BUSINESS LAWYERS LIBRARY

アート・ローの事件簿 美術品取引と権利のドラマ篇

発売日
2023年04月20日
出版社
慶應義塾大学出版会
編著等
島田 真琴

小説より面白い 名画・美術品の裁判! 「岩窟の聖母」の報酬裁判? メイプルソープの写真はわいせつ? ピカソ、レオナール・フジタの作品は掲載できない? アートをめぐる取引、作家の権利はどう判断されているのか。アートマーケットが盛況のいま、比例して美術品に関する裁判事件も増加している。アートと著作権、外国の美術館からの取り戻し、環境保全に関する事件など、特にアートとマーケットにかかわる数々の裁判事件を紹介する。美術品にまつわる事件の「面白さ」に加え、アート法の世界を楽しむことのできる1冊。

目次

表紙

はしがき

目次

Ⅰ アートの取引をめぐって

事件01 ダ・ヴィンチ「岩窟の聖母」制作の報酬

事件02 ダ・ヴィンチの素描画「聖母子、聖アンナと羊」の売却委託の手数料?

事件03 ダ・ヴィンチ「サルバトール・ムンディ」等の取引?

事件04 カラバッジョ「トランプ詐欺師」と一流オークションハウスの義務

Ⅱ アートの著作権

事件05 レオナール・フジタ作品は書籍、展覧会図録に掲載できるのか?

事件06 ピカソ「曲芸師と幼いアルルカン」等は展覧会の宣伝に利用できるのか?

事件07 ジェフ・クーンズ「ストリング・オブ・パピーズ」、「ナイアガラ」と著作権の侵害?

事件08 リチャード・プリンスのコラージュ作品「カナルゾーン・シリーズ」と写真集『イエス、ラスタ』の著作権

事件09 モノクロ写真に着色したウォーホル「プリンス・シリーズ」とプリンス肖像写真の著作権

コラム 名画にトマトスープ

コラム NFTアート取引のリスク

Ⅲ 外国の美術館が収蔵する略奪品の取戻し

事件10 アンリ・マティス「ダンス」、「音楽」は取り戻せるか?

事件11 アメリカに貸し出されたマレーヴィチ「シュプレマティスム・コンポジション」の行方?

事件12 グスタフ・クリムト「アデーレ・ブロッホ= バウアーの肖像Ⅰ」の奪還

事件13 カミーユ・ピサロ「サントノーレ通り、午後、雨の影響」をめぐる攻防

Ⅳ アートと表現の自由

事件14 メイプルソープの写真作品はわいせつか?

事件15 「センセーション展」は公共の施設で開催できないのか?

事件16 「表現の不自由展・その後」はハラスメントか?

事件17 赤瀬川原平「模型千円札」は芸術か、犯罪か?

コラム バンクシーの失敗?

Ⅴ アート・文化財・環境の保全

事件18 クリストとジャンヌ・クロード「オーバー・ザ・リバー」は環境破壊なのか?

事件19 「ストーンヘンジと関連遺跡群」を横切る車道を地下トンネル化できるか?

事件20 イサム・ノグチ「新萬来舎」と「ノグチ・ガーデン」は移築できるか?

参考文献

美術関連の参考資料

奥付

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