BUSINESS LAWYERS LIBRARY

会社を伸ばす株主還元

発売日
2019年05月28日
出版社
中央経済社
編著等
石川 博行

株主配当、自社株買い、株主優待のうち、会社を本当に成長させる株主還元はどの方法なのか。それぞれの株主還元に対する株式市場の評価等に関する証拠を実証的に解釈する。

目次

表紙

目次

第1章 株主優待制度の本質

第1節 はじめに

第2節 分析方法

⑴ 先行研究との関係

⑵ 操作変数法

⑶ サンプルとデータ

⑷ 基本統計量と相関係数

第3節 分析結果

⑴ 第1段階の推定結果

⑵ 第2段階の推定結果

第4節 追加的な分析

⑴ 経年変化

⑵ 株主数の変化率

⑶ 株式市場の評価

第5節 要約

第2章 自社株買い企業の実態

第1節 はじめに

第2節 自社株買い企業の財務的特徴

⑴ 単変量分析

⑵ 多変量分析

第3節 自社株買い企業の将来業績

⑴ 自社株買い企業のROE 推移

⑵ コロボレーション効果との関係

第4節 自社株買い企業に対する市場の期待

第5節 要約

補章A 期待リターンと期待成長率の同時逆算法

第1節 はじめに

第2節 同時逆算の新たなアプローチ

第3節 日本企業のROEと資本コスト

第4節 増配企業と減配企業の資本コスト

第5節 要約

第3章 特別配当と記念配当

第1節 はじめに

第2節 特別配当の実態調査

⑴ 特別配当実施企業の割合

⑵ 特別増配企業の割合

⑶ 特別配当の実施回数と実施内容

⑷ 特別配当の実施理由

⑸ 特別配当の柔軟性

⑹ 特別配当の拘束性

第3節 特別配当の利益関連性

⑴ 分析方法

⑵ 分析結果

第4節 特別配当の価値関連性

⑴ 分析方法

⑵ 全体的な分析結果

⑶ コロボレーション効果の分析結果

第5節 特別配当の利益予測能力

⑴ 分析方法

⑵ 全体的な分析結果

⑶ コロボレーション効果の分析結果

第6節 要約

第4章 異常発生高や特別損益との関係

第1節 はじめに

第2節 利益の持続性と配当政策

⑴ 会計発生高と利益の持続性

⑵ 利益の持続性と配当政策の関係

第3節 利益の質がコロボレーション効果に与える影響

⑴ 分析方法

⑵ 分析結果

第4節 要約

補章B Backing out method

第1節 はじめに

第2節 Backing out methodの先行研究

第3節 Portfolio approachの問題点

第4節 Representative approachの問題点

第5節 要約

第5章 資本剰余金配当とマイナス連結剰余金配当

第1節 はじめに

第2節 資本剰余金配当に対する市場の評価

⑴ 資本剰余金配当企業の財務プロフィール

⑵ 分析方法

⑶ 分析結果

第3節 マイナス連結剰余金配当に対する市場の評価

⑴ 分析方法

⑵ 分析結果

第4節 要約

終章 結論と展望

第1節 発見事項の要約

⑴ 株主優待制度の本質

⑵ 自社株買い企業の実態

⑶ 配当,利益,資本の質が配当のシグナル効果に与える影響

第2節 本書の意義

第3節 本書の結論

⑴ 株主優待制度の廃止を検討すべきである

⑵ 洗練された外国人株主の開拓が重要である

⑶ 株主還元の王道は配当である

⑷ 高品質な配当,利益,資本に裏付けられた増配は市場の評価が高い

第4節 今後の研究課題

⑴ 株主構成と経営者交代の関係を分析する

⑵ 個別企業ベースでの同時逆算法を適用する

⑶ 利益の質の観点からコロボレーション効果の証拠を蓄積する

引用文献

索引

奥付

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