- 発売日
- 2019年12月21日
- 出版社
- 民事法研究会
- 編著等
- 加藤新太郎
法改正のあった条文に関する部分は全面的に改稿し、改正債権法に対応する情報を的確に織り込んだ、スリムかつスマートでわかりやすい標準的な要件事実論のテキスト! 簡易裁判所での代理人となる司法書士はもちろん、要件事実論をマスターしようとする法科大学院生、司法修習生、弁護士等の若手法律実務家にとっても必読の書!
目次
表紙
目次
第1部 要件事実の考え方
第1章 要件事実と法律実務家養成
Ⅰ 要件事実論の普遍性
Ⅱ 要件事実との出会い
Ⅲ 法律実務家養成と要件事実教育
第2章 要件事実の意義
Ⅰ 民法の理解の立体化
Ⅱ 要件事実と民事訴訟
Ⅲ 訴訟代理人と要件事実
Ⅳ 要件事実と推定
第3章 請求原因
Ⅰ 売買に基づく代金請求の要件事実(請求原因)
Ⅱ 契約の拘束力の根拠と成立要件
第4章 抗弁
Ⅰ 売買に基づく代金請求の要件事実(抗弁)
Ⅱ 抗弁の種類
Ⅲ 錯誤の抗弁
Ⅳ 期限の主張証明責任
Ⅴ 同時履行の抗弁
Ⅵ 弁済の抗弁
Ⅶ 抗弁のまとめ
第5章 再抗弁
Ⅰ 錯誤に対する反対主張――重大な過失
Ⅱ 期限の合意に対する反対主張――履行期限の到来
Ⅲ 同時履行に対する反対主張
Ⅳ 弁済の反対主張
第6章 売買の要件事実の構造
Ⅰ 売買代金請求の攻撃防御方法(まとめ)
Ⅱ 付帯請求の要件事実
第7章 売買契約をめぐる重要論
Ⅰ 手付
Ⅱ 契約不適合責任
Ⅲ 代理の要件事実
第8章 要件事実の構造と効用
Ⅰ 要件事実の構造
Ⅱ 要件事実論の効用
第2部 要件事実と実務
第1章 土地明渡請求訴訟
訴訟の概要
第1節 訴訟物と請求の趣旨
第2節 請求原因
第3節 YがXの現在の所有を争わない場合
第4節 Yが過去の一定時点におけるXの所有を認める場合
第5節 YがXの所有を認めない場合
第6節 付帯請求としての損害金請求
第2章 建物収去(退去)土地明渡請求訴訟
訴訟の概要
第1節 建物収去土地明渡請求訴訟
第2節 建物退去土地明渡請求訴訟
第3章 登記関係訴訟
第1節 総説
第2節 所有権移転登記手続請求訴訟
第3節 抹消登記手続請求訴訟
第4節 承諾請求訴訟
第4章 土地・建物所有権確認請求訴訟
訴訟の概要
Ⅰ 訴訟物と請求の趣旨
Ⅱ 請求原因と抗弁
第5章 動産引渡請求訴訟
訴訟の概要
第1節 二重譲渡における対抗要件の抗弁と所有権喪失が問題になる場合
第2節 即時取得が問題となる場合
第6章 賃貸借契約関係訴訟
訴訟の概要
第1節 賃料関係訴訟
第2節 建物明渡請求訴訟
第3節 土地明渡請求訴訟(民法上の存続期間満了)
第4節 建物収去土地明渡請求訴訟
第5節 建物退去土地明渡請求訴訟
第6節 敷金返還請求訴訟
第7章 使用貸借契約関係訴訟
訴訟の概要
第1節 物権的請求権に基づく請求
第2節 債権的請求権(使用貸借契約終了)に基づく請求
第8章 消費貸借契約関係訴訟
訴訟の概要
第1節 貸金返還請求訴訟
第2節 準消費貸借に基づく貸金返還請求訴訟
第3節 保証債務履行請求訴訟
第9章 債権譲渡関係訴訟
訴訟の概要
第1節 譲渡禁止の特約、債務者に対する対抗要件、譲渡債権に付着していた抗弁事由が問題になる場合
第2節 債権の二重譲渡の場合
第3節 将来債権の譲渡
第10章 債権者代位訴訟
訴訟の概要
第1節 本来型(被代位権利=金銭債権)
第2節 本来型(被代位権利=特定債権)
第3節 転用型
第11章 詐害行為取消訴訟
訴訟の概要
第1節 基本型(現物返還型―無償行為)
第2節 基本型(現物返還型―有償行為)
第3節 基本型(価額償還型)
第4節 特殊型
第12章 請負契約関係訴訟
訴訟の概要
第1節 請負報酬支払請求訴訟
第2節 割合請負報酬請求訴訟(請負人の工事中止)
第3節 割合請負報酬請求訴訟(注文者の任意解除権行使)
第4節 注文者の任意解除権の行使に伴う請負人の損害賠償請求訴訟
第5節 建物所有権の帰属をめぐる訴訟
第13章 債務不存在確認訴訟
訴訟の概要
Ⅰ 訴訟物と請求の趣旨
Ⅱ 請求原因
Ⅲ 抗弁・再抗弁
第14章 不当利得関連訴訟
訴訟の概要
第1節 給付利得返還請求訴訟(有償行為)
第2節 給付利得返還請求訴訟(無償行為)
第3節 不当利得返還請求訴訟
第4節 利息金請求
第15章 不法行為関係訴訟
訴訟の概要
第1節 一般不法行為責任の要件事実
第2節 使用者責任の要件事実
第16章 請求異議訴訟
訴訟の概要
Ⅰ 訴訟物と請求の趣旨
Ⅱ 要件事実の概要
Ⅲ 請求原因
Ⅳ 抗弁・再抗弁
事項索引
判例索引
著者紹介
奥付