BUSINESS LAWYERS LIBRARY

実践講座 民事控訴審

発売日
2023年04月01日
出版社
日本加除出版
編著等
佐藤陽一

控訴の提起から判決までの留意点やポイントを弁護士/裁判官の視点から徹底解説。 →控訴の提起や控訴審における主張立証、和解の準備などについては、訴訟代理人である弁護士の活動の観点から、控訴審の審理、和解勧告のあり方や控訴審判決の起案などについては、裁判官の観点から解説。 →「どのように民事控訴審の手続を進めればよいのか」「どういうことに注意をして訴訟活動や期日の準備をすればよいのか」がわかる。検討順序・検討方法、準備の仕方などのノウハウを多数掲載。

目次

表紙

目次

第1章 講座の進め方について

1 講義形式について

2 受講生自己紹介

第2章 控訴(附帯控訴)の提起

1 控訴(附帯控訴)の検討

⑴ 第一審判決前の予想

⑵ 第一審判決の徹底的検討

⑶ 判決の明らかな誤記や脱漏がある場合について

⑷ 当事者への説明について

⑸ 一部控訴の検討

⑹ 附帯控訴の検討

2 控訴状の作成

⑴ 控訴状

⑵ 控訴期間

⑶ 控訴状を提出する裁判所

⑷ 控訴状以外に提出するものについて

3 執行停止の申立て

⑴ 仮執行宣言の申立てがある場合の対応について

⑵ 仮執行宣言付判決への対応

⑶ 執行停止の要件

⑷ 担保の額

⑸ 担保の方法

第3章 控訴から控訴理由書作成まで

1 控訴審から訴訟代理人を受任する場合

⑴ 事情の聴取と記録の引継ぎ検討

⑵ 第一審の訴訟記録の閲覧謄写の準備

⑶ 閲覧謄写の対象

⑷ 情報の宝庫である第三分類

2 第一審から引き続き訴訟代理人を受任する場合

⑴ 改めて第一審での訴訟活動を見直す

⑵ 第一審判決の吟味の方法について

⑶ 心証の雪崩現象について

⑷ あるべき資料があることとあるべき資料がないこと(原則と例外)

⑸ 様々な角度からの検討と検討の視座としての「事案の枢要」

⑹ 記録の閲覧謄写の補論

3 控訴裁判所からの進行の問合せ

⑴ 控訴状審査

⑵ 不適法な控訴について

⑶ 控訴状の送達、第一回口頭弁論期日の指定と期日進行の問合せ

第4章 控訴理由書

1 控訴審の構造

⑴ 続審制

⑵ 第一審判決の意義と位置づけ

2 第一審での主張の再検討

⑴ まずは第一審の振り返り

⑵ 記録の検討の方法

⑶ 主張の遺脱などを見つけた場合の注意

⑷ 第一審判決の認定判断の構造からの検討

⑸ 新たな主張の検討

⑹ 相手方の主張について

3 第一審での証拠の再検討

⑴ 第一審判決の認定判断の吟味

⑵ 法廷供述の意義(陳述書の功罪と活用)

⑶ 第一審判決の認定を吟味した後の対応

⑷ 証拠の証明力の減殺について(消極的証拠の探索)

⑸ 新証拠と従前の証拠との整合性について

⑹ 立証の準備

⑺ 相手方の立証の予想

4 控訴理由書の構成

⑴ 構成を考えるに当たっての大前提となる審判の対象

⑵ 訴訟要件が問題となる事案の場合

⑶ 訴えの変更の検討

⑷ 事案の枢要

⑸ 和解へのいざない

⑹ その他の注意

第5章 答弁書及び控訴理由書に対する準備書面

1 控訴審での応訴の準備

⑴ 基本的スタンス

⑵ 第一審勝訴を当たり前としない

2 控訴答弁書

⑴ 基本的なスタンス

⑵ 訴訟費用の負担について

3 控訴理由書に対する準備書面

⑴ 基本的スタンス

⑵ 第一審判決を過大評価してはならない

⑶ 控訴人の訴え変更(取下げ)に対する機敏な応答

⑷ 控訴理由書に対する答弁反論が間に合わない場合の処置

4 反訴の提起

5 仮執行宣言及び仮執行免脱宣言の申立て

6 保全処分命令の申立て

第6章 第一回口頭弁論期日まで

1 控訴裁判所の準備

⑴ 新件の審査に当たって訴訟要件などのチェック

⑵ 第一審判決の当否の検討に当たっての二つの手法

⑶ 控訴理由書の提出を待ってからでは遅い

⑷ 控訴審における合議について

⑸ 控訴裁判所としての審理の基本

⑹ 早期の期日指定について

2 期日前の和解勧告について

3 期日指定と送達

第7章 控訴審第一回口頭弁論期日

1 期日の原則的な要領

⑴ 控訴審の審理の範囲の確定と第一審における口頭弁論の結果の陳述

⑵ 細心の注意を払って第一審における口頭弁論の結果の陳述

⑶ 控訴理由とそれに対する反論

⑷ 控訴審における新たな証拠

⑸ 期日の終了─結審と続行の分かれ道

2 当事者が欠席した場合の期日の進行について

⑴ 当事者双方の欠席

⑵ 当事者一方の欠席

3 期日における当事者の陳述について

⑴ 期日の弁論

⑵ 控訴裁判所からみた当事者本人の出頭

4 差戻審

第8章 控訴審続行期日

1 口頭弁論期日(弁論準備手続の期日)

⑴ 第一審で実質的審理がされていない場合など

⑵ 控訴審における審理の範囲や対象の変更

⑶ 弁論準備手続の期日

⑷ 控訴審における証拠調べについて

第9章 控訴審における和解

1 和解勧告を受ける訴訟代理人の立場から

⑴ はじめに

⑵ 控訴代理人としての基本的なスタンス

⑶ 被控訴人の和解へのインセンティブ

2 和解勧告をする控訴裁判所のインセンティブ

⑴ 紛争の抜本的な解決への道

⑵ 第一審判決の存在と当事者の和解への姿勢の尊重

⑶ 控訴裁判所の主導的和解

⑷ 第一回口頭弁論期日における和解勧告

⑸ 敗訴となる側に対する説得

⑹ 控訴棄却事案における勝訴する側(被控訴人)に対する説得

⑺ 第一審判決取消(変更)の事案で勝訴する側に対する説得

3 控訴審での和解条項について

第10章 控訴審判決

1 問題の所在

2 控訴棄却判決

⑴ 第一審判決の理由の差替えの場合の求釈明について

⑵ 控訴審で訴えの取下げがあった場合

⑶ 控訴審で請求の拡張があった場合

3 第一審判決の全部取消判決

4 第一審判決の一部取消判決

⑴ 基本的な心構え

⑵ 訴えの併合がある場合

5 第一審判決の変更判決

⑴ はじめに

⑵ 一部取消判決の主文例

⑶ 変更判決の主文例

⑷ 不利益変更の禁止との関係

6 控訴審における新たな訴えに対する判決

7 不利益変更の禁止

⑴ はじめに

⑵ 訴えの併合の場合

⑶ 相殺が問題となる事例

⑷ 不利益変更禁止の例外

8 第一審判決の引用とその功罪

⑴ 全面的引用

⑵ 一部引用と付加訂正に対する批判

⑶ 一部引用と付加訂正が続く理由について

9 訴訟費用の裁判

10 仮執行宣言及び仮執行免脱宣言

11 最高裁判所への移送決定

第11章 上告又は上告受理申立てに伴う執行停止の申立て

1 法の定める要件

2 各要件について控訴に伴う執行停止との比較検討

番外講座1 判決の言渡し

1 判決の言渡しの実情などについて

2 言渡しの延期変更について

3 判決の代読について

4 判決の言渡しの傍聴及び送達を受けることについて

5 判決の言渡しのテレビ放映について

番外講座2 口頭弁論調書の証明力について

1 はじめに

2 口頭弁論調書の絶対的な証明力

⑴ 口頭弁論の方式に関する規定の遵守

⑵ 口頭弁論の方式とは

3 口頭弁論調書の活用

⑴ 調書の記載

⑵ 記録の閲覧謄写

4 口頭弁論調書の訂正

⑴ 口頭弁論調書の成立

⑵ 口頭弁論調書の訂正の限界

番外講座3 釈明について

1 釈明権の行使、不行使

2 釈明権行使の限界

3 釈明義務違反

⑴ 釈明義務

⑵ 別個の請求原因についての具体的な法律構成を示唆

⑶ 第一審で申請されたものの採用されなかった証拠について控訴審では申請されなかったが、申請され採用されていれば結論に影響があり得るとされた事例

⑷ 相手方の不利益陳述

番外講座4 和解

1 早期の和解勧告について

2 心証形成後の和解勧告

3 裁判官及び訴訟代理人の言動について

4 心証の開示

⑴ 詐欺的心証の開示

⑵ 心証の変更

5 当事者の対席

⑴ 実情について

⑵ 国際的な視点

6 強迫的和解

7 地域性について

8 和解条項

⑴ 和解条項を裁判所任せにしない

⑵ 裁判所としても条項のリスクは引き受けられない

⑶ 清算条項

⑷ 口外禁止条項

⑸ 保全処分がある場合の担保取消しに関する条項

9 その他

⑴ 特別授権事項

⑵ 尋問調書の省略の同意

番外講座5 経験則を学ぶ

1 はじめに

⑴ 経験則の支配

⑵ 経験則の実践的な意義について

⑶ 経験則について学ぶために

2 判決事例から経験則を学ぶ(書証の性質及び内容から高い証明力を認める)

⑴ 判決及び判決要旨

⑵ 事案の概要

⑶ 考察

3 判決事例から経験則を学ぶ(相手方の内部事情が争点となる場合の弾劾)

⑴ 判決及び判決要旨

⑵ 事案の概要

⑶ 考察

4 判決事例から経験則を学ぶ(通常の公文書の作成及び保管の過程で生じたとされる文書作成者の署名押印の欠缺)

⑴ 判決及び判決要旨

⑵ 事案の概要

⑶ 争点及び判断の概要

⑷ 考察

⑸ まとめ

5 判決事例から経験則を学ぶ(契約文言の形式的解釈と実質的解釈について)

⑴ 判決及び判決要旨

⑵ 事案の概要

⑶ 考察

⑷ まとめ

⑸ 経験則と釈明

参考判例

事項索引

判例索引

条文索引

あとがき

著者略歴

奥付

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