- 発売日
- 2017年03月30日
- 出版社
- 青林書院
- 編著等
- 永島賢也
本書のビジョンは民事訴訟の活性化である!! 法的三段論法がなされる以前の段階にあって判決結果に対して決定的な影響を及ぼす法的な思考過程に着目し、争点整理手続において何を口頭でやり取りすべきかについて圧倒的な筆致で綴る訴訟実務家による意欲作!!
目次
表紙
はしがき
主要文献一覧(略語)
目次
序章 ある弁護士
Ⅰ できるはずです
Ⅱ 法的三段論法以前
Ⅲ 次章以降の論述
第1章 争点整理と要件事実
Ⅰ 法規範
Ⅱ 争点
Ⅲ 要件事実
Ⅳ 争点整理
Ⅴ 立証命題
Ⅵ 法命題
Ⅶ 価値判断
Ⅷ 法実証主義
Ⅸ 常識とコード
第2章 三段論法
Ⅰ 三段論法
Ⅱ 伝統的論理学
Ⅲ 述語論理
Ⅳ 直観主義論理
第3章 法的三段論法
Ⅰ 法的三段論法
Ⅱ 発見の過程と正当化の過程
Ⅲ マクロ正当化とミクロ正当化
第4章 ミクロ正当化
Ⅰ 個体問題
Ⅱ n項問題
Ⅲ 仮言三段論法
Ⅳ 述語論理
Ⅴ 述語論理の法的三段論法
Ⅵ 統一科学運動
Ⅶ P→Q
Ⅷ 覆滅可能性
第5章 トゥールミンの議論図式
Ⅰ 議論図式
Ⅱ D⇒C
Ⅲ 抗弁の性質
Ⅳ 予備的請求原因
Ⅴ 議論図式との関係
Ⅵ 要件事実と議論図式
Ⅶ 議論図式に沿った法的思考
Ⅷ ハリーの国籍と争点整理
Ⅸ 議論領域と裏づけ(B)
Ⅹ 議論図式とマクロとミクロ
第6章 視線の往復
Ⅰ 視線の往復
Ⅱ 裁判過程
Ⅲ 事実問題と法的問題
Ⅳ アブダクション
Ⅴ 可謬性
Ⅵ 法律相談とアブダクション
Ⅶ 法律相談とインダクション
Ⅷ 法律相談とディダクション
Ⅸ 裁判所の場合
Ⅹ 被告訴訟代理人の場合
Ⅺ 三者の重なり
Ⅻ ディダクション風
第7章 マクロ正当化
Ⅰ 大前提の正当化
Ⅱ 小前提の正当化
第8章 発見の過程
Ⅰ オーバーラップする視線の往復
Ⅱ 内面化と暗黙知
Ⅲ 発見の過程における視線の往復
Ⅳ 生活事態と規範仮説
Ⅴ 探求のパラドクスの解
Ⅵ 束縛する正当化の過程
Ⅶ 法律相談における発見の過程
Ⅷ 三者の重なり
Ⅸ たとえば公正さ
第9章 具体例での検討
Ⅰ 動的かつ複雑な様相
Ⅱ 事案の概要
Ⅲ 規範仮説を立てる
Ⅳ 移行しない規範仮説
Ⅴ 両親の責任
Ⅵ 相当因果関係
Ⅶ 相当程度の可能性の侵害
Ⅷ 因果関係の肯定
Ⅸ 減額の方法
Ⅹ 第1審と第2審
Ⅺ 発見の過程とマクロ正当化の過程
Ⅻ ミクロ正当化の過程
XⅢ 監督義務者の責任否定という結論
XⅣ 徘徊事件判決
XV 徘徊事件第1審
ⅩⅥ 徘徊事件第2審(妻)
ⅩⅦ 徘徊事件第2審(長男)
ⅩⅧ 波紋
ⅩⅨ 迫り来る予期
ⅩⅩ 最高裁のマクロ正当化
ⅩⅪ ミクロ正当化
ⅩⅫ 徘徊事件最高裁
ⅩⅩⅢ 発見の過程の推測
ⅩⅩⅣ マクロ正当化の過程の推測
ⅩⅩⅤ ミクロ正当化
ⅩⅩⅥ 三者独自の法的思考
第10章 口頭でのやり取り
Ⅰ 道標としての要件事実
Ⅱ 争点整理手続の傾向性
Ⅲ 対話のなされない領域
Ⅳ 書面にしにくい話題
Ⅴ 口頭でのやり取り
Ⅵ ノン・コミットメント・ルール
Ⅶ 序盤・中盤・終盤
Ⅷ イニシアティブ
Ⅸ 指示待ち弁護士
Ⅹ 懸念の表明
Ⅺ 心証形成時期のコントロール
Ⅻ 物語的進行
XⅢ 批判的意見
XⅣ 次回書面で……
XV 重みづけ
ⅩⅥ 心証開示
ⅩⅦ 深刻な問題
ⅩⅧ 反発と自縛
ⅩⅨ 2つの心証開示の区別
ⅩⅩ 暫定的な心証が意味するもの
ⅩⅪ 心証を開示しない裁判官
ⅩⅫ 法的観点指摘義務
ⅩⅩⅢ 三者三様の法的思考
ⅩⅩⅣ なぞかけ
ⅩⅩⅤ 締切りのメリット
ⅩⅩⅥ 手続保障と迅速化
第11章 要件事実論
Ⅰ 要件事実論(「裁判規範」としての民法説)
Ⅱ 要件事実論(包括説・手法説)
Ⅲ 法規不適用説と証明責任規範説
Ⅳ 証明度に関する規範
Ⅴ 要件事実論の考え方
Ⅵ 法律効果の発生時期
Ⅶ 証明可能性というメガネ
Ⅷ 要件事実論の真理概念
Ⅸ 排中律
Ⅹ 対比
Ⅺ 評価的要件という視点
Ⅻ 思考の癖
XⅢ 事実の蓋然性と心証形成の度合い
ⅩⅣ 裁判外と裁判内
XV 判決起案の手引との整合性
ⅩⅥ 判決理由は誰のため
ⅩⅦ それらしく間違う
ⅩⅧ 主張責任
ⅩⅨ 証明責任判決
ⅩⅩ 事案解明協力義務
ⅩⅪ 要件事実と要件事実論
第12章 まとめ
事項索引
奥付