第4回では、トルコへの進出形態として駐在員事務所や支店が選択されるケース、及びその法的制約について解説いたしました。トルコは、国内法(外国直接投資法)による基本的な保護に加え、多数の国際条約を通じて、外国投資家に対して国内投資家同様の高度な保護(内国民待遇、公正衡平待遇など)を提供しています。本稿では、トルコにおける外国投資家保護の二重の枠組み(国内法及び国際条約)に焦点を当て、万が一紛争が発生した場合に投資家が利用できる主要な紛争解決メカニズム(ICSID 仲裁など)について詳しく解説いたします。