BUSINESS LAWYERS LIBRARY

改訂版 里親になりませんか

発売日
2023年03月19日
出版社
日本法令
編著等
吉田菜穂子

さまざま理由から、自らの家庭で生活できない子どもが増加しています。国は、より家庭に近い環境で養育されるよう法の整備を行ってきましたが、その担い手として注目されているのが、「里親」です。2023年4月にはこども家庭庁が発足し、支援を担います。本書では、里親制度についての基本、その理念と今後、現状の問題、どのような要件や補助があるのかなど、里親になるにあたって必要な知識、知ってほしい知識を、これまで69人の子どもの里親として活躍し、全国里親会評議員を務める吉田菜穂子氏がやさしく解説します。

目次

表紙

推薦のことば

まえがき

目次

序章 里親をめぐる動向

第1節 大きくなる里親の社会的役割

Ⅰ 国による支援体制強化

Ⅱ 里親制度の変遷

第2節 こども家庭庁とこども基本法

第1章 里親制度とは

第1節 児童福祉法と里親

Ⅰ 里親養育への流れ

Ⅱ 子どものあるべき環境

Ⅲ 里親委託の推進

コラム 施設を転々とした男児

第2節 里親制度の意義

Ⅰ 里親が求められる背景

Ⅱ 里親信条に見る指標と理念

コラム 子どもの心情

第3節 里親制度の概要

Ⅰ 里親の役割と種類

Ⅱ 里親の歴史

コラム 里親という言葉

第2章 虐待の現状と子どもの未来

第1節 保護を必要とする子どもを取り巻く現状

Ⅰ 増え続ける虐待を受けた子どもたち

Ⅱ 新しい社会的養育ビジョン 子どもたちの未来に向けて

第2節.子どもの未来を明るくするために

Ⅰ 里親に委託される子どもの特徴

Ⅱ 保護を要する子どもの今後の見通し

コラム 高年齢児には年配の里親を

第3章 里親養育への支援と子どもの権利

第1節 児童相談所とのかかわり

Ⅰ 児童相談所による虐待への対応

Ⅱ 措置委託と措置解除

Ⅲ 一時保護所と一時保護委託

第2節 里親養育への支援

Ⅰ 里親養育支援と「心の支援」

第3節 子どもの権利を考える

Ⅰ 里親から見た子どもの権利

Ⅱ 子どもの権利条約と児童福祉

Ⅲ 「家庭における養育環境と同様の養育環境」とは

Ⅳ 育つ権利・遊ぶ権利

Ⅴ 子どもに自らの権利を知らせる

Ⅵ 実子とのかかわり

コラム 第二の故郷

第4章 里親をするために知っておきたいこと

第1節 近年の里親養育の実際

Ⅰ 里親と委託される子どもの数の推移

Ⅱ 養育する基準

Ⅲ 社会的養育と社会的養護

Ⅳ 里親及びファミリーホーム養育指針

Ⅴ 養育の鍵「愛着」の形成

第2節 里親が受け取る「お金」

Ⅰ 措置費とは

Ⅱ 措置費の種類

Ⅲ 措置費の受け取りに際しての注意点

Ⅳ 第一歩を踏み出そう

第3節 里親になるにあたって

Ⅰ 必要な知識

Ⅱ 里親となるための手続き

第4節 実際の子どもの委託

Ⅰ 子どもが来るまでに知っておきたいこと

Ⅱ 養育に疲れたら

Ⅲ 直面する問題の解決のために

第5章 里親養育と養子縁組制度

第1節 子どものための養子縁組

Ⅰ 養子縁組制度

Ⅱ 特別養子縁組制度

第2節 里親と真実告知

Ⅰ 真実告知

第3節 子どもの叫び

Ⅰ 特別養子として育つ

Ⅱ 嘘をつかないで育てる

第4節 周りの諸問題

Ⅰ 親族とのかかわり

Ⅱ 地域とのかかわり

Ⅲ 就学(転校)の手続き

Ⅳ 18歳成人を迎える際の注意点

コラム 「こうのとりのゆりかご」とK君

第6章 里親養育の実際

第1節 社会的養育の実現

Ⅰ 社会的養育と子どもの声

第2節 自立に向けた支援

Ⅰ 「自立」と「自律」

Ⅱ 里親の醍醐味と役目

Ⅲ 制度面から子どもの自立を考える

Ⅳ 自立支援計画票

Ⅴ 措置が満了するにあたり里親ができること

Ⅵ 社会的養護出身者ネットワーク形成事業

第3節 数々の疑問から里親養育を考える

保育所や幼稚園の利用

放課後等デイサービスの利用

予防接種の実施

パスポートの申請

姓の問題

療育手帳の申請

育児休業の取得

季節里親からの里親委託

母子手帳の取り扱い

実子とのかかわり

転勤の場合

あとがき

奥付

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