BUSINESS LAWYERS LIBRARY

憲法パトリオティズムと現代の教育

発売日
2023年03月31日
出版社
日本評論社
編著等
斎藤一久

現代の教育問題を通じて憲法と教育の関係性に関する考察を深める書。

目次

表紙

はしがき

目次

第1章 憲法の普遍的価値と憲法を支えるもの

Ⅰ 憲法パトリオティズムの可能性の探求

1 憲法への愛着

2 憲法上の普遍的価値への愛着

3 憲法パトリオティズムをめぐる誤解

4 ドイツ憲法学における憲法パトリオティズムの議論

5 社会統合と天皇制

6 平和主義

7 憲法教育

8 市民的不服従

9 おわりに

Ⅱ 国民共通の意識としての愛国心と公共心

1 国家と心

2 21世紀を切り拓く心豊かでたくましい日本人?

3 愛国心

4 公共心

Ⅲ 国家統合の基盤としての宗教と政教分離原則

1 メインストリームとしての靖国問題

2 天皇と政教分離

3 目的効果基準の現在

4 少数派宗教と政教分離

5 政教分離の今後の展望

Ⅳ 教育の未来と憲法

1 条文イメージ(たたき台素案)の構造

2 26条改正の必要性

3 条文イメージ(たたき台素案)の背景

4 教育理念の憲法化

5 3つの教育理念

6 3項の法的性格

7 「教育環境の整備」の落とし穴

8 おわりに

9 補論――子どもの権利に関する憲法改正

第2章 ドイツ基本法と教育

Ⅰ ドイツの憲法と教育

Ⅱ ドイツにおける多文化社会と憲法

1 非「模範的世俗主義政体」モデルとしてのドイツ

2 第1次スカーフ判決後の動向

3 さらなる公共空間におけるイスラーム――ドイツから見たブルカ禁止法の評価

4 おわりに

Ⅲ ドイツ語正書法改革

1 はじめに

2 裁判における主要な争点

3 正書法改革とその経緯

4 連邦憲法裁判所の決定の要旨

5 言語に関する権利

6 親の教育権

7 国家・言語・学校

Ⅳ ブランデンブルク州の宗教代替教育(L-E-R)に関する和解

1 はじめに

2 和解案

3 和解案の内容

4 連邦憲法裁判所における和解

5 和解と州の改正学校法

第3章 日本国憲法と教育

Ⅰ 教育基本法改正と現代的諸問題

1 新教育基本法の成立

2 愛国心・公共心の明記

3 愛国心・公共心と憲法

4 教育基本法における宗教教育

5 教育基本法における政治教育

Ⅱ 18歳選挙権をめぐる憲法上の諸問題

1 はじめに

2 18歳選挙権

3 16歳選挙権

4 18歳被選挙権

5 不在者投票の問題

6 選挙運動と政治活動におけるR18

Ⅲ 憲法と教育内容の関係性――憲法教育をめぐる問題

1 はじめに

2 憲法教育をめぐる伝統的な対立軸

3 新しい世代からの再検討と再構築

4 憲法教育の限界と現代的課題

Ⅳ 憲法から教育内容へ――法教育という問題

1 はじめに

2 法教育

3 規範意識

4 おわりに

Ⅴ コロナ禍における憲法と学校

1 はじめに

2 一斉休校措置の経緯と混乱状況

3 一斉休校措置の効果

4 首相の要請の法的意味

5 首相の要請の問題点(1)

6 首相の要請の問題点(2)

7 コロナ禍における教育を受ける権利の確保に向けて

8 おわりに

あとがき

初出一覧

奥付

BUSINESS LAWYERS LIBRARYに登録すると
3,000冊以上の本を読むことができます。

10日間無料
お試しいただけます。

法人利用のお問い合わせ

閉じる