BUSINESS LAWYERS LIBRARY

民法理論の進化と革新

発売日
2025年03月01日
出版社
日本評論社
編著等
吉永一行

平成後期に大改正の時代を迎えた民法学。後の立法に影響を与えたキープレイヤーたちの思潮を、次代を担う研究者陣が描き出す。

目次

表紙

単行本化にあたってのはしがき

目次

企画趣旨

分断の時代に法学教育の原点を考え直す

日本における人格権法の確立とこれに基づく一元的な民法体系の創成

批判法学的所有論が示したもの

基本権保護義務論から憲法基底的重層論へ

さまざまな«civil»の間

民法解釈方法論と体系

民法の基本原理と消費者法

契約の解釈という技術と比較法文化論

物権変動の規範構造

日本的な意思主義・対抗要件主義における不動産登記の権利公示機能

法社会学と結びついた法解釈学

担保法学のダイナミズムの一素描

法変容の突破口としての所有権留保

「契約の拘束力」を根拠とした帰責構造論の到達点

「詐害行為の対抗不能」と「被保全債権の対抗」

債権譲渡法制の「定数」と「変数」

普遍主義的討議理論としての交渉促進規範論

関係的契約理論における解釈理論と解釈学

「保護」から「支援」へ、そして

継続的契約論の融解と昇華

契約解除要件論の再構築

実質的契約自由と約款規制・不当条項規制

典型契約論の再生

契約法の多元性・再考

種類物売買法としての瑕疵担保責任制度の探求

戦後民事判例における救済法理の原風景へ

民法学における法解釈方法論の歩み

不法行為責任と行為・危険・権利

過失相殺における「原理」と「価値判断」

団体としての家族とその「保護」

家族法立法と市民・社会

家族法学と法解釈方法論・法学方法論

実親子関係をめぐる民法と戸籍法・戸籍実務の交錯

フランス親権法の発展と子の利益

遺産分割における共同相続人間の価値的平等

執筆者一覧

奥付

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