- 発売日
- 2020年01月01日
- 出版社
- 日本加除出版
- 編著等
- David WALSH(デービッド・ワルシュ)、田子 真也、別府 文弥、岩田 圭祐
国際ビジネス契約の基礎、外国の大企業との交渉術から、海外弁護士やクライアントのハンドリング、法務関係の翻訳‐通訳活用術まで、ニューヨークのローファーム勤務経験を有する岩田合同法律事務所のコンサルタントが、国際ビジネス取引における実践的なスキルを解説。実践的なビジネス英語の単語や文例、および「In Focus」「Case Study」「The Mental Toolbox」「 Takeaways」等の具体例と分析を交えながらメリハリを付けて解説。付録として、国際ビジネス契約時に確認すべきチェックリストの例や、スティーブ・ジョブズ氏のビジネスメールから学ぶ実践例を収録。
目次
表紙
はじめに
目次
Part 1 国際ビジネス契約
第1章 国際ビジネス契約とは
1 国際ビジネス契約の特徴
2 コモン・ローとエクイティ
3 日本と現代国際ビジネス契約
4 近代的かつ複雑な国際ビジネス契約の意義と重要性
5 国際ビジネス契約書を作成する際に忘れてはならない3つの重要な視点
第2章 国際ビジネス契約の構築方法
1 国際ビジネス契約のドラフティング
2 ステップ1─契約チェックリスト(The Contract Checklist)の作成
3 ステップ2 ─批判的な視点
第3章 国際ビジネス契約のドラフト
1 ひな型契約・モデル・ドラフト契約書の活用
2 契約書のひな型・モデル・ドラフト契約書の使用上の注意点
3 契約書用語および一般的なドラフトのルール
4 契約書の中核部分(Operative Provisions)について
5 一般条項について
第4章 契約書ドラフトを交換するときの留意点
1 なるべく早い段階で弁護士の関与を
2 契約書のドラフトを修正する(Redline╱Blackline)
3 Wordの「変更履歴」(Track Changes)を使用したRedlineプロセス
4 Track Changes使用の比較版作成時にしてはならないこと
5 その他のRedliningに関する注意点
6 Redliningは正確に ─相手方が正確にやっていることを前提としないこと
7 修正版作成に関する考察
8 最後に ─文書を外部に送信する前に
9 まとめ
Part 2 国際ビジネス契約の交渉
第5章 国際ビジネス契約の交渉の基本概念
1 基本的な交渉理論および用語
2 Getting to Yes ─原則立脚型交渉
3 国際的な交渉の難しさ
4 契約交渉担当者および弁護士の役割
第6章 交渉準備
1 概 論
2 交渉に当たって検討すべき事項
3 交渉の早い段階から弁護士に関与させることの重要性
第7章 交渉プロセス
1 交渉の典型的な流れ
2 論理的交渉
3 論理的交渉の基本ルール
4 仮定の質問による機会の創出
5 挑戦的な交渉のアプローチ ─SAT
6 ゴリアテ(Goliath)との交渉
7 交渉に関する最後のヒント
Part 3 外国環境での法律実務
第8章 海外クライアント,外国人弁護士との仕事
1 文化的差異の克服
2 外国人クライアントとの仕事のやり方
3 外国人弁護士との仕事のやり方
第9章 法と言語
1 法と言語の関係性
2 法律言語
3 英語と日本語の間の移動
4 2つの言語と法制度の間の移動における課題
第10章 翻訳者・通訳者との協働
1 翻訳と通訳に関する誤った通念
2 翻訳と通訳の共通点
3 翻訳者とその仕事
4 翻訳者との連携におけるベストプラクティス
5 通訳者とその仕事
6 通訳者との連携におけるベストプラクティス
第11章 専門的な英語スキルの育成
1 英語との闘い
2 英語力向上のための長期プログラム
3 学習テクニックに関する実践的提案
おわりに~法とあなたの将来
1 法曹に訪れる変化
⑴ 保守的な専門職
⑵ プロフェッショナリズムと法
⑶ 急速かつ根本的な変化
⑷ 将来の変化の萌芽
2 弁護士による独占の終焉
3 第三者による訴訟資金の提供
4 新しいテクノロジー
5 外部委託と将来のウーバー法律事務所
6 ブラック・スワン
7 あなたと法の将来
⑴ すべての若手リーガル・プロフェッショナルに向けて
⑵ ストレスと燃え尽き症候群
⑶ 健康的で成功する未来に向けて
Best of Luck of Our Readers!
付録
付録Ⅰ:契約チェックリスト
付録Ⅱ:交渉の事例~交渉の達人から学ぶ教訓~
交渉の事例~ジョブズ氏のe-mail~
執筆者紹介
奥付