- 発売日
- 2017年02月20日
- 出版社
- 中央経済社
- 編著等
- 末吉亙
平成27年商標法改正および、新しいタイプの商標の要件・手続を知るうえで重要な平成28年商標審査基準改訂に準拠。主要判例を多数紹介しつつ商標法の基礎から丁寧に解説。
目次
はじめに
目次
第1章 商標権は何を保護する権利か
第1 基本概念
1 商標,標章,商品,役務
2 標章の使用
3 登録主義,審査主義
4 商品および役務の区分
5 商標の機能
6 商標権
7 団体商標
第2 不正競争防止法との比較
第3 商標権があると何ができるのか
1 専用権と禁止権
2 商標権の制限⑴ 権利制限規定(商標法26条)の制限
3 商標権の制限⑵ 他人との関係に由来する制限
4 商標権の制限⑶ 判例法上の制限
5 商標権の制限⑷ 権利濫用の抗弁から権利行使制限の抗弁へ
6 権利の発生と消滅
第2章 商標の登録要件
第1 実体的要件
1 自己使用の意思(商標法3条1項柱書き)
2 商標法3条所定の要件
3 商標法4条所定の要件
第2 手続的要件(先願性,商標法2条)
第3 防護標章の登録要件
第3章 商標権の主体
第1 原則
第2 共有
第4章 審査手続
第1 出願
1 出願書類
2 出願日の認定
第2 出願公開
第3 設定の登録前の金銭的請求権
第4 審査
1 拒絶理由の通知
2 拒絶査定に対する不服審判
第5 商標登録,異議申立
第6 無効審判
第7 マドリッド・プロトコルによる国際登録
第8 再審および訴訟
第5章 商標の類否
第1 判断基準
1 特許庁における類否の審査基準
2 裁判所における一般的な類否の判断基準
第2 具体的事例
1 最高裁の事例
2 高裁,地裁の事例(主な平成判例,逆時系列)
第6章 商標権の侵害
第1 一般論
1 専用権と禁止権
2 侵害の予備的行為に係る侵害とみなす行為(商標法37条2号ないし8号)
3 防護標章への禁止権の拡大(商標法67条)
4 商標権の侵害
第2 具体的事例
第7章 商標権侵害の救済方法
第1 民事的救済
1 概観
2 差止請求権
3 損害賠償請求権
4 信用回復措置請求権
5 不当利得返還請求権
第2 刑事的救済
第8章 使用権の設定
第1 専用使用権
第2 通常使用権
第3 先使用権
第4 中用権
第5 特許権等の存続期間満了後の商標使用権
第9章 商標権の分割,移転,消滅
第1 商標権の分割
第2 商標権の移転
第3 商標権の消滅
1 商標権の存続期間と更新
2 商標権の放棄
3 商標登録の取消し
〔参考資料1〕主な商標類否裁判例リスト
〔参考資料2〕「通常の」使用料相当額(旧商標法38条2項)裁判例リスト
〔参考資料3〕現行商標法38条3項に基づく使用料相当損害額
〔参考資料4〕商号について
〔参考資料5〕商標権侵害訴訟の実務
〔参考資料6―1〕商標登録出願に関する事務系統
〔参考資料6―2〕商標登録出願出願から権利消滅まで
〔参考資料7〕商標法3条に係る審査基準(商標審査基準第1および第2)概要
主要参考文献
判例索引
事項索引
著者紹介
奥付