- 発売日
- 2017年09月01日
- 出版社
- 青林書院
- 編著等
- 門野博
難解な“刑事事実認定”を分かりやすく伝える1冊! 冤罪の絶滅を願うすべての人の必読書!
目次
表紙
目次
第1講 有罪認定の基準──合理的な疑いとは
事案 高松郵便爆弾事件
研究ノート 適正な事実認定
⑴ あるべき事実認定とは──キーワードは何か
⑵ 自由心証主義の抑制
⑶ 自由心証主義の抑制の諸相
⑷ 自由心証主義と経験則との新たな関係
第2講情況証拠(その1)──最高裁が示した有罪認定のルール
事案 大阪母子殺害事件
研究ノート 情況証拠による事実認定
⑴ 最高裁はいかなる基準を設定したのか
⑵ 「情況証拠による事実認定」をめぐる諸問題
第3講情況証拠(その2)──総合的事実認定の在り方を考える
事案 糸島放火事件
研究ノート 総合的事実認定の在り方について──分析的評価の重要性
⑴ 2つの認定方式
⑵ チャート図のすすめ
⑶ 大阪母子殺害事件最高裁判決との関係
補講1 控訴審における事実誤認の意義とその審査
第4講 科学的証拠── DNA型鑑定を等身大に見る
事案 東電女性社員殺害事件
研究ノート 等身大に見るDNA 型鑑定
⑴ DNA型鑑定の証拠能力
⑵ DNA型鑑定の証明力
クローズアップ① DNA型鑑定の魔力は克服されたか──鹿児島・強姦事件逆転無罪判決
第5講 黙秘権の行使──黙秘権行使は被告人に不利か
事案 札幌児童殺害事件
研究ノート 黙秘権の行使と事実認定──新しい展開とは
⑴ 問題点は何か
⑵ 黙秘権保障のための課題
⑶ 近時の裁判例と今後の展望
第6講 類似事実による認定──「予断」と「偏見」を排除する
事案 カレー毒物混入事件
研究ノート 類似事実による犯罪立証はどこまで許されるか
⑴ 悪性格の立証
⑵ 「24 年判例」「25 年判例」について
⑶ その他の推認について
⑷ 情状立証の問題(手続二分論)
第7講 被害者の供述──信用性吟味の困難性
事案 小田急線痴漢事件
研究ノート 判決が問いかけるもの
⑴ 上告審の審査方法
⑵ 「那須裁判官補足意見」の意義と射程
⑶ 被害者供述の信用性に関するもう1つの最高裁判決
補講2 経験則と事実認定
第8講 自白の信用性(その1)──信用性判断の注意則とは何か
事案 布川事件
研究ノート 自白の信用性判断
⑴ 木谷・石井論争の第二幕
⑵ 「注意則研究」の有効性とその限界
クローズアップ② 相次ぐ再審開始
第9講 自白の信用性(その2)──信用性判断の新たな展開
事案 広島保険金目的3人殺害事件
研究ノート 自白の信用性判断の将来
⑴ 注意則の復権
⑵ 供述心理学的分析
補講3 可視化の実現と新たな問題──今市事件の波紋
第10講 共犯者の自白──危険な証拠にいかに対処するか
事案 ゴルフ場支配人襲撃事件
研究ノート 補強証拠を必要とする範囲
⑴ 問題の所在
⑵ 「犯人性に関する補強証拠の要否」についての学説・判例の状況
⑶ 検討
⑷ 共犯者の自白
判例索引
事項索引
あとがき
著者紹介
奥付