裁判例
第5章 著作物
1 著作物の定義
2 二次的著作物
3 編集著作物とは
4 データベースの著作物とは
5 著作物性に関する裁判例:言語の著作物
6 著作物性についての裁判例:写真の著作物
7 著作物性に関する裁判例:図形の著作物
8 著作物性に関する裁判例:美術の著作物(実用品)
第6章 著作者
1 著作者の定義
2 職務著作
3 共同著作物の著作者
4 映画の著作物の著作者
第7章 著作権者
1 根拠条文
2 映画の著作物の著作権者
3 裁判例
第8章 著作権の制限
1 著作権の制限の概要
2 私的使用のための複製
3 引用
4 転載
5 写り込み
6 非営利上演等
7 公開の美術
第9章 権利の保護期間
1 著作権の保護期間
2 外国人を著作者とする著作物の著作権保護期間
3 著作者人格権の保護期間
4 著作隣接権の保護期間
第10章 著作権の譲渡及び消滅
1 著作権の譲渡
2 著作権の消滅
第2部 著作権案件への対応
第11章 著作権侵害か否かの考え方(フロー)
1 著作物か
2 著作者は誰か
3 著作権は誰に帰属しているか
4 著作権は残存しているか
5 支分権該当行為があるか
6 その行為主体は誰か
7 利用許諾はあるか
8 権利制限規定に当てはまるか
9 権利侵害の場合の効果
第12章 著作者人格権侵害か否かの考え方(フロー)
1 公表権
2 氏名表示権
3 同一性保持権
第13章 著作権、著作者人格権以外の権利
1 みなし侵害(著作権法113条)
2 みなし非侵害(著作権法113条の2)
3 著作隣接権
第14章 著作権等を侵害しないためには
1 基本的な考え方のフロー
2 必要性を再度考える
3 著作物利用の際のクリアランス
第15章 法律相談時の聞き取り等のポイント
1 全体的な注意点
2 創作の経緯などの聞き取り
3 権利関係などの確認
4 獲得目標の確認
5 多様な権利を想定した聞き取り
第16章 訴訟外における著作権等侵害事案の対応
1 侵害通知
2 侵害通知に対する回答
3 裁判外での和解
第17章 著作権等侵害訴訟
1 国際裁判管轄と準拠法
2 国内裁判管轄
3 著作権侵害訴訟の審理手続の特色
4 訴状
5 答弁書など
6 訴訟の終結
第18章 著作権侵害訴訟以外の紛争解決手段
1 著作権侵害差止めの仮処分
2 知財調停
3 その他の紛争解決手段
第19章 インターネット上での著作権侵害
1 関係者の調査
2 インターネット経由での侵害通知の発送
3 発信者情報開示請求
引用裁判例の出典
参考文献
著者略歴
奥付