- 発売日
- 2025年03月26日
- 出版社
- 岩波書店
- 編著等
- 中田 裕康
現代債権法の到達点を描いた最良・最高の体系書を、四年ぶりに改訂。法令については担保法制までの改正動向をフォロー、新判例を収録するとともに、改正民法をめぐる近時の研究成果や解釈論を検討。先端的な問題をコラム等で深掘りしつつ、本文の記述の平明さ、読みやすさには一層の磨きをかけた決定版。
目次
表紙
はしがき
本書の記号と略語の説明
目次
序章 債権総論とは何か
1 民法典と債権総論
2 社会の中の債権総論
3 債権法に関する国際的な動き
4 日本民法の改正
5 本書の構成
第1編 債権の発生
第1章 債権の概念
第1節 2つの定義
第2節 債権と物権
第3節 債権と請求権
第2章 債権の発生原因と要件
第1節 債権の発生原因
第2節 債権の発生の要件
第3章 債権の種類
第1節 債権の分類
第2節 民法の規定する債権
第2編 債権の効力
第4章 「債権の効力」とは何か
第1節 「債権の効力」を検討する視点
第2節 債権に含まれる力の分析
第3節 債権の具体的機能
第4節 「契約の拘束力に基づく救済手段」という視点
第5章 当事者間の効力
第1節 履行の強制
第2節 債務不履行に基づく損害賠償
第3節 受領遅滞
第6章 債権の効力——債務者の責任財産の保全等
第1節 責任財産と債権者平等
第2節 債権者代位権
第3節 詐害行為取消権
第7章 第三者による債権侵害
第1節 債権の性質と第三者との関係
第2節 不法行為に基づく損害賠償請求
第3節 債権に基づく妨害排除請求
第3編 債権の消滅
第8章 債権の消滅
第1節 「債権の消滅」という視点の意味
第2節 弁済
第3節 弁済供託
第4節 代物弁済
第5節 相殺
第6節 更改
第7節 免除
第8節 混同
第4編 当事者の複数と変動
第9章 多数当事者の債権関係
第1節 総説
第2節 債権者が複数である関係
第3節 債務者が複数である関係
第10章 債権債務の移転
第1節 2つの視点
第2節 債権譲渡
第3節 債務引受
第4節 契約上の地位の移転
事項索引
判例索引
執筆者紹介
奥付