- 発売日
- 2023年04月24日
- 出版社
- 信山社
- 編著等
- 芹田健太郎
諸国の法意識と交渉の多様化・多面化から、力を用いた破壊的な解決に陥ることのない理性的で平和的な多様な紛争解決手段を探る。平和的解決方法・国際紛争処理論への試み。せりけんシリーズ第4弾。
目次
表紙
はしがき
目次
はじめに
1 平和的解決義務
一 国際紛争とは何か
二 国際紛争の平和的解決義務の確立
三 紛争解決手段選択の自由
四 平和的解決手段の体系―法律的紛争・政治的紛争論を手がかりとして
2 外交的解決手段
一 外交交渉
(1) 交渉義務
(2) 協議
二 周旋と仲介
三 審査と調停
(1) 審査
(2) 調停
3 国際裁判
一 国際裁判とは何か
二 仲裁裁判
(1) 仲裁裁判の歴史
(2) 仲裁裁判所の構成と機能
(3) 仲裁裁判手続と仲裁判決の効力
三 司法的解決
(1) 国際司法裁判所の設立
(2) 国際司法裁判所の構成
(3) 国際司法裁判所の管轄権
(4) 裁判の手続と基準
(5) 判決の効力と執行
(6) 勧告的意見
(7) 裁判所の実績
四 裁判所の評価
4 事件・事例のちょこっと解説
(1) アイスランド漁業管轄権事件
(2) 北海大陸棚事件
(3) ラヌー湖事件
(4) フォークランド紛争
(5) ドッガー・バンク事件
(6) マリア・ルース号事件
(7) アラバマ号事件
(8) パルマス島事件
(9) 英仏大陸棚事件
(10) トレイル溶鉱所事件
(11) コルフ海峡事件
(12) 在テヘラン米国大使館事件
5 ロシアのウクライナに対する「特別軍事作戦」をめぐって
はじめに
一 国家の安全の維持方式
二 侵略の定義
三 武力行使・方法の規制
四 国際刑事裁判所規程に定める「集団殺害罪」「人道に対する犯罪」
五 難民・避難民
おわりに―国際法は危機に対応できるか
あとがき
奥付