- 発売日
- 2025年06月10日
- 出版社
- 立花書房
- 編著等
- 橋爪隆
2023年6月に国会で成立した「刑法及び刑訴法の一部改正法」および「性的姿態撮影行為処罰法」をテーマに、東京大学大学院法学政治学研究科の橋爪隆教授が執筆した全3回の連載を電子書籍化。改正刑法は強制わいせつ罪の統合や不同意性交等罪の新設、性的同意年齢の引き上げなどを規定し、性的姿態撮影行為処罰法は違法な撮影や提供の処罰、複写物の没収規定を定める。連載論文は2024年8月から11月にかけて掲載され、改正内容と実務上の判断が難しい点を専門的に解説。刑事実務家や研究者にとって必読の一冊。
目次
表紙
目次
性犯罪に対する処罰規定の改正等について⑴
Ⅰ はじめに
Ⅱ 不同意性交等罪・不同意わいせつ罪
1 基本的な構造
2 原因となる行為・事由
3 「同意しない意思を形成し、表明し若しくは全うすることが困難な状態」
4 いわゆる誤信類型
5 性交等の意義
6 夫婦間の性的行為
7 解釈論上の問題
性犯罪に対する処罰規定の改正等について⑵
Ⅰ はじめに
Ⅱ 176条3項および177条3項の犯罪類型について
1 いわゆる性的同意年齢の引上げについて
2 3項の類型の解釈
Ⅲ 16歳未満の者に対する面会要求等の罪
1 総説
2 要件の解釈
性犯罪に対する処罰規定の改正等について(3・完)
Ⅰ はじめに
Ⅱ 性的姿態等撮影罪
1 総説
2 撮影対象
3 撮影行為
4 他罪との関係
Ⅲ 性的影像記録提供等罪・保管罪
1 総説
2 性的影像記録
3 提供等の行為
Ⅳ 性的姿態等影像送信罪・記録罪
1 影像送信罪
2 影像記録罪
Ⅴ 撮影された記録および複写物の没収
奥付