- 発売日
- 2017年01月30日
- 出版社
- 日本評論社
- 編著等
- 泉 徳治、渡辺康行、山元 一、新村とわ
裁判所の要職を歴任した元最高裁判事が、憲法学者を聞き手に、そこで出会った人々の姿と、いま裁判所が果たすべき役割をいきいきと語る。
目次
表紙
はしがき
目次
I 法曹になるまで
1 幼年期
2 戦争体験
3 高校時代
4 京大時代から司法試験受験を経て
5 裁判官に任官
II 地裁時代、留学、「司法の危機」の時代
1 東京地裁刑事部に配属
2 心にくすぶる二つの事件
3 留学
4 司法行政について
5 人事局付の仕事
6 青法協問題
7 宮本康昭判事補再任拒否事件
8 人事局任用課長
9 在日韓国人の司法修習生採用問題に取り組む
10 東京地裁行政部
11 可部恒雄裁判官の思い出
III 最高裁調査官時代
1 「サラリーマン税金訴訟」―租税法分野における「合理性の基準」
2 最高裁の採用する違憲審査基準
3 香城理論の影響力
4 在宅投票制度廃止訴訟
5 旅券発給拒否取消請求事件
6 衆議院議員定数是正訴訟
7 参議院議員定数是正訴訟
8 合憲限定解釈の手法
9 調査官として出会った最高裁裁判官
10 調査官の仕事の周辺
IV 最高裁事務総局時代
1 秘書課長兼広報課長
2 民事局長兼行政局長
3 法廷内メモ訴訟
4 裁判所の地位向上のために尽力---矢口洪一判事との相違
5 人事局長---裁判官増員のために苦労する
6 司法制度改革審議会での事務総長説明
7 行政官や政治家で思い出に残る人物
8 愛媛玉串料判決の事前漏えい問題
9 愛媛玉串料判決への批判に対する抗議
10 多数意見と反対意見
11 寺西判事補事件
V 最高裁判事時代
1 最高裁判事への任命
2 最高裁判事就任時の記者会見と国民審査公報で述べた「裁判官としての心構え」への反応
3 婚外子相続分差別規定違憲訴訟判決
4 二〇〇四年参議院議員定数是正訴訟判決
5 二〇〇七年衆議院議員「一票の較差」訴訟判決
6 二〇一一年衆議院議員「一票の較差」訴訟判決
7 「二院制」と「全国民の代表」
8 在外邦人選挙権違憲判決
9 立法不作為に対する国家賠償の成立要件の変容と「ノミナルダメージ」の導入
10 国家賠償訴訟における憲法判断の有無
11 婚外子国籍確認訴訟判決
12 東京都管理職選考受験資格事件判決
13 「公権力行使」と「管理職」の意味
14 「生活ほっとモーニング」訂正放送等請求事件判決
15 船橋市立図書館図書廃棄事件判決
16 テレビ朝日ダイオキシン訴訟判決
17 横尾判事との判決行動の異同
18 事実上の大法廷審議
VI 退官後
1 法律事務所顧問
2 東京都議会議員定数是正訴訟で原告となる
3 司法の国際化
4 違憲審査基準の構築可能性
5 最高裁判決は「権利」よりも先に「制度」ありき
6 最高裁裁判官の国民審査制度
7 夫婦別姓訴訟判決
8 再婚禁止期間訴訟判決
9 九条問題
VII 最高裁の歴史
1 最高裁七〇年の歴史
2 第一期
3 第二期
4 第三期
5 第四期
6 最高裁調査官室の歴史
VIII 司法制度改革の成否と将来への提言
1 司法制度改革の中の裁判官制度改革
2 法科大学院制度の展望
3 最高裁の制度改革
4 次の世代のためになすべきこと
あとがき
奥付