- 発売日
- 2018年10月31日
- 出版社
- 法令出版
- 編著等
- 清水高士
筆者の豊富な調査経験を基に、調査対象法人の選定から調査終了までのポイントや、勘定科目ごとの深度ある調査方法が満載。税務職員に調査能力を向上させるコツを伝授します。この本一冊で税務調査の本質がわかる、国税職員はじめ企業の経理担当者必読の書。
目次
表紙
目次
第1章 税務調査の流れ
1. 調査対象法人の選定
2. 準備調査
3. 調査の予約
4. 実地調査
第2章 勘定科目別「深度ある調査手法」
売上
仕入及び外注費
棚卸(在庫)
修繕費
人件費
役員退職金
旅費交通費
交際費
寄付金
業務委託費
支払手数料
販売手数料
販売促進費
地代家賃
広告宣伝費・研究開発費
会議費・福利厚生費・雑費等その他の経費
会費
第3章 私の経験「調査事例22」
【事例No.1】申告書「日曜定休日」、店の壁「年中無休」。どちらが本当か?
【事例No.2】スーパーマーケットが工事を請け負い?
【事例No.3】初動調査で犯した失敗
【事例No.4】税務署を含む官公庁の売上を除外
【事例No.5】風俗店の支配人が雲隠れ。さあ何処へ?
【事例No.6】調査先で女性がいきなり手を握ってきた。その悲しい理由。
【事例No.7】事前連絡なしで臨場した支店で見つけたFAX文書。そこには驚きの文面が……
【事例No.8】反面調査先でセールスマンに間違えられた結果……
【事例No.9】ヤクザの親分は一度口に出したことは撤回しなかった
【事例No.10】超高級スポーツカー、ランボルギーニ・カウンタックが100万円で買える?
【事例No.11】巨額の開発費をかけて作った人工真珠を「捨てる」と言うので……
【事例No.12】反面調査の迅速な対応はこんなにも威力を発揮する
【事例No.13】広告宣伝は自社のものばかりでない?
【事例No.14】会長自ら出張の手配をしているって本当?
【事例No.15】換金ショップに自社PCのみならず他社PCも横流し。その手口とは?
【事例No.16】社員が一人で資金管理している場合は要注意
【事例No.17】掘削単価の比較で把握した不正計算
【事例No.18】建設業の調査で垣間見る人間模様
【事例No.19】工事原価台帳に見慣れぬ製品の名が
【事例No.20】反面調査先で自社の不正を告白。調査してみると……
【事例No.21】病人に現金を引き出させてバックさせていた大企業の部長
【事例No.22】老夫婦が信頼していた娘婿。しかし陰でこんなひどいことを……
第4章 出身別「税理士の特徴」
1 国税局の調査部に長く在籍していた税理士
2 国税局の調査部以外に在籍していた税理士
3 税務署の法人課税部門に在籍していた税理士
4 国税局調査審理課・国税不服審判所経験者
5 その他(査察部に長く在籍していた税理士)
6 税理士試験合格組
第5章 現職の国税職員にもぜひ読んでいただきたい
税務職員は職人か、プロか
調査能力を向上させる方法
現職の調査担当者へのお願い
調査部への転勤を希望している職員へ
若い調査官に一言
第6章 税理士業を志す現職職員へ
税理士業は甘くない
「顧問先を紹介します」と言うが……
人脈は現職のうちから
それでも税理士業を始めたい人へ
「顔が利く」「睨みが利く」は実力ではない
第7章 国税用語解説
おわりに
奥付