BUSINESS LAWYERS LIBRARY

直感で発想 論理で検証 哲学で跳躍

発売日
2020年06月25日
出版社
東洋経済新報社
編著等
伊丹 敬之

決断と実行の集合体が経営なのである企業の全体の方向性を決めるような戦略の決断、あるいは後継者人事の決断、大型買収の決断、海外進出の決断……。経営者はさまざまな決断を下さなければならない。そして、決断を下すのは、経営者だけではない。組織の中のそれぞれの立場の人が、大なり小なり「自分にとっては決断」というべき行為をとっている。多数の決断と実行の集合体が、経営であり、組織なのである。

目次

表紙

本扉

はじめに

目次

序 章 ロジカルシンキングから「直感・論理・哲学」へ

チキンラーメンと宅急便、その発想と跳躍

小さな決断、大きな決断

定型思考の枠組みが流行

定型思考の落とし穴

直感、論理、哲学

第1章 決断に至る三つのステップ

経営は、決断の集合体

決断=判断+跳躍

判断=発想+検証

本田宗一郎、資本金の30倍の設備投資

決断をさせたもの、そして決断がもたらしたもの

第2章 直感、論理、哲学、すべてを使う

本田宗一郎の決断の背後にある、発想、検証、跳躍

三つの知的思考、すべてを使う

発想のベースは直感

検証のベースは論理

跳躍には哲学が必要

論理の蓄積が直感を生み、論理の堅牢さが哲学を支える

第3章 直感が、発想を豊かにする

発想とは、仮説をひねり出すこと

安藤百福、即席ラーメンの発想

自ら開発・生産・販売を行なう

麺を油で揚げる

どんな発想が「いい発想」か

直感の基本構造と直感の基盤

基盤としての、観察と経験、そして論理

第4章 直感を刺激し、直感を回転させる

直感を解き放つ、というスタンス

外からのインプットによる、直感の刺激

外に直感のきっかけを求める

直感の刺激のための、内なる工夫

直感を回転させるための、連想とアナロジー

プロトタイピングによる直感の回転

論理のつじつま探しが、直感を回転させる

第5章 検証のベースは、論理

検証とは、仮説の適切さをたしかめること

宅急便構想にまで、ひらめきが仕上がる

サービスが先、利益は後

論理的検証の三つの意義

三つの意義を実現するための、三つのスタンス

現実を直視する: 現実は論理的である

経済の論理、学習の論理、そして感情の論理

第6章 仮説を育て、論理の肝を押さえる

仮説進化のための高速フィードバック: 仮説を育てる

高速フィードバックの三つのポイント

事後的対応のための事前準備: 論理の肝を押さえる

「現実直視」の敵

過去への拘泥と目くらまし

「仮説を育てる」への敵

小さい言葉と現場想像力

「論理の肝を押さえる」への敵

第7章 跳躍できるための、哲学

跳躍とは、跳んでそして走り続けること

西山彌太郎も、資本金の30倍の大投資

長い論理的検証、しかし最後は平然と踏み切った

険阻な道を乗り越え、まっしぐら

「踏み切る」ための哲学

哲学と金融合理性のはざま

「走り続ける」ための哲学

小さな哲学、大きな哲学

第8章 哲学がもたらす、安定と奥行き

独断の根拠

哲学なきエセ跳躍の悲劇

もたらしてくれるものは、構想の奥行きと心の安定

データよりも、哲学

良識の哲学、不常識の哲学

「美しいもの」を目指すという哲学

神の隠す手という哲学

日本企業こそ、神の隠す手の哲学を

第9章 定型思考から、「バカな」と「なるほど」へ

定型的論理思考の限界

「バカな」と「なるほど」

「バカな」と聞こえる直感と「なるほど」の論理

「バカな」と感じる哲学と「なるほど」の論理

「バカな」と見えるデータから、「なるほど」という論理を

当たり前のデータとビッグデータの落とし穴

愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ

終 章 直感を磨く、論理を鍛える、哲学を育む

レベルを上げるための、磨く、鍛える、育む

直感を磨く

妄想、ディテール、視覚的イメージ、手を動かす

論理を鍛える

論理のつじつま合わせ、頭の中で小人を動かす

哲学を育む

参考文献

奥付

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