- 発売日
- 2021年12月13日
- 出版社
- 法令出版
- 編著等
- 佐藤健一、戸島潤吏
相続の場面に資する不動産評価について、不動産鑑定評価基準等を踏まえ、財産評価基本通達の領域ではない「時価評価」にも柔軟に対応できるよう、多くの事例を挙げて詳細に解説。財産評価基本通達による土地評価を前提に、同通達の適正な運用の基礎となる各種法令を整理。さらに、現地や役所調査の参考になる資料や写真を数多く掲載。
目次
表紙
目次
第1章 相続と土地評価
Ⅰ 1物4価
1. 実勢価格
2. 地価公示価格
3. 基準地価格(都道府県地価調査)
4. 相続税評価額(相続税路線価)
5. 固定資産税評価額
6. 公的価格のバランス
Ⅱ 具体的事例と不動産評価
1. 不動産の調査
2. 相続財産の評価時点
3. 古家が建つ土地
4. 古アパートと築浅アパート
5. 使用貸借地
6. 相続人所有地に隣接する相続土地
7. 無道路地
第2章 不動産鑑定評価基準に見る土地評価
Ⅰ 土地の特徴
Ⅱ 不動産の価格及び価格形成要因
1. 不動産の価格とは
2. 不動産の価格を形成する要因
3. 最有効使用の原則
Ⅲ 土地の類型と利用区分
Ⅳ 価格を求める前提としての基本的事項
1. 鑑定評価の基本的事項
2. 対象不動産の確定
3. 価格時点の確定
4. 価格又は賃料の種類の確定
5. 財産評価基本通達との関連
Ⅴ 鑑定評価の方式
1. 鑑定評価の三方式
2. 原価法(原価方式)
3. 取引事例比較法(比較方式)
4. 収益還元法(収益方式)
5. 開発法
6. 試算価格の調整
7. 相続税評価との関連
Ⅵ 庭内神し・道祖神の非課税
1. 庭内神しと相続税法の非課税財産
2. 庭内神しの敷地等
3. 非課税財産としての判断
不動産鑑定評価基準にみる土地評価―具体例―
具体例1:高低差のある宅地
1. 評価のポイント
2. 具体的評価例
具体例2:鉄道走行音(騒音)のある宅地
1. 評価のポイント
2. 具体的評価例
具体例3:付近に墓地のある宅地
1. 評価のポイント
2. 具体的評価例
第3章 道路と土地評価
Ⅰ 建築基準法と道路
Ⅱ 建築基準法上の道路
1. 42条に規定する道路
2. 「2項道路」と「位置指定道路」
3. 公道と私道
Ⅲ 道路の幅員
1. 道路の範囲
2. 前面道路幅員に基因する行政上の制限
Ⅳ 接道義務
1. 接道義務の具体例
2. 特殊建築物に係る条例による制限の付加
Ⅴ その他の道・通路
1. 里道(赤道・赤線)
2. 水路(青線)
3. 畦畔・のり地
4. その他の通路等
Ⅵ 相続税路線価
1. 路線価
2. 路線価が付設される道路
3. 特定路線価
道路と土地評価―具体例―
具体例1:セットバックを要する宅地
1. 評価のポイント
2. セットバックの確認資料
3. セットバック地積
4. 具体的評価例
具体例2:私道の用に供されている宅地
1. 評価のポイント
2. 私道の確認資料
3. 具体的評価例
具体例3:都市計画道路予定地
1. 評価のポイント
2. 私道の確認資料
3. 具体的評価例
具体例4:接道部分が相続人所有地
1. 評価のポイント
2. 間口距離
3. 不整形地
4. 具体的評価例
具体例5:無道路地
1. 評価のポイント
2. 無道路地の定義及び無道路地の形態
3. 無道路地の確認資料
4. 路地状敷地に係る条例による制限の付加
5. 具体的評価例
具体例6:道路との間に水路が介在する宅地
1. 評価のポイント
2. 宅地、水路及び道路との位置関係及び形態
3. 水路に関する確認資料
4. 具体的評価例
具体例7:赤道が介在する宅地
1. 評価のポイント
2. 赤道等に関する確認資料
3. 具体的評価例
第4章 農地と土地評価
Ⅰ 農地評価の流れ
Ⅱ 農地の定義
1. 農地法
2. 耕作の目的に供される土地
3. 田・畑の定義
Ⅲ 農地に係る関連法規
1. 農地法
2. 農地転用許可基準
3. 農業振興地域の整備に関する法律(農振法)
4. 生産緑地法
Ⅳ 農地の相続税評価上の区分
1. 純農地
2. 中間農地
3. 市街地周辺農地
4. 市街地農地
Ⅴ 農地評価のための確認作業
1. 固定資産税名寄帳・評価証明書での確認
2. 評価倍率表での確認
3. 現地での確認
4. 農業委員会での確認
5. 生産緑地の確認
Ⅵ 農地の評価方法
1. 評価単位(評基通7-2)
2. 評価地積
3. 純農地及び中間農地の評価方法
4. 市街地農地の評価方法
5. 市街地周辺農地の評価方法
6. 造成費
7. 生産緑地の評価
8. 耕作権等が設定されている場合
農地と土地評価―具体例―
具体例1:登記地目「山林」、現況地目「畑」である場合
1. 評価のポイント
2. 農用地の確認
3. 近傍畑の固定資産税評価額
4. 具体的評価例
具体例2:市街地農地と造成費の控除
1. 評価のポイント
2. 造成費の計算
3. 具体的評価例
具体例3:倍率地域に存する生産緑地
1. 評価のポイント
2. 近傍宅地の固定資産税評価額
3. 具体的評価例
第5章 山林と土地評価
Ⅰ 山林評価の流れ
Ⅱ 山林の定義
1. 山林と立木
2. 森林法
3. 財産評価基本通達における山林の定義
Ⅲ 山林の相続税評価上の区分
1. 純山林
2. 中間山林
3. 市街地山林
Ⅳ 山林評価のための確認作業
1. 評価倍率表での確認
2. 現地での確認
3. 市町村役場等での確認
4. 傾斜の程度の確認
5. 土砂災害警戒区域の確認
Ⅴ 山林の評価方法
1. 評価単位(評基通7-2)
2. 評価地積
3. 純山林及び中間山林の評価方法
4. 市街地山林の評価方法
5. 宅地への転用が見込めない市街地山林(評基通49なお書き)
6. 保安林等伐採制限に対する控除
7. 特別緑地保全地区内にある山林等
山林と土地評価―具体例―
具体例1:市街地山林と造成費の控除
1. 評価のポイント
2. 造成費の計算
3. 具体的評価例
具体例2:がけ地部分を有する宅地
1. 評価のポイント
2. がけ地補正率
3. 宅地造成費との重複適用
4. 具体的評価例
具体例3:傾斜のある市街地山林
1. 評価のポイント
2. 傾斜度の計算
3. 造成費の計算
4. 具体的評価例
具体例4: 経済合理性から判断して宅地への転用が見込めない場合
1. 評価のポイント
2. 宅地造成費と評価方法
3. 具体的評価例
具体例5: 形状から判断して宅地への転用が見込めない場合
1. 評価のポイント
2. 評価方法
3. 具体的評価例
第6章 市街化調整区域内宅地と土地評価
Ⅰ 都市計画法
1. 都市計画区域
2. 市街化区域と市街化調整区域
3. 用途地域
4. 建築基準法上の単体規定と集団規定
Ⅱ 倍率評価における留意事項
1. 一般的評価方法
2. 留意点
Ⅲ 近傍宅地価格等の求め方
1. 近傍宅地価格から評価する場合
2. 近傍宅地価格の算定の流れ
3. 近傍宅地価格等の確認
Ⅳ 農業用施設用地
1. 農業用施設用地の定義
2. 農業用施設用地の確認
3. 評価の考え方
4. 固定資産税評価
5. 評価方法
市街化調整区域内宅地と土地評価―具体例―
具体例1:1筆の宅地に複数の利用が存する場合
1. 評価のポイント
2. 正面路線価
3. 具体的評価例
具体例2:1利用単位が複数筆から構成されている場合
1. 評価のポイント
2. 正面路線価
3. 具体的評価例
具体例3:複数の倍率地域に重ねて該当している場合
1. 評価のポイント
2. 評価倍率
3. 採用する倍率の判定
4. 具体的評価例
具体例4:農業用施設用地
1. 評価のポイント
2. 農用地等の確認
3. 近傍畑の固定資産税評価額
4. 造成費相当額
5. 具体的評価例
第7章 市街化調整区域内雑種地と土地評価
Ⅰ 雑種地評価の流れ
Ⅱ 雑種地の定義
Ⅲ 開発行為に係る都市計画法及び条例
1. 開発行為
2. 開発許可制度
3. 市街化調整区域でも開発許可を受けられる開発行為等
4. 自治体の条例等
Ⅳ 市街化調整区域内の雑種地の評価方法
1. 評価単位
2. 評価方法
Ⅴ 雑種地評価のための確認作業
1. 確認作業の流れ
2. 固定資産税名寄帳・評価証明書による参考確認
3. 都市計画法各号運用の確認
4. 留意事項
市街化調整区域内雑種地と土地評価―具体例―
具体例1:農地等比準により評価する場合
1. 評価のポイント
2. 近傍畑の固定資産税評価額
3. 造成費相当額の加算
4. 具体的評価例
具体例2:斟酌割合50%により評価する場合
1. 評価のポイント
2. 開発許可の確認
3. 近傍宅地の固定資産税評価額
4. 具体的評価例
具体例3:斟酌割合30%により評価する場合
1. 評価のポイント
2. 開発許可の確認
3. 近傍宅地の固定資産税評価額
4. 具体的評価例
具体例4:斟酌割合0%により評価する場合
1. 評価のポイント
2. 開発許可の確認
3. 近傍宅地の固定資産税評価額
4. 具体的評価例
第8章 地積規模の大きな宅地と土地評価
Ⅰ 地積の大小と価格
Ⅱ 広大な宅地に対する相続税評価の変遷
1. 昭和55年~平成3年
2. 平成4年~平成5年
3. 平成6年~平成15年
4. 平成16年~平成29年
5. 具体例にみる評価額の変遷
Ⅲ 地積規模の大きな宅地
1. 通達改正の趣旨
2. 通達
3. 対象となる地区区分
4. 三大都市圏
5. 市街化調整区域に所在する宅地の適用除外
6. 工業専用地域に所在する宅地の適用除外
7. 容積率400%以上の地域に所在する宅地の適用除外
8. 市街地農地等への適用
Ⅳ 評価の流れ
1. 路線価地域に所在する場合
2. 倍率地域に所在する場合
3. 規模格差補正率の計算方法
地積規模の大きな宅地と土地評価―具体例―
具体例1 :マンションの1室・容積率の異なる2以上の地域に渡る場合
1. 評価のポイント
2. 判定
3. 具体的評価例
具体例2:倍率地域に存する宅地
1. 評価のポイント
2. 個別評価申出書の提出
3. 規模格差補正率適用の可否
4. 具体的評価例
第9章 地下埋設物と土地評価
Ⅰ 地下埋設物と土地価格形成
1. 土壌汚染
2. 埋蔵文化財
3. その他
Ⅱ 土壌汚染
1. 土壌汚染対策法
2. 土壌汚染に係る条例等
3. 土壌汚染の調査
4. 専門機関への依頼
5. 土壌汚染地の評価
Ⅲ 埋蔵文化財
1. 文化財保護法
2. 教育委員会の情報公開、指導等
3. 費用負担者及び発掘費用
4. 埋蔵文化財の調査
5. 埋蔵文化財包蔵地の評価
地下埋設物と土地評価―具体例―
具体例:産業廃棄物が発見された場合
1. 評価のポイント
2. 除去費用の控除
3. 具体的評価例
第10章 借地権と土地評価
Ⅰ 借地権評価の流れ
Ⅱ 財産評価基本通達上の借地権の分類
Ⅲ 借地権の定義
1. 借地借家法
2. 各税法上の借地権
Ⅳ 借地権と金銭の授受
1. 借地権の設定に伴う金銭授受
2. 税務との対応
Ⅴ 借地権の及ぶ範囲
1. 採用すべき権利割合の観点
2. 評価単位の観点
Ⅵ 借地権割合
Ⅶ 借地権又は貸宅地の評価
1. 借地権
2. 貸宅地
借地権と土地評価―具体例―
具体例1:借地権割合の異なる2路線に接面する借地権
1. 評価のポイント
2. 具体的評価例
具体例2: 借地権割合の違いにより路線価と貸宅地の評価が逆転する場合
1. 評価のポイント
2. 具体的評価例
具体例3: 被相続人が借地している底地を相続人が買い取っていた場合
1. 借地権者の地位に変更がない旨の申出書
2. 評価のポイント
3. 具体的評価例
具体例4:トレーラーハウスが設置されている土地
1. 評価のポイント
2. 不動産登記法の確認
3. 建築基準法の確認
4. 結論
第11章土地に関する権利と土地評価
Ⅰ 財産評価基本通達に規定する土地の上に存する権利
Ⅱ 借地借家法の適用を受けない土地賃貸借
1. 民法上の賃借権
2. 一時使用のための借地権
Ⅲ 雑種地に賃借権が付着する場合の土地評価
1. 相続税評価の流れ
2. 地上権に準ずる権利
3. 雑種地に係る賃借権価額(賃借人側)
4. 賃借権の目的となっている雑種地の価額(賃貸人・土地所有者側)
5. 残存期間
Ⅳ 区分地上権に準ずる地役権
1. 意義
2. 高圧線下地の確認作業
3. 区分地上権に準ずる地役権の相続税評価(地役権者)
4. 区分地上権に準ずる地役権が設定されている土地の評価 (土地所有者側)
5. 純農地等に地役権が設定されている場合
土地に関する権利と土地評価―具体例―
具体例1:賃借人が駐車場利用している雑種地
1. 評価のポイント
2. 具体的評価例
具体例2:中古車販売店に賃借している土地
1. 評価のポイント
2. 具体的評価例
具体例3:山林をゴルフ場事業者が造成した場合
1. 評価のポイント
2. 山林等の近傍土地の固定資産税評価額
3. 具体的評価例
具体例4:高圧線下地の土地
1. 評価のポイント
2. 高圧線下地の確認作業
3. 具体的評価例
資料
用語解説
面積の単位
長さの単位
索引
奥付