- 発売日
- 2022年04月15日
- 出版社
- 法律文化社
- 編著等
- 倉持孝司、村田尚紀、塚田哲之
憲法学習にとって必要な項目を網羅し、判例・学説と各論点に関連する外国の憲法動向を紹介し比較検討する。グローバル化をふまえ日本の憲法状況を外側から眺める視点を提供するとともに、日本と外国の制度の違いを内側から考えられるように工夫した。
目次
表紙
はしがき
目次
各国憲法ガイド
第1部 総論
第1章 「憲法」とは何か―憲法の概念と憲法学の対象
1 憲法の概念
2 憲法学の対象
比較1 立憲主義―フランスとの比較
第2章 歴史の中での日本国憲法の位置
2-1 大日本帝国憲法の制定と運用史
2-2 日本国憲法制定史
第3章 統治の基本原則―権力の構成原理と抑制原理
3-1 国民主権
3-2 象徴天皇制度
3-3 権力分立
比較2 主権・代表・議会の位置づけ―フランスとの比較
比較3 皇室の今―イギリスとの比較
第2部 統治機構
第4章 政治部門―国会と内閣
4-1 議会制民主主義と代表制
4-2 選挙権と選挙制度
4-3 国会の地位と権限
4-4 行政権と内閣の権限
4-5 議院内閣制と内閣の対国会責任
比較4 選挙制度―イギリスとの比較
比較5 議院内閣制―イギリスとの比較
第5章 司法・裁判所
5-1 「司法」概念・司法の独立
5-2 違憲審査制
比較6 違憲審査制
比較6-1 違憲審査制―アメリカとの比較
比較6-2 違憲審査制―ドイツとの比較
比較6-3 違憲審査制―フランスとの比較
比較6-4 違憲審査制―イギリスとの比較
比較6-5 違憲審査制―イタリアとの比較
第3部 人権
第6章 人権の保障
6-1 人権の観念,人権享有主体
6-2 人権制約事由と私人間効力
比較7 外国人・移民の人権―イタリアとの比較
第7章 包括的基本権
7-1 幸福追求権・新しい人権
7-2 法の下の平等
比較8 ジェンダー―フランス・ドイツとの比較
第8章 精神的自由権
8-1 思想・良心の自由
8-2 信教の自由と政教分離原則
8-3 表現の自由
8-4 学問の自由
比較9 政教分離―フランスとの比較
比較10 放送・通信メディア―EUとドイツとの比較
比較11 ヘイト・スピーチ―ヨーロッパ人権条約との比較
比較12 芸術活動への公的助成―アメリカとの比較
第9章 経済的自由権
1 経済的自由の性質
2 職業選択の自由と規制目的二分論
3 財産権
比較13 経済と憲法―イタリア・EU との比較
第10章 人身の自由と適正手続
1 総論―適正手続主義とは何か
2 刑事裁判の前(捜査)
3 刑事裁判
4 刑事裁判の後(刑罰の執行)
第11章 社会権
11-1 生存権
11-2 教育に関する権利
11-3 労働に関する権利
比較14 社会保障・労働権の課題―フランスとの比較
第4部 平和主義・憲法改正
第12章 非軍事平和主義
12-1 軍事に対する憲法的統制の歴史
12-2 戦争放棄と戦力不保持
比較15 軍事力の統制
比較15-1 軍事力の統制―アメリカとの比較
比較15-2 軍事力の統制―ドイツとの比較
第13章 憲法改正
13-1 憲法改正の意義
13-2 現代日本の改憲論
比較16 憲法改正手続と議会・国民との関係―ドイツなどとの比較
比較17 緊急事態―フランスとの比較
判例索引
事項索引
執筆者紹介
奥付