BUSINESS LAWYERS LIBRARY

なぜ外国人に「ちゃんと」が伝わらないのか

発売日
2024年09月20日
出版社
三修社
編著等
稲垣隆司

本書著者の経営する株式会社エイムソウルの調査によると、業務における基準(モノサシ)は国によって大きく異なっています。しかし、このような違いを理解しないまま、急に外国人社員のマネジメントを任された管理職は戸惑うことになります。「ちゃんと時間を守って/ちゃんとルールを守って」と指示しても、その「ちゃんと」の基準が大きく異なるからです。外国人との仕事で多くの日本人が様々なコミュニケーション上の問題に直面する。本書ではその問題解決のための考え方や具体的な方策を、現場をよく知るコンサルタントの実感と調査データの両面から紹介。巻末にはグローバルリーダー11名のインタビューを掲載。

目次

表紙

はじめに

目次

第一章 なぜ外国人に「ちゃんと」が伝わらないのか(文化編)

英語もろくに話せない三十九歳が海外に飛び込んだ

「自分の価値観」を押し付けて大失敗する

イスラム教を理解せず、部下にたしなめられる

日本人の「ちゃんと」と外国人の「ちゃんと」の違い

世界の文化分類に属さない特殊な日本文化

文明と文化の違い

月一回しか遅刻を許さない日本と、月四回許されるインド

第二章 なぜ外国人に「ちゃんと」が伝わらないのか(コミュニケーション編)

日本人の特殊能力「空気を読む力」

日本人のハイコンテクストに戸惑う、ローコンテクストな欧米人

ハイコンテクスト同士でも会話がズレてしまうワケ

日本企業の競争力の源泉、暗黙知

メタ認知能力を高め、自分の「暗黙知」に気づく

第三章 「ちゃんとやって」からの脱却法

早期離職の実態

モチベーションダウンの実態

文化の違いから起こるトラブル

形式知化のフレームワーク「モノサシ・理由・メリット」

そもそもそのルールは必要なのだろうか

自分の常識は世界の常識ではない

第四章 文化の知能指数「CQ」が必要な時代

IQ、EQ、そして文化の知能指数CQ

外国籍人材の適応力を測る、世界唯一の検査CQI

CQI活用事例

スポーツチームから学ぶD&I

日本人の受容力を測るCQI-Ⅱ

CQI-Ⅱ活用事例

「意識」と「感覚」に訴えて、海外希望者を増やす

日本人の海外赴任力を測るCQI‒Ⅲ

CQI‒Ⅲ活用事例

第五章 CQIからみるこんなに違った各国の常識と文化

平均値で捉える各国の常識と文化

自国文化の誇りが強く、成長意欲の高い韓国人

自律しつつも、強い仲間意識のある中国人

温和で、モチベーションの強いフィリピン人

輪を乱さず、信頼関係を大切にするカンボジア人

マイペースでシャイな、仲間意識の強いインドネシア人

思いやりが強いが深く干渉しない、ポジティブなタイ人

外向性が高く成果にこだわる、生き抜く力の強いインド人

ハングリー精神とキャリア志向の強いベトナム人

短期間で人間関係を作り、建設的主張のできるネパール人

真面目で、洞察力が高い日本人

第六章 日本のグローバル化への挑戦(鼎談・対談集)

グローバルで戦うために、ポリシーを形式知化せよ

違いを楽しもう!

「なりたい自分になる」外国人エンジニアを増やす

国の後押しを引き出すグローバル化

高度移民政策で日本をグローバル化させる

法律の整備で日本の外国人雇用を進化させる

国境を越えたONE TEAM

もう一つのD&I、女性活躍が経済発展の鍵となる

もう一つのD&I、障がい者とシニアがもたらす光

異文化コミュニケーションとは

自由であれ!無駄なことはない!

おわりに

奥付

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