BUSINESS LAWYERS LIBRARY

国際課税の規範実現に係るグローバル枠組み

発売日
2017年05月29日
出版社
法令出版
編著等
荒木知

OECD及びADBの2つの国際機関で税の問題を担当した経験を持つ著者が、国際課税問題に対する国際的な規範、スタンダードを形成し、各国政府において実施するプロセスに様々な国際機関がどのように関わっているかを、豊富な資料やデータを基に、詳細に考察。

目次

表紙

目次

第1章 問題意識

第1節 問題の背景

(1) 国際課税にとっての国際的規範

(2) 国際的規範と行政法

(3) 考察対象

第2節 先行研究との関係

(1) 先行研究の類型

(2) 先行研究との関係

第3節 研究の独創性

第4節 研究の手法

第5節 本書の構成

第2章 国際課税に係る国際的な規範を巡る背景と現状

第1節 国際課税問題と問題へのアプローチ

(1) 国際課税問題

(2) 国際課税問題へのアプローチ

第2節 国際課税に係る国際的な規範

(1) 国際的な規範

(2) ソフトロー

(3) 税分野におけるソフトロー

(4) 国際課税分野における国際的規範

第3節 国際課税に係る国際的規範を巡る背景

(1) 黎明期

(2) 国際連合からOECDへ

(3) 移転価格ガイドライン

(4) いわゆるタックスヘイヴンを含む有害税制への取り組み

(5) 国際金融危機とG20

(6) BEPSプロジェクト

第4節 プレG20時代からG20時代へ

第3章 金融財政分野における国際的な規範実現モデル

第1節 国際的な規範実現モデルに係る先行研究

第2節 政府機関ネットワークの役割

(1) 政府機関ネットワークによるグローバルガヴァナンス

(2) 政府機関ネットワークの類型

(3) 政府機関ネットワークの機能

(4) ネットワーク理論

第3節 国際機関の分類

(1) 国際機関の重要性

(2) メンバーシップによる国際機関の分類

(3) 国際金融規制に係るケーススタディ

第4節 国際金融法に係る機構モデル

(1) グローバル金融機構の概観

(2) 機構モデルを構成する国際機関・枠組み

(3) 国際金融規制システムの特徴

第5節 G20時代における国際課税と国際金融規範に係る機構モデル

(1) 国際課税規範の制定に係る機構モデル

(2) 国際課税規範と国際金融規範に係る機構モデル

第6節 国際的規範に係る機構モデルの課題

第4章 国際課税規範の実現過程と機構モデルのプレイヤー

第1節 問題の所在

第2節 アジェンダ支持者

(1) 首席フォーラムとしてのG20

(2) G7の役割

(3) アジェンダ支持者の構成組織

第3節 スタンダードセッターとしての国際機関

(1) 国際課税規範の形成

(2) OECD

(3) 国際連合

第4節 モニター

(1) モニターの役割

(2) 有害税制プロジェクトにおけるピア・レヴュー

(3) 税に係る透明性と情報交換に関するグローバルフォーラム

(4) BEPSプロジェクトに係るモニタリング

第5節 助力者

(1) 助力者の役割を果たす機関

(2) IMF

(3) 世界銀行グループ

(4) 国際機関間の連携の動き

(5) 地域開発金融機関

(6) 二国間援助機関

(7) 税務行政当局間の地域協力組織・枠組み

第6節 実施者としての各国税務当局

(1) 租税政策と税務行政

(2) 国際規範実施に係るケーススタディ

第7節 国際課税規範実現に係るプレイヤーの特徴

第5章 開発途上国との協働と地域協力組織・枠組みの役割

第1節 税と開発

(1) 開発途上国とのエンゲイジメント

(2) プレG20時代における国際課税規範と開発途上国

(3) G20時代における国際課税規範と開発途上国

(4) 開発アジェンダとしての税

第2節 税務行政当局間の地域協力組織・枠組みの役割

(1) 地域協力組織・枠組みへの期待

(2) 主な税務行政当局間の地域協力組織・枠組み

(3) 地域協力組織・枠組みの役割

第3節 金融分野における国際的規範と地域協力組織

(1) 金融分野における国際的規範への取り組み

(2) FATFとマネーロンダリング規制

(3) FATFの活動に関する地域協力枠組み

(4) IOSCOと証券市場規制分野における国際的規範

(5) IOSCOの地域委員会

第4節 地域協力組織の役割

第6章 結論

第1節 国際課税分野における規範実現に係る機構モデル

(1) 研究のまとめ

(2) 国際課税規範の観点からの新たな機構モデル

(3) 機構モデルにおける構成要素間の関係

第2節 国際課税規範に係る機構により何が解決されるのか

(1) 国際課税規範に係る機構が解決する問題

(2) 国際課税規範の実現メカニズムの何が問題であったのか

(3) 国際課税規範に係る機構はどのように問題を解決するのか

第3節 国際課税規範に係る機構モデルの意義

第4節 国際課税規範に係る機構モデルは機能するのか

(1) 機構モデルの叙述性と規範性

(2) 機構モデルは継続して機能するのか

(3) 機構モデルが機能しないことによるリスク

第5節 研究がもたらす示唆

第6節 結語

奥付

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