BUSINESS LAWYERS LIBRARY

「共有」の論点と解釈

発売日
2025年12月25日
出版社
慶應義塾大学出版会
編著等
平野 裕之

共有という「迷宮」に理論の羅針盤を! 判例の「共有権」に着目し、共有を一つの所有権の共同帰属として再構成。内部関係、持分権、共有関係の解消から、団体的帰属、相続、互有や準共有まで、共有の全体像を体系的に解説する。

目次

表紙

はしがき

参考文献

目次

序章

第1編 総論・通常共有論

第1章 総論的考察――共有の意義および種類

1 共有の意義と種類

2 個人主義的共有の理念と限界――所有や存続型共有もある

第2章 共有および持分の法的構成

1 共有の法的構成

2 共有の弾力性――持分の放棄・相続人不存在の場合

3 持分(持分権)の意義・内容

4 持分の譲渡・処分

第3章 共有者の内部関係1――共有物の使用(利用)

1 共有物全部につき持分に応じた使用が可能

2 共有者の一部による排他的使用に対する他の共有者の権利

3 共有者の一部が第三者に使用させている場合

4 使用に際する注意義務――共有物の滅失・損傷

5 地役権の不可分性

第4章 共有者の内部関係2――共有物の変更・処分

1 共有物の処分

2 共有物の変更

3 変更についての所在等不明共有者の承諾に代わる判決

第5章 共有者の内部関係3――共有物の管理

1 共有物の管理についての原則

2 共有物の管理についての特則

3 保存行為――各共有者が単独で可能

4 共有不動産についての賃借権等の設定

第6章 共有者の内部関係4――共有物管理者制度

1 管理者の選任が可能――共有物管理者制度の創設

2 共有物管理者の権限

3 管理者の共有者による決定事項違反と第三者保護

第7章 共有物の負担・収益

1 共有物管理の費用・共有物に関する負担

2 債権者たる共有者の持分買取権

3 第三者に対する債務をめぐる関係

第8章 共有者間における持分権の主張

1 持分確認請求および持分に基づく妨害排除・引渡請求

2 共有者の1人の単独所有登記になっている場合

第9章 共有と第三者(対外的主張)

1 第三者に対する確認訴訟

2 第三者に対する物権的請求権――妨害排除請求など

3 第三者の無効な登記に対する権利

4 第三者に対する損害賠償請求権・不当利得返還請求権

第10章 共有関係の解消(共有物の分割)

1 分割請求の自由の保障

2 不分割の合意(分割禁止特約)

3 協議による共有物分割(協議分割)

4 裁判による共有物分割――共有物分割請求訴訟

5 分割に際する共有物に関する債権の弁済

6 共有関係の解消の効果――担保責任など

第11章 所在等不明共有者がいる不動産持分の取得・譲渡

1 所在等不明共有者の持分の取得請求権――持分取得を認める裁判所の判決

2 所在等不明不動産についての共有者の持分譲渡権限付与の裁判

第2編 特殊な共有

第12章 特殊な共有1――団体的帰属

1 組合共有(団体所有1)

2 社団共有(団体所有2)――権利能力なき社団

3 本書の立場――団体への権利帰属)法人格の承認)

第13章 特殊な共有2――入会

1 入会権(入会所有)総論

2 入会権の客体・内容

3 入会権の法的性質

4 民法の認める2つの入会権

5 入会権の効力――入会財産の管理・処分

第14章 特殊な共有3――親族・相続

1 遺産共有

2 夫婦共有財産

第15章 特殊な共有4――互有(区分所有建物を除く)

1 互有およびこれに類する共有(区分所有建物を除く)――存続型共有

2 解釈上の互有

第16章 特殊な共有5――区分所有建物の共用部分の共有(互有)

1 区分所有建物の構造

2 共用部分の共有

3 共用部分についての債権(1)――従前の議論

4 共用部分についての債権(2)――立法論議

5 専有部分が共有される場合

第3編 所有権以外の共有論

第17章 準共有(所有権以外の共有)

1 総論および債権の準共有

2 契約上の地位の準共有

3 用益物権の準共有――地上権・永小作権を例にして

4 担保物権の準共有

5 株式の準共有

6 知的財産権の準共有

7 試掘権の保存行為が問題とされた事例

8 暗号資産

結章

事項索引

判例索引

著者略歴

奥付

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