BUSINESS LAWYERS LIBRARY

就活前に知っておきたい サクッとわかる労働法

発売日
2024年03月21日
出版社
日本法令
編著等
笠置裕亮、有野優太

若い世代が働きに出るとき、自身を守るために真っ先に必要となるのが労働法の知識です。働く人々を守るといわれる労働法とは、どのような内容なのか、就職活動を始める前に知っておきたいところです。しかし、労働法の書籍は多くあるものの、人事担当者や法学部生(=法律を勉強したことがある方)を対象としたものがほとんどです。そこで本書では、まったく社会経験もなく、法律について学んだことがない学生に向け、労働法をやさしく解説します。最小限の労力で労働法の要点を掴めます。就活前~就活中、入社が近いという学生の皆さんにおすすめの1冊! 

目次

表紙

はじめに

もくじ

第1章 労働法の役割

Ⅰ 労働法、はじめの一歩

1 働くことの意味とは

2 労働法がある意味とは

Ⅱ 憲法と労働法、各職場でのルール

1 憲法と労働法

2 民法との違い

3 各職場でのルールを定めるもの

Ⅲ 労働法は誰に適用されるか

1 労働法が適用されるのは「労働者」

2 労働者かどうか、2つの考え方

Ⅳ 労働基準法上の労働者

1 労働基準法上の労働者とは

2 労働者性の判断要素

3 実態から判断する

Ⅴ 労働組合法上の労働者

1 労働組合法上の労働者とは

2 労働者性の判断要素

3 労働組合法上の労働者が認められる意義

第2章 働くときのルール

Ⅰ 法律が定めるルール

1 様々な法律から成る労働法

2 分野ごとの主なルール

Ⅱ 労働協約、就業規則、労働契約で定めるルール

1 労働協約で定めるルール

2 就業規則で定めるルール

3 労働契約で定めるルール

Ⅲ ルールの優先順位

ルールには優先順位がある

Ⅳ 労働条件の一方的な変更

1 労働条件を一方的に変更されてしまった場合には?

2 労働条件の変更を受け入れてしまった場合には?

3 異動を命じられた場合には?

第3章 賃金・労働時間に関する法律

Ⅰ 賃金

賃金とは

Ⅱ 賃金に関するルール

1 支払い方に関するルール

2 契約内容の明示に関するルール

3 金額に関するルール

Ⅲ 賃金の減額

1 賃金の減額が認められる場合とは

2 賃金の減額に同意している場合

Ⅳ 賃金が支払われないとき

1 消滅時効に注意

2 使用者が倒産や廃業をしてしまった場合には?

Ⅴ 賞与

1 賞与(ボーナス)とは

2 賞与請求のハードル

コラム① つながらない権利

Ⅵ 退職金

1 退職金とは

2 退職金の不支給

Ⅶ 労働時間、休憩時間

1 労働時間とは

2 休憩時間とは

Ⅷ 残業代

1 残業代とは

2 固定残業代に注意

3 管理監督者とは

第4章 非正規雇用に関する法律

Ⅰ 短時間労働者、有期雇用労働者、派遣労働者

1 短時間労働者、有期雇用労働者とは

2 派遣労働者とは

Ⅱ 正社員との待遇差

1 非正規労働者に共通する待遇の格差問題

2 違いに応じた待遇にしなければならない

3 待遇ごとに不合理か否かを判断する

4 実態に即して判断する

5 使用者には待遇格差について説明する義務がある

Ⅲ 無期転換

1 無期転換ルールとは

2 無期転換ルールの注意点

3 無期転換後の労働条件

コラム② シフト制で働くときのよくある相談

第5章 職場のハラスメントに関する法律

Ⅰ 職場のハラスメント

1 職場のハラスメントとは

2 被害を受けた場合の代表的な法的手段

Ⅱ ハラスメント被害による労働災害

1 労働災害(労災)とは

2 労災と認められることの意味

3 悪質なハラスメントが原因の労災認定

4 ハラスメントが原因の労災の調査は時間がかかる

5 セクハラ事案の調査の留意点

6 証拠が大切

第6章 解雇・雇止めに関する法律

Ⅰ 解雇

1 解雇するには正当な理由が必要

2 解雇は3種類に分けられる

Ⅱ 解雇されたときの対処法

1 解雇理由証明書を請求して、働く意思を示す

2 離職票をもらって失業給付を受給する

3 退職前提とみなされる行動はしない

コラム③ それって本当に解雇? ―退職勧奨にご用心―

Ⅲ 内定取消、本採用拒否

1 内定取消にも正当な理由が必要

2 内定取消が認められる理由とは

3 試用期間後の本採用拒否

コラム④ ブラック企業の見分け方

Ⅳ 雇止め

1 有期労働契約と雇止め

2 雇止めをめぐる規制

3 雇止めへの対処法

4 更新回数・通算期間に制限がある場合

5 期間途中の解雇

第7章 退職に関する法律

Ⅰ 辞職、合意退職

1 職業選択の自由

2 辞職の取消し

3 合意退職と受け取られないように注意

Ⅱ 退職時のトラブル

1 スムーズな退職の仕方

2 損害賠償や罰金を請求された場合

Ⅲ 雇用保険

1 再就職までの生活を支える雇用保険

2 特定受給資格者とは

3 特定理由離職者とは

4 離職票の内容に異議がある場合の対応方法

第8章 労働トラブルの解決方法

Ⅰ 解決のための3つの手段

1 話し合い(交渉)による解決

2 労働組合とは

3 行政機関(労基署)による解決

4 司法機関(裁判所)を通じた解決

おわりに

奥付

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