- 発売日
- 2020年05月20日
- 出版社
- 日本法令
- 編著等
- 三ツ星通代
学校教育の質向上には、教員の時間確保が必要不可欠‼ 長時間勤務、休日出勤、部活動指導、保護者対応など教員の過重負担をなくし、学校の「働き方改革」推進の実践方法を解説する。
目次
表紙
目次
第1章 私立学校を取り巻く環境と課題
1-01 私立学校を取り巻く環境
1 教員の労働時間の問題
2 人材不足の問題
3 少子化の問題
4 教員免許更新制
1-02 学校に求められるもの
1 保護者の期待
2 グローバル人材の育成
3 学校のコンプライアンス
1-03 学校における働き方改革の流れ
1 企業の労働時間管理の歴史的経緯
2 文部科学省が推進する働き方改革
第2章 私立学校の労務管理の実態
2-01 私立学校における教員の勤務時間管理
2-02 社会保険制度(雇用保険、医療保険、公的年金)
1 雇用保険
2 社会保険
2-03 学校の労務管理における私立と公立の違い
1 労働基準法の適用
2 教員の労働時間の問題
3 教育公務員の給与
4 公立の義務教育諸学校の教育職員の給与等に関する特別措置法
第3章 私立学校の労働時間管理の難しさ
3-01 教員の労働時間の特徴
1 学期中
2 学休期間
3 部活動
3-02 教員の業務の特性
1 自主性、創造性の無限性
2 業務の不均衡
3-03 教員の給与制度が与える影響
3-04 教員の意識
1 教員は労働者か
2 公立も私立も教員は教員
3 年功序列の働き方
3-05 組織構造
3-06 保護者の意識
第4章 制度改革への取り組み
4-01 取り組みの進め方
1 労使委員会の立ち上げ
2 目的の共有化
3 リスクの想定
4 労働組合との協調
4-02 組織マネジメントからのアプローチ
1 方針の明確化
2 学校方針の共有
3 重点課題の抽出
4 課題達成のための具体策の検討
5 要員計画の検討
4-03 勤務時間管理からのアプローチ
1 労働時間制度
2 働き方改革による時間外勤務の上限規制
3 拘束時間の把握
4 自校に適した労働時間制度の検討
5 労働時間の定義付け
6 休日および休憩の確実な確保
7 年次有給休暇の取得促進
4-04 業務改善からのアプローチ
1 部活動の位置付け
2 業務の精査
3 業務の平準化
4 役割分担の工夫
5 情報共有
4-05 人材活用からのアプローチ
1 定年再雇用教員の活用
2 非正規雇用の位置付け
4-06 組織風土醸成からのアプローチ
1 現場への働きかけ
4-07 私立学校への導入例
1 年間スケジュール
2 事例―学校法人A学園の例
第5章 心身の健康確保
5-01 安全配慮義務
5-02 面接指導制度
5-03 ストレスチェック制度
5-04 衛生委員会
第6章 今後の課題
6-01 給与制度の課題
1 給与制度改革の可能性
2 教職調整額の裏打ち
3 その他手当の整理
4 同一年齢同一賃金の今後
6-02 人事制度の課題
1 人事評価の難しさ
6-03 学校の覚悟
奥付