- 発売日
- 2017年12月30日
- 出版社
- 三修社
- 編著等
- 松岡 慶子
不動産、機械、商品在庫の担保の取り方から連帯保証、物上保証までを解説。リスクを回避し、迅速、確実に回収する方法満載。時効、保証、債権譲渡、弁済、相殺など、平成29年の民法改正に完全対応。債権管理、回収問題で頭を悩ませている担当者必携の書!
目次
表紙
はじめに
Contents
第1章 担保制度の基本
1 担保とはどんなものなのかを知っておこう
2 法定担保物権について知っておこう
3 その他の回収手段について知っておこう
4 各種回収手段の長所と短所を知っておこう
相談 乙区の記載事項と読み方がよくわからな
相談 融資に際して担保をとる場合にはどんな方法があるか
相談 債権を借金の担保にする方法はあるか
相談 債務者以外の第三者の財産を担保にしたい場合
第2章 債権回収の実務
1 無担保債権の回収はどうする
相談 他人の強制執行に便乗する方法
2 裁判所を通さない担保権の実行方法について知っておこう
3 取引先の信用調査をする
4 債権の時効消滅に注意する
相談 他人の債務について抵当権を設定した者の時効の主張
5 債務者の態度に応じて回収方法を変える
6 適切な書面作成をこころがける
7 公正証書で契約書を作れば効力を強化できる
8 トラブルになったら内容証明郵便を出す
9 支払督促で回収を図る
10 話し合いができるなら民事調停を活用する
11 訴訟を起こす場合には何に気をつけるか
12 少額訴訟手続について知っておこう
13 手形訴訟・小切手訴訟について知っておこう
Column 即決和解とは
第3章 債権保全・執行手続
1 保全手続とはどんな手続きなのか
2 強制執行について知っておこう
相談 強制執行の対象に第三者の所有物があった場合
3 財産開示手続について知っておこう
4 強制競売について知っておこう
5 強制管理による執行という手段もある
6 担保にとっている不動産を競売する
7 任意売却について知っておこう
相談 任意売却をした際に債権者が気をつけること
8 担保不動産収益執行について知っておこう
9 動産執行・動産競売について知っておこう
10 債権執行について知っておこう
11 責任財産の保全について知っておこう
Column 民法改正の影響と経過措置規定
第4章 保証・連帯保証・根保証のしくみ
1 保証について知っておこう
相談 主たる債務者の抗弁権を主張できるか
2 保証にはどんな種類があるのか
相談 貸金の根保証契約で限度額・期間の定めは必要か
3 保証人の資格や責任について知っておこう
相談 主たる債務者の資力に不安を感じている
相談 保証契約締結時から時間が経過したので保証人をやめたい
4 保証契約を締結する際の注意点について知っておこう
相談 融資に際して保証人を立てさせたいがどうすればよいか
相談 法人が保証人になれるか
相談 代表取締役をやめたときには保証人を辞めることはできるか
5 保証人からの回収を検討する際にこれだけはしておこう
相談 保証契約の無効、取消しができる場合
相談 消費者契約法による保証契約の取消し
相談 だまされて保証人になった
相談 債権譲渡で債権者が代わった場合の法律関係
6 連帯保証について知っておこう
相談 連帯保証と連帯債務とはどう違う
相談 連帯保証人がいる場合どんな方法で債権回収をすればよいか
相談 連帯保証人の資力の有無
相談 連帯保証人がいるのに保証会社をつける場合
相談 離婚した場合に連帯保証人をやめることはできないのか
7 物上保証のしくみや保証との違いについて知っておこう
8 保証人が支払った場合の法律関係について知っておこう
9 複数の保証人がいる場合の求償関係について知っておこう
相談 連帯保証人が債務を支払う場合
第5章 抵当権・根抵当権のしくみ
1 抵当権について知っておこう
相談 融資に際して抵当権を設定するにはどうすればよいか
相談 将来の貸金について抵当権を設定できるか
相談 住宅ローンを組んだときの保証会社の役割
相談 建物に設定した抵当権は雨戸や畳にも及ぶのか
相談 更地に抵当権を設定した後に建物が築造された場合
相談 抵当権を設定した土地で立木が伐採されているが
2 根抵当権について知っておこう
相談 根抵当権の設定契約上の注意点
3 抵当権はどのように実行されるのか
相談 抵当権などの担保権はどのように実行されるのか
相談 抵当権を設定する場合の登記の手続き
相談 抵当権設定の登記をしなくても優先的に弁済を受けられる
相談 債務者が抵当物件の管理を怠っている場合
相談 抵当物件が税務署に差し押さえられた場合
相談 仮差押の登記の後に抵当権の登記がなされている場合
相談 抵当物件が焼失した場合に抵当権はどうなるか
相談 抵当権消滅請求とはどんな制度なのか
第6章 譲渡担保・仮登記担保・所有権留保のしくみ
1 譲渡担保について知っておこう
相談 譲渡担保を設定するときの注意点
相談 動産競売開始許可の決定制度を利用できる場合
2 所有権留保・仮登記担保について知っておこう
相談 仮登記担保権を実行する場合にはどんな手続をとればよいか
相談 借金額より仮登記担保をつけた不動産の方が高額だった
第7章 債権譲渡・弁済・相殺のしくみ
1 債権譲渡と譲渡制限特約の関係について知っておこう
相談 譲渡制限特約付きの債権の債務者の供託
相談 債権譲渡を受けたがどんな手続が必要か
2 将来債権の譲渡、対抗要件について知っておこう
3 弁済について知っておこう
4 弁済の方法にはどのようなものがあるのか
相談 弁済目的物の供託はどのようにすればよいのか
5 弁済による代位がなされる場合について知っておこう
6 法定代位者相互の関係について知っておこう
7 相殺について知っておこう
8 債権譲渡と相殺の関係について知っておこう
第8章 支払猶予の申出や倒産の危険がある場合の対処法
1 債務者の危険信号を察知しよう
2 危険な債務者から債権をどうやって回収するのか
相談 倒産寸前の相手から未回収の売掛代金を回収したい
相談 支払猶予を頼まれたがどう対処すればよいか
相談 分割払いへの変更を求められたがどう対処すればよいか
相談 支払猶予の条件としてどのようなものが考えられるか
相談 借金の担保として手形が振り出される場合の注意点
相談 機械の売買代金の返済を貸金の返済に変更するとどうなる
3 倒産について知っておこう
相談 取引先が倒産したので売掛債権と借金を相殺したい
相談 融資先の会社が倒産したが代表者に返済を請求できるか
監修者
奥付