- 発売日
- 2025年05月14日
- 出版社
- 労働新聞社
- 編著等
- 社会保険労務士法人本間事務所
本書は、「AI時代だからこそ、人の経験と知恵が活きる」労務トラブル解決のヒントが満載。40の具体的な事例を通して、AIだけでは見抜けない問題の本質に迫り、実践的な対応を分かりやすく解説します。AIの力を借りながらも、最後は「人」で解決する。そんな新しい労務管理のあり方を、本書を通して見つけてください。
目次
表紙
まえがき
index
CASE 01 未経験者の採用、会社の教育義務や責任は
“信じられないくらい常識が無い” として解雇したが、認識不足と反論される
CASE 02 新入社員が勝手にテレワーク、申告制の課題とは
就業規則でテレワークは申告制、申告したので違反ではないと主張
CASE 03 新入社員が勝手に副業、届出制の注意点は
就職前からのアルバイトです、届け出たのでルールは守っていると主張
CASE 04 会社側が一方的に不利益変更、従業員から猛反発が
事業主が固定残業代の導入などを勝手に行い、従業員が労基署に駆け込む結果に
CASE 05 賃金控除の労使協定を締結せず、書類送検も
賃金から前借り金を控除、労使協定の締結なく違法と労基署が書類送検
CASE 06 基本給を勝手に減額、労組から無効を主張される
社長が基本給を一律20%減額、総務担当者が労組に加入し無効と指摘される
CASE 07 男性従業員が育休の取得を希望、会社の説得に反撃が
男性従業員が妻の出産で育休を申出、会社が説得した翌日に労働局から呼び出しが
CASE 08 パートの育休希望を拒否、労働組合が結成される
当社にはパートの育休制度はない、回答に不満の従業員が労働組合を結成
CASE 09 介護休業連続取得の従業員に退職を勧奨、大きな代償が
親の介護に子の介護と立て続けの休業の希望に会社が退職勧奨、不当と申告
CASE 10 十数回の口頭注意も改善なく解雇、その結果は
能力不足で改善の見込みなしと解雇、不当解雇と指摘され撤回することに
CASE 11 税金の滞納と借金で給与が差押え、懲戒処分に従業員が反発
給与が差し押さえられた従業員を減給処分に、私的行為への不当処分と反発
CASE 12 「辞めてもらいたい」、とりあえず退職勧奨はリスク大
ミスが多すぎるなどとして退職を勧奨、従業員は労組に加入し雇用は継続に
CASE 13 残業拒否の従業員を懲戒解雇、「重すぎる」と反発が
残業拒否を繰りかえす従業員を懲戒解雇に、不当解雇と裁判を提起される
CASE 14 うつ病で退職した従業員が、自身で労災申請し認定
退職は上司からの毎日の叱責が原因と労災保険の申請を希望し認定へ
CASE 15 間接的なパワハラによる体調不良で退職、裁判を提起
専務からのパワハラを聞かされ続け自律神経失調症に、裁判を提訴し労災も検討
CASE 16 新規採用してもすぐに退職、原因はいじめか?
試用期間中の退職が続出、原因は所長などからのパワハラとの証言が
CASE 17 パワハラを内部告発、公益通報者保護法との関係は
看護師長が会議で病院長からのパワハラを告発、公益通報者になるのか
CASE 18 頭や肩をポンポンされることを相談、結果は?(セクハラ)
配達先の男性従業員から繰り返され、苦情を申し出ると攻撃された結果は
CASE 19 上司に「性自認」を否定され体調崩したと請求が(ソジハラ)
「お前は気持ち悪い」、上司の心ない言葉が原因で体調不良と法人に賠償請求
CASE 20 クレーマー、数時間も居座わり警察を呼ばれる(カスハラ)
夫婦でクレームをつけに店に来て数時間居座り、警察を呼ばれ逮捕直前に退散
CASE 21 地元のクレーマーが店長へ不当な要求、対応は?
一方通行の逆走などは店の責任とクレーム、その後店長にさまざまな要求が
CASE 22 部下からの罵倒が続き係長がうつ病に(逆パワハラ)
「あんたの指示なんか受けられるか!」 暴言の毎日に上司が心身を病むことに
CASE 23 パワハラの被害を申し出るも調査には応じず(ハラハラ)
上司や先輩からのパワハラなどを申告、しかし事実確認には一切協力せず
CASE 24 固定残業代、説明不足などで未払い賃金の請求が
退職した従業員から、固定残業代を超えて勤務したのに未払いとして請求が
CASE 25 従業員1人、労基署から管理監督者が否定される
労基署から未払い賃金の清算命令、会社は不就業時間分の返還を従業員に要求
CASE 26 経理担当者が常務取締役に、なぜか勤怠控除が
常務のはずが遅刻や早退、欠勤分について賃金から控除され、名ばかり役員に
CASE 27 休職の規定を無視、適切な運用をしないリスクとは
休職期間3カ月の規定、半年過ぎても休職させ無期限になる可能性が
CASE 28 復職の規定が不十分、何回も休職することに
復職後のリハビリ勤務や通算の定めが不十分、休職を繰り返す結果に
CASE 29 病気で欠勤が実は逮捕、懲戒処分で意見が分かれる
インフルエンザのはずが住居侵入で逮捕、解雇するかで意見が分かれる
CASE 30 再雇用、労働条件の著しい低下に大きな反発が
営業から雑用で週2回の勤務に、雇用条件の低下に反発しあっせんを申請
CASE 31 定年延長の助成金、申請では十分な検討が重要に
定年を70 歳に延長し助成金を希望、リスクを知り勝手に変更しトラブルに
CASE 32 通勤の虚偽申告、ケガに労災申請拒否は可能か
自転車通勤をバイク通勤とウソの申告、転倒事故に会社は労災申請を拒否
CASE 33 長時間労働の作業員が死亡、遺族は労災申請を希望せず
作業員の死亡に労基署から指導を覚悟、遺族が労災申請を希望しない理由は
CASE 34 テレワークでの長時間労働が病気の原因と主張、労災が認定
在宅と会社での長時間労働でうつ病になったと労災を申請、カトクも調査に
CASE 35 仕事中の腰痛で労災認定、その後は会社に現れず
飲食店の従業員がビールケースを運び腰を痛めたと労災で休業、出勤せず
CASE 36 社会保険の適用拡大、フリーランス化でトラブルに
短時間労働者への適用拡大、対策としてフリーランスへ変更し、違法と指摘が
CASE 37 継続雇用終了者を外注に、しかし落とし穴が
保険料の節約で65 歳から外注扱いに、ケガに労災が適用されず問題に
CASE 38 最賃の高騰でパートを外注に、労基に駆け込まれた結果は
パートを外注に変更し最賃逃れをはかるものの、残業代などを請求される
CASE 39 外国人留学生をフリーランスに、不法就労を助長することに
留学生の労働時間制限の対策にフリーランスとして契約、違法を指摘される
CASE 40 従業員、社長と相次ぐ不幸 会社の再起に一致団結
従業員が自殺、その後に社長が急死、新社長と従業員が会社の再起を図る
事務所紹介
奥付