- 発売日
- 2022年11月28日
- 出版社
- 有斐閣
- 編著等
- 増田勝久、古谷恭一郎
実務経験豊かな弁護士と裁判官の協働による和解実務の手引き。必要不可欠な知識を整理したうえで、事件類型ごとに豊富な事案を用意、和解条項作成にあたっての留意点を肌理細やかに示す。常に立ち戻るための確かな一冊をお探しの方に。
目次
表紙
はしがき
目次
凡例
著者紹介
序
1. 和解とは何か
2. 本書の構成
第1章 和解の理論的意義
Ⅰ 和解の意義
1. 定義
2. 実務における和解の利用状況
3. 実務上の和解の位置づけ(訴訟上の和解に対する評価)
Ⅱ 和解の法的性質
1. 私法行為説
2. 訴訟行為説
3. 併存説・新併存説
4. 両性説
5. 法的性質論の意味
Ⅲ 訴訟上の和解の要件及び手続
1. 要件
2. 手続
Ⅳ 和解の効果
1. 和解の効果
2. 和解の無効原因の主張方法
3. 和解の解除の主張方法
Ⅴ 和解と調停
1. 調停総論
2. 民事調停制度
3. 家事調停制度
第2章 紛争解決手段としての和解
Ⅰ 和解の紛争解決における意義
1. はじめに
2. 訴訟における当事者の期待利益
3. 当事者の期待利益と和解
4. 和解の長所・短所
Ⅱ 訴訟手続における和解への道程
1. はじめに
2. 手続過程と和解
3. 事件の種類と和解
Ⅲ 裁判手続の IT化と和解
1. 裁判手続のIT化
2. IT化による和解・調停の手続
3. Web会議による和解の特徴
Ⅳ 和解における裁判官と訴訟代理人の役割
1. 序論
2. 裁判官から見た代理人の役割(望ましい代理人の活動)
3. 訴訟代理人から見た裁判官の役割(望ましい裁判官の活動)
第3章 和解条項
Ⅰ 和解の目的の確定と和解条項作成
Ⅱ 和解条項
1. 給付条項
2. 確認条項
3. 形成条項
4. 付款条項
5. 特約条項
6. 清算条項
7. 関連事件の処理条項
8. 訴訟費用に関する条項
9. 任意条項
第4章 各種事件類型と和解条項
第1 金銭請求事件
第1-1 貸金請求事件
Ⅰ 概説
Ⅱ 和解条項の例
一時払型
一時払・和解席上現金受渡型
分割払・期限利益喪失型
一部支払・残債務免除型
認諾型
連帯保証人を付ける場合
一部支払・残債務免除型で連帯保証人を付ける場合
抵当権を設定する場合
関連事件(保全事件)を処理する場合
第1-2 交通事故による損害賠償請求
Ⅰ 概説
Ⅱ 和解条項の例
一時払型
将来の損害発生(後遺症の発現)に備える場合
定期金賠償方式型
双方過失の場合
共同不法行為の場合
共同不法行為者のうちの1人と和解する場合
保険会社からの請求について和解する場合
第2 不動産事件
第2-1 明渡請求事件
Ⅰ 建物明渡請求
1. 概説
2. 和解条項の例
Ⅱ 建物収去土地明渡請求
1. 概説
2. 和解条項の例
第2-2 登記手続請求事件
Ⅰ 登記制度
Ⅱ 共同申請主義
Ⅲ 登記請求権
1. 物権的登記請求権
2. 債権的登記請求権
3. 物権変動的登記請求権
4. 登記請求訴訟と和解
Ⅳ 和解条項の例
和解条項の例
第2-3 賃料確認請求事件
Ⅰ 賃料にまつわる紛争の訴訟形態
Ⅱ 調停前置主義
Ⅲ 賃料増減請求権
1. 賃料増減請求権の法的性質
2. 相当賃料額の算定
3. 将来の賃料額についての合意
4. 賃料増減請求訴訟における和解
Ⅳ 和解条項の例
和解条項の例
第3 相続関係事件
Ⅰ 相続関係事件の種類
Ⅱ 各種相続関係事件の和解
1. 遺産分割事件
2. 寄与分を定める処分
3. 特別寄与料
4. 遺産確認請求事件
第4 遺言・遺留分関係事件
Ⅰ 遺言・遺留分の意義
1. 令和元年6月30日までに相続が開始した場合
2. 令和元年7月1日以降に相続が開始した場合
Ⅱ 遺言・遺留分関係事件の種類
Ⅲ 遺言・遺留分関係事件の進行
1. 遺言無効確認請求訴訟
2. 遺留分侵害額請求訴訟
Ⅳ 遺言・遺留分関係事件の和解
1. 遺言・遺留分関係事件の特色
2. 和解の目的と契機
3. 和解の手続
Ⅴ 和解条項の例
和解条項の例
第5 労働関係事件
Ⅰ 労働関係事件の種類
Ⅱ 労働関係事件の進行
1. 労働審判
2. 民事保全
3. 訴訟
Ⅲ 各種労働関係事件の和解
1. 地位確認等請求事件
2. 未払賃金等請求事件
3. 配転命令等無効確認請求事件
第6 会社関係事件
Ⅰ 会社関係事件の意義
Ⅱ 会社関係事件の特徴
1. 管轄
2. 当事者適格
3. 判決の効力
Ⅲ 会社関係事件と和解
1. 会社の組織に関する事件の和解
2. 株主代表訴訟における和解
Ⅳ 和解条項の例
和解条項の例
第7 倒産事件
Ⅰ 倒産事件の種類
Ⅱ 倒産事件の進行
1. 概要
2. 倒産手続の開始
Ⅲ 責任財産の確保
Ⅳ 倒産債権の確定
Ⅴ 倒産債権の弁済
Ⅵ 倒産事件における和解
1. 概要
2. 否認権行使と和解
3. 倒産債権確定と和解
4. 和解条項の例
第8 人事事件
Ⅰ 総説
Ⅱ 人事事件の進行
1. 家事調停の申立て
2. 家事調停事件の進行
3. 調停の成立,不成立
4. 合意に相当する審判
5. 人事訴訟
6. 附帯処分等
7. 不服申立て
Ⅲ 人事事件の調停・和解
1. 概要
2. 調停・和解の目的と契機
3. 和解の効力
Ⅳ 和解条項の例
和解条項の例
第9 家事事件
Ⅰ 家事事件の意義
Ⅱ 別表第2事件
Ⅲ 別表第2事件の進行
1. 家事調停の申立て
2. 家事調停手続の進行
3. 調停の成立,不成立
4. 家事審判の申立て
5. 手続の進行
6. 審判
7. 不服申立て
Ⅳ 家事事件の調停
1. 概要
2. 調停合意
3. 調停の効力
Ⅴ 調停条項の例
調停条項の例
第10 保全事件
Ⅰ 保全事件の種類
Ⅱ 保全事件の進行
1. 申立て
2. 審理
3. 裁判
4. 不服申立て
Ⅲ 保全事件の和解
1. 概要
2. 和解の目的と契機
3. 和解の効力
Ⅳ 和解条項の例
第11 執行関係事件
Ⅰ 民事執行
1. 強制執行
2. 担保権の実行
3. 形式的競売
4. 債務者の財産状況の調査
Ⅱ 執行関係訴訟
Ⅲ 和解条項の例
和解条項の例
第12 非訟事件
Ⅰ 非訟事件の意義
Ⅱ 借地非訟事件
Ⅲ 借地非訟事件の進行
1. 申立て
2. 審理
3. 裁判
4. 不服申立て
Ⅳ 借地非訟事件の和解
1. 概要
2. 和解の目的と契機
3. 和解の効力
Ⅴ 和解条項の例
和解条項の例
Ⅵ 会社非訟事件
Ⅶ 会社非訟事件の進行
1. 申立て
2. 審理
3. 裁判
4. 不服申立て
Ⅷ 会社非訟事件の和解
1. 概要
2. 和解の目的と契機
3. 和解の効力
Ⅸ 和解条項の例
和解条項の例
判例紹介
01 最高裁昭和42年7月18日第三小法廷判決・民集21巻6号1559頁
02 最高裁平成25年3月28日第一小法廷決定・民集67巻3号864頁
COLUMN
01 苦い経験
02 評議の光景(東京地方裁判所の場合)
03 嬉しい経験
04 和解とことば遣い
05 専門委員
事項索引
判例索引
奥付