- 発売日
- 2019年02月01日
- 出版社
- 勁草書房
- 編著等
- 松尾剛行、山田悠一郎
実例をもとにメルクマールを示す、ネット時代の名誉毀損の決定版法律実務書、3年分の最新裁判例を多数加え、圧倒的充実の第2版!
目次
表紙
第2版はしがき
初版はしがき
目次
はじめに
1 インターネット時代の名誉毀損法
2 インターネットの特徴毎の留意点
(1)はじめに
(2) 一般人による公衆への発信(双方向性)と読者数(層)の激変可能性
(3)匿名性
(4)リンク・転載の容易性
(5)時間・空間の超越
(6)インフラ化(多様化)
3 本書の構成
第1編 総論
序章 はじめに
第1章 インターネット上の名誉毀損の見取り図
1 相談事例
2 問題点
第2章 名誉毀損法の法構造
1 はじめに
2 3種類の「名誉」
3 刑事名誉毀損の法構造(図2)
4 民事名誉毀損の法構造(図3)
5 民事名誉毀損と刑事名誉毀損の相違
第3章 サービス毎の特徴
1 はじめに
2 ウェブサイト
3 ブログ
4 User Generated Contents(UGC)
5 メール
6 SNS
7 リンク・転載
8 インフラ化
第4章 インターネット上の名誉毀損に関する手続法概観
1 はじめに
2 プロ責法
3 削除請求(表1)
4 開示請求・ログ保存請求(図4)
5 損害賠償請求・名誉回復請求
6 プロバイダの責任
7 刑事告訴
第5章 関連する諸権利・諸法令
1 はじめに
2 プライバシー
3 肖像権
4 その他の人格権・人格的利益
5 不正競争防止法
6 リベンジポルノ
7 ストーカー規制法
8 刑法犯
9 営業権侵害・業務妨害
10 知的財産権侵害
11 その他
12 労働等
13 その他のインターネット上の行為
14 名誉毀損が成立しない場合の不法行為の成否
15 債権的名誉毀損
第6章 国際名誉毀損
1 はじめに
2 裁判管轄
3 準拠法
4 国際SLAPP 訴訟への対応
5 刑事関係
第2編 理論編
序章 はじめに
PART 1 事実摘示による名誉毀損の積極要件
第1章 摘示内容の特定
第2章 摘示内容が社会的評価を低下させるか
第3章 公然性
第4章 「対象者の」名誉が毀損されること
第5章 匿名・仮名による言及と対象者の特定
第6章 「表現者が」名誉を毀損したこと
PART 2 真実性・相当性の法理
1 はじめに
2 刑法230条の2
3 真実性・相当性の抗弁
4 留意点
5 本PART の構成
第7章 公共性(公共の利害に関する事実)
第8章 公益性(専ら公益を図る目的に出た場合)
第9章 真実性(真実であることの証明があったとき)
第10章 相当性(その事実を真実と信ずるについて相当の理由があるとき)
第11章 真実性・相当性の法理を乗り越える試み
PART 3 意見・論評による名誉毀損
第12章 意見・論評による名誉毀損総論
第13章 意見・論評が社会的評価を低下させるか
第14章 公正な論評の法理
PART 4 その他の諸問題
第15章 正当防衛・対抗言論
第16章 正当な言論
第17章 その他の抗弁事由
第18章 転載・リンクに関する諸問題
第19章 救済
第20章 名誉感情侵害(侮辱)
第3編 実務編
はじめに
1 基本的な対処方法
2 本編の構成
ケース1 公然性事案
1 問題の所在
2 実務上の判断のポイント
3 表現者(A)に対するアドバイス
4 対象者(B)に対するアドバイス
5 中立的立場から
ケース2 仮名・匿名事案
1 問題の所在
2 実務上の判断のポイント
3 対象者(B)に対するアドバイス
4 表現者(A)に対するアドバイス
5 中立的立場から
ケース3 会社事案
1 問題の所在
2 実務上の判断のポイント
3 表現者(A1〜A3)に対するアドバイス
4 対象者(B)に対するアドバイス
5 中立的立場から
ケース4 口コミ事案
1 問題の所在
2 実務上の判断のポイント
3 表現者(A)に対するアドバイス
4 対象者(B)に対するアドバイス
5 中立的立場から
ケース5 論争事案
1 問題の所在
2 実務上の判断のポイント
3 表現者(A)に対するアドバイス
4 対象者(B)に対するアドバイス
5 中立的立場から
ケース6 転載事案
1 問題の所在
2 実務上の判断のポイント
3 表現者(A1 及びA2)に対するアドバイス
4 対象者(B)に対するアドバイス
5 中立的立場から
ケース7 総合事案1
1 問題の所在
2 実務上の判断のポイント
3 対象者(B1 及びB2)に対するアドバイス
4 表現者(A1 及びA2)に対するアドバイス
5 中立的立場から
ケース8 総合事案2
1 問題の所在
2 実務上の判断のポイント
3 表現者(A)に対するアドバイス
4 対象者(B)に対するアドバイス
5 中立的立場から
ケース9 総合事案3
1 問題の所在
2 実務上の判断のポイント
3 B(対象者)に対するアドバイス
4 A(表現者)に対するアドバイス
5 中立的立場から
ケース10 総合事案4
1 問題の所在
2 実務上の判断のポイント
3 表現者(A)に対するアドバイス
4 対象者(B1)に対するアドバイス
5 中立的立場から
判例索引
事項索引
おわりに
奥付