- 発売日
- 2021年09月24日
- 出版社
- 清文社
- 編著等
- 小倉敏郎
税務署の法人課税部門をはじめ、国税局の資料調査課、査察部など国税調査の最前線で活躍してきた著者が、その舞台裏をやわらかい語り口で解説。調査をする側、される側にかかわらず、税務調査に携わるすべての方におすすめの一冊。
目次
表紙
はじめに
目次
第一幕 組織
1 国税庁の組織
司令塔は霞が関のひときわ古い建物
全国12国税局等とその傘下の524税務署の指揮命令を行う
税務大学校は人材育成の要
国税不服審判所
民間出身の審判官
国税庁実績評価実施計画に基づいた業務目標
2 人事
国税局採用が大多数
採用の区分
毎年全体の3 分の1程度が人事異動
7月10日の風景
背番号(事務系統)
出向、他人の飯
指定官って何が指定?
3 予算と定員
令和2(2020)年度予算は7,194億円
会計検査院検査は強敵です
令和3(2021)年度の定員は55,954人
4 広報
広報と情報公開は進んでいる
国税庁レポート(毎年6月)
国際戦略トータルプラン(毎年1月)
ファイナンス(財務省月刊誌)
税務行政のデジタル・トランスフォーメーション
報道発表の読み方
パブリックコメント
5 税理士
税理士の監督官庁
税理士のプロ意識
第二幕 調査の実態
1 調査の現状
調査による接触率は低くなっている
税目ごとの接触方法など
実地調査の割合はどの程度なの?
所得税及び個人の消費税調査等の状況
相続税は5人に1人が調査を受ける
法人の調査は30年に1回だけ?
無申告への対応
消費税不正還付への対応
消費税の特殊性、4分の1以上が還付される!
調査手続の変更
なぜ調査手続は変更されたの?
特別調査は何が特別?
リョウチョウ(資料調査課)
調査部調査
北風よりも太陽を!政策
犯則調査(査察部調査)
新型コロナウイルスの影響で調査件数は個人29%法人23%減少
2 選定
調査対象の的確な選定に向けて
部門管理
法人課税部門の場合
個人課税部門の場合
資産課税部門の場合
広域運営
国税局事案の選定
PT事案の選定
資料情報の収集と活用
3 事前準備
見るべき項目の絞り込みと優先度の見極め
事前通知の判断基準
外観調査
同族グループ法人などの情報収集
不正想定図
着手前の打合せの風景
配置表は成績発表
4 調査着手
調査着手
現場確認調査
B/Sの調査次第で追徴税額は0%〜100%以上?
事前準備項目の解明が最優先
政治家秘書の陳情、各種団体幹部からの陳情
5 裏付け調査
取引先への反面調査
銀行・証券会社調査など
国外取引でも反面調査されるの?
6 部内決裁
統括官の役割
調査経過の復命(調査の経過報告)
処理方針の説明
ジュウシン(重要事案審議会)
サレン(査察部情報連絡せん)
税法の適用チェックはどうするの?
7 調査終了の際の手続
非違がある場合・ない場合
8 査察調査
「国税犯則取締法」の廃止
査察部の処理状況
犬が歩いて棒に当たったらどうしよう!
着手されたら7割有罪! 告発割合と起訴・不起訴
ナサケ(情報担当)とシラベ(調査担当)
キップ・札(臨検、捜索、差押等の許可状)
合同調査
他犯罪との併合
無申告も悪いが、不正還付はもっと悪い
無申告事案
罰金と懲役
査察官個人の名前で書類が作成される
査察の将来
9 救済制度
救済制度
再調査の請求
審査請求
訴訟提起
調査手続の改正の影響
10 時効等
時効と海外脱出
11 その他(都市伝説等)
調査の仕事をがんばったら給料は上がるの?
ノルマってあるの?
「お土産」って要るの?
調査担当者のミス、失敗はどうするの?
優良申告法人制度
税務に関するコーポレートガバナンスの充実
滞納処分
繰上請求
第三幕 今後の動向
1 国際課税
国際戦略トータルプラン
国外財産調書
国外転出時課税
2 資料情報
外国との情報交換
新たな情報照会手続(2020年1月〜)
金融資産に個人番号の利用拡大(2020年4月〜)
財産債務調書と暗号資産
AIで調査の高度化と効率化を
3 加算税
加算税が大変なことになってます!
4 その他
消費税インボイス制度の導入により調査は変わるのか?
インボイスの登録番号と個人番号、法人番号の関係は?
事前相談制度
調査対応のアドバイス
参考資料
調査手続の実施に当たっての基本的な考え方等について
国税通則法第7章の2(国税の調査)等関係通達の制定について
あとがき
奥付