- 発売日
- 2021年04月23日
- 出版社
- 中央経済社
- 編著等
- 古川 直裕、渡邊 道生穂、柴山 吉報、木村 菜生子
AI法務に関する各種ガイドラインの基本事項から、現在注目されているAI倫理の議論を詳説。実際にAI開発プロジェクトに携わってきた筆者らにより、技術的側面にも言及。
目次
表紙
はじめに
目次
第1章 AI法務導入
第1 AI業界の特徴と法務上の留意点
1 スピード感
2 見通しの不透明さ
3 人材の重要性
4 外部連携
5 二極化
第2 用語の定義
1 AI
2 アルゴリズム
3 モデル
4 アーキテクチャ
5 ベクトルと行列,構造化
6 AIシステム
7 通常システム
8 データ
9 生データ
10 データセット
11 学習用データセット
12 特徴
第2章 AIに関する技術等の説明
第1 はじめに
1 本章の内容
2 本章の構成
第2 AIの歴史
第3 AIの技術(概論)
1 AIとは
2 機械学習
第4 ディープラーニングとは
1 ディープラーニングのモデルの基本構造
2 ディープラーニングの学習
3 ディープラーニングの推論プログラムと学習用プログラム
4 ディープラーニングの応用的手法(画像認識,自然言語処理等)
第5 ディープラーニングのモデル生成
1 モデルの生成にあたって
2 生成過程①:データの収集,前処理および特徴量の選択
3 生成過程②:アノテーション
4 生成過程③:手法やモデルの構造の選択
5 生成過程④:学習・評価・検証
6 学習・評価を踏まえた検証およびデータの可視化と前処理のやり直し
第6 ディープラーニングのモデル生成(各論)
1 タスクの種類の分類
2 データの種類の分類
3 データの収集,前処理およびアノテーション
4 特徴量選択
5 アルゴリズム選択
6 学習・モデル作成
7 評価
8 チューニング
9 その他
第7 開発プロセス
1 概要
2 アセスメント
3 PoC
4 開発 システム実装
5 開発プロセスの例
第3章 AI倫理
Q3-01 AI倫理とは何か
Q3-02 AI倫理に係る国内外のガイドライン等・企業の取組み・日本の法規制
Q3-03 AI倫理における公平性,平等やバイアスの問題
Q3-04 AI倫理における透明性,説明可能性,アカウンタビリティ
Q3-05 AI倫理におけるプライバシーの問題
Q3-06 AIの悪用・誤用の問題
Q3-07 AI倫理における安全性,信頼性
Q3-08 AI倫理における幸福
Q3-09 AI倫理における社内体制
Q3-10 AI倫理の問題への対応策
第4章 AIと品質
Q4-01 AIの品質保証
第5章 AI開発契約
Q5-01 AI開発ガイドライン・契約書のひな形等
Q5-02 AIの精度保証・
Q5-03 AIシステム開発における契約不適合責任
Q5-04 AIシステムの検収
Q5-05 AIの精度を定量化できない場合
Q5-06 AIシステム開発における特許を侵害しないことの保証
Q5-07 AI開発の過程における生成物の取扱い
Q5-08 著作権の帰属・利用条件
Q5-09 学習用データセットの著作権
Q5-10 学習に用いるデータを収集する際の留意点
Q5-11 OSSとは
Q5-12 AI開発におけるOSS
Q5-13 AIシステムの保守
Q5-14 AIシステム開発後の再学習業務の委託
Q5-15 AI倫理とAIシステム開発契約
Q5-16 データ収集やアノテーション業務の外部委託
Q5-17 AIシステムの開発失敗に係る法的責任
Q5-18 教師あり学習以外の機械学習に関する開発契約
第6章 AIと個人情報保護法
Q6-01 個人情報保護法の概要
Q6-02 個人情報の利活用・第三者提供
Q6-03 顔画像の取得・解析
Q6-04 医療分野におけるビッグデータの取扱い
第7章 AIと知的財産
Q7-01 AI関連技術の発明該当性
Q7-02 AI関連技術の発明者
Q7-03 AI生成物の著作物性
第8章 AIとセキュリティ
Q8-01 AIに対する攻撃手法
Q8-02 匿名化済みデータセットに係る個人情報侵害
Q8-03 不正競争防止法による保護
Q8-04 AI開発・利用と秘密保持契約
第9章 AIと独占禁止法
Q9-01 独占禁止法上のAIやデータ
第10章 AIと量子コンピュータ
Q10-01 量子コンピュータとAI開発
索引
執筆者
奥付