- 発売日
- 2022年02月24日
- 出版社
- 弘文堂
- 編著等
- 加藤新太郎
裁判実務の豊富な経験をふまえ、民事事実認定の実践的手法を具体的に伝授。裁判例や著者自身が執務で経験した事例を素材に、汎用性・事件類型性に即して整理・解説。民事事実認定の広がりや深さを味わえる章末のコラムも必見。法律実務家に必須の事実認定の技法が身につく、読まないと損をする決定版。
目次
表紙
はしがき
凡例
目次
第1部 民事事実認定の基本
第1章 民事事実認定のアウトライン
1 民事事実認定の意義
2 民事事実認定と真実発見
3 事実認定と争い方の類型
4 事実認定と争う対象の類型
5 認定すべき事実
6 事実認定の基本型
7 推論の構造
8 民事訴訟の判断のプロセスと事実認定
9 動かし難い事実と事実経過の自然性
コラム1 金融機関の訴訟と裁判官の印象・心証
第2章 事実認定のルール
1 自由心証主義
2 経験則
3 経験則違反・採証法則違反の判例法理
4 証明度
コラム2 供述の信用性判断と主張の信頼性――金銭預託の趣旨
第3章 書証による事実認定(その1)
1 書証・文書の意義と種類
2 文書の証拠力
3 書証の成立の真正
4 二段の推定と反証
コラム3 準消費貸借契約成立の決め手は
第4章 書証による事実認定(その2)
1 文書の実質的証拠力
2 処分文書の実質的証拠力
3 報告文書の実質的証拠力
4 書証を読み解く
コラム4 実体のない領収書
第5章 人証の証拠評価
1 理想的な証言・供述と現実
2 裁判官が証人尋問を受けたら
3 証拠評価のための5 つのテスト
4 契約型紛争
5 事故型紛争
6 5つのテストの相対性ないし限界
コラム5 金融商品取引における説明の適否
第2部 契約型訴訟の事実認定
第6章 売買契約の事実認定
1 売買契約紛争類型の事実認定
2 売買契約の成否
3 代金額と売買契約の成否
4 売買の目的物
5 売買の当事者
6 売買契約か他の契約か
コラム6 電気自動車の売買経過の事実認定
第7章 消費貸借契約の事実認定
1 消費貸借契約紛争類型の事実認定
2 契約書の有無による事実認定手法の差異
3 金銭の授受が争われる類型
4 授受された金銭の趣旨が争われる類型
5 当事者が争われる類型
6 時間軸で考える
コラム7 馬喰間の消費貸借契約
第8章 保証契約の事実認定
1 保証契約紛争類型の事実認定
2 保証契約書のない場合
3 保証契約書のある場合
4 人的関係の類型による整理
コラム8 土地勘と相場観
第9章 代理・仲介契約・請負契約の事実認定
1 代理・仲介契約・請負契約における問題の諸相
2 代理の事実認定
3 仲介契約の事実認定
4 請負契約の事実認定
コラム9 質権設定契約か譲渡担保契約か
第10章 契約関係訴訟の事実認定の諸相
1 契約関係訴訟の事実認定
2 使用貸借契約か他の契約か
3 使用貸借契約の成否
4 契約の解釈の諸相
5 契約型訴訟における事実認定
コラム10 非常勤監査役の税務申告ミス
第3部 事故型訴訟の事実認定
第11章 事故型訴訟の事実認定(その1)
1 事故型訴訟・不法行為型訴訟
2 衝突事故の成否――四つんばい転倒事件
3 交通事故の損害額の認定
4 盗難の外形的事実の有無
5 いたずら事故の外形的事実の有無
6 火災保険における故意免責
7 火災原因の事実認定
8 異性関係の事実認定
コラム11 傷害に至った機序と医学鑑定
第12章 事故型訴訟の事実認定(その2)
1 判例にみる事故型訴訟・不法行為型訴訟の事実認定
2 捜査段階の自白
3 工場騒音による被害の認定
4 断定的判断の提供と株式購入との因果関係
5 デモ行進参加者に対する傷害
コラム12 そんなことが起こるのか――内部通報者による立証
第4部 民事事実認定の応用
第13章 規範的要件の事実認定
1 規範的要件の意義
2 規範的要件の主要事実
3 表見代理
4 未熟児網膜症
5 過失の一応の推定
6 概括的認定・択一的認定
コラム13 介護業者の養子縁組は公序良俗違反か――規範的要件の判断枠組みの一例
第14章 権利の推定
1 権利の推定の意義
2 登記の推定(その1)
3 登記の推定(その2)
4 登記の推定に関する判例
5 株主権の認定
コラム14 重要証拠提出のタイミング
第15章 民事事実認定のポイント
1 民事事実認定とは
2 事故遭遇者の記憶欠如と動かし難い事実
3 眼科医の母親に対する合併症の説明
4 指定暴力団から脱退を試みていた組員に対する警察官の対応
5 金融商品販売における説明
6 市役所職員の説明
7 事実認定スキル向上のために
コラム15 三文判が押された取締役会議事録
事項索引
判例索引
奥付