- 発売日
- 2025年06月20日
- 出版社
- 発明推進協会
- 編著等
- 弁理士法人酒井国際特許事務所
『新 欧州特許出願実務ガイド』の改訂版。外国特許出願の実務者向けに欧州特許の最新情報を提供し、携帯性に優れた「手頃なテキスト(教科書)」として編集。今回の主な改訂内容は、2023年6月にスタートした単一効特許制度について新章(第2章)を追加。また、出願時の手続と方式審査(第4章)では図表を増やしてできる限りシンプルに解説しているので、実務で活用しやすく、より実践的な内容となっています。審査請求、サーチレポート、許可通知等の対応など、適切な判断が求められる場面についても、クリアで分かりやすく解説。
目次
表紙
まえがき
『新 欧州特許出願実務ガイド』からの主な改訂事項/注記
目次
第1章 欧州特許基礎情報
1. 概要
2. 欧州特許条約
3. 欧州特許機構
4. 関連する条約
5. 出願ルート
6. 発明者と出願人
7. 出願国
8. 言語
9. 代理人
10. 優先権
11. 手数料
12. 欧州特許出願書類
13. 特例
第2章 単一効特許制度
1. 概要
2. 単一効特許(UP)
3. 統一特許裁判所(UPC:Unified Patent Court)
4. 単一効特許制度に期待されるメリットと考慮される懸念点
第3章 A特許要件〔基礎編〕
1. 発明とは?
2. 特許性
3. 新規性
4. 技術水準とは?
5. 進歩性
6. 産業上の利用可能性
7. 発明の単一性
第3章 B特許要件〔特許性に関する特例〕
1. ビジネス方法
2. 情報の提示
3. 不特許事由
4. 動植物の品種、その生産の生物学的な方法
5. 微生物学的方法
6. 手術、治療、処置方法、診断方法
7. 生物工学的発明
8. 特許性に関するまとめ
第4章 出願時の手続と方式審査
1. 出願手続
2. 引用出願
3. 出願日の認定
4. 補充
5. 方式審査
6. 補正
7. 誤記等の訂正
8. 分割出願
9. 冒認出願
10. 各国出願への変更
11. 早期権利化
第5章 サーチ及び審査
1. サーチ
2. 出願公開と審査請求
3. 審査
4. 補正
5. 口頭審理
6. Euro-PCT出願
第6章 許可通知後の手続と期間
1. 許可通知
2. 特許付与
3. 異議申立期間の経過
4. 有効化手続
5. 許可通知から有効化手続までの流れ
6. 欧州特許の存続期間
7. 期間
8. 手続期限の徒過
9. 救済規定
第7章 異議申立て
1. 概要
2. 異議申立て手続における当事者
3. 異議申立て手続
4. 方式審査
5. 参加
6. 異議申立ての実体審査に向けた準備段階
7. 異議申立ての実体審査
8. 「遅れて提出された(Late-Filed)」事実、証拠、補正書の取扱い
9. 異議申立て手続における補正
10. 異議申立て手続の流れ
11. 審査が優先される異議申立て
12. 異議申立て手続の中止及び再開
13. 特許が放棄又は消滅した場合の異議申立て手続の続行
14. 異議決定
第8章 審判手続
1. 意義
2. 審判部の位置付け
3. 審判請求の対象と効果
4. 審判を請求できる者と審判手続の当事者
5. 審判部
6. 審判手続
7. 中間変更
8. 審判手続の流れ
9. 審判請求の取下げ
10. 審決
11. 不服申立て
12. 審決の表示
第9章 拡大審判部
1. 意義
2. 拡大審判部の責務
3. 構成
4. 付託又は申請手続
5. 法解釈の統一
6. 再審理の申請
第10章 減縮と取消し
1. 意義
2. 方式審査
3. 取消しの決定
4. 減縮請求の実体審査
5. 異議申立て手続との関係
6. 手続の取下げ
7. 異なるクレーム
事項索引
あとがき
奥付