- 発売日
- 2015年01月10日
- 出版社
- ぎょうせい
- 編著等
- 京野 哲也
ロースクール生、司法修習生及び若手弁護士のための民事弁護実務入門、3年ぶりに全面改訂!
■若手弁護士や将来の法曹が、民事事件における相談、受任、民事訴訟の提起からその終了後に至るまでの一連の手続において、時間の流れに沿って一通りの基本知識を得られる一冊。
■項目に通しのパラグラフ番号(§)を付すことにより、手続間の関係を相互に参照(=クロスレファレンス)できるように工夫。
■学習書(=実務講義)として、制度の理解を深めるための設問を多数盛り込む(それに対する簡潔な回答又は案内も巻末付録にて記載)。
■解決に向けてのヒントになる事柄について、【実務の着眼】【整理しておこう】といったコラム記事のほか、【民事事件の前提は常に動きうる】のようなワンポイントのアドバイスとして適宜記載。
■「用語索引」「条文索引」「判例索引」のほか、「テーマ索引」「「実務の着眼」索引」など一工夫を凝らした索引が7種に増えて更に充実。
目次
クロスレファレンス民事実務講義 第2版
第2版の発刊にあたって
本書のねらいと特徴
凡例
目次
第1編 民事弁護を学ぶにあたって
1 民事に関する弁護士の職務と弁護士倫理
2 民事の弁護士としての心構え
第2編 事案の相談から受任まで
第1 相談を受ける際に留意すべき事項
1 相談を受ける際の心構え
2 事実調査と解決手段の検討
3 弁護士と要件事実,また判例などの法理
第2 受任の際の注意事項
1 受任時に考慮すべき事柄
2 貧困者のための制度
3 依頼者が被告の場合
4 速やかな着手・遅滞なき処理
5 中途からの受任
第3 訴訟前の交渉と事案の解決
1 交渉の着手
2 裁判外での事案の解決
3 紛争性のない?「立会い」又は「利益調整型関与」
第3編 訴訟前の活動 (証拠収集と証拠の保全)
第1 証拠収集
1 裁判外の証拠収集活動
2 裁判上の,独立の証拠調べ手続 -証拠保全-
3 訴訟係属中の証拠収集活動
4 裁判に証拠を提出する方法のまとめ
第2 民事保全
1 民事保全の必要性
2 民事保全の特質
3 民事保全の種類
4 保全の手続 (総論)
5 仮差押え
6 係争物に関する仮処分
7 仮の地位を定める仮処分
8 保全手続における救済と担保の処理
9 民事保全の重要性と弁護士にとっての留意事項
第4編 訴訟手続 (その1) 第一審における代理人の活動
第1 訴訟手続と代理人の活動の概観
1 第一審の流れの概観と争点整理手続
2 争点整理手続 (手続の計画的遂行) と代理人の仕事
3 口頭弁論における行為
4 訴訟手続と弁護士倫理
第2 訴状
1 訴状を作る前に
2 訴状とは
3 管轄
4 当事者の表示
5 事件の表示
6 訴訟物の価額 (訴額)
7 請求の趣旨
8 請求の原因
9 訴状提出の実務と提出後の処理
第3 被告代理人の活動と答弁書
1 被告代理人の活動と答弁書の意義
2 答弁書の形式
3 答弁書の内容
4 反訴
第4 準備書面
1 準備書面の意義
2 準備書面の記載
3 準備書面提出の時期・方法
4 準備書面の効果
5 いろいろな準備書面
6 準備書面作成上の留意事項 (名誉毀損など)
第5 立証総論
1 民事弁護と立証活動
2 民事訴訟における立証活動
第6 証拠調べ手続による立証
1 証拠調べ手続 (その1) 証拠調べ手続の総論 (証拠申出・証拠決定等)
2 証拠調べ手続 (その2) 書証と検証
3 証拠調べ手続 (その3) 人証及び尋問技術
第7 証拠調べ終了後の段階
1 弁論の終結
2 「最終準備書面」の意義
3 一審の判決言渡し
第8 訴訟上の和解の意義と代理人の役割
第9 簡易裁判所の訴訟手続の特徴とその利用
第5編 訴訟手続 (その2) 第一審後における代理人の活動
第1 一審判決後上訴までの間の代理人の活動
1 原告の場合
2 被告の場合
3 一審判決後に初めて相談を受けた場合
第2 控訴審における代理人の活動
1 控訴審の特徴
2 控訴人の場合
3 被控訴人の場合
第3 上告審における代理人の活動
1 上告人の場合
2 被上告人の場合
第6編 訴訟終了後の代理人の活動
第1 代理人の活動
1 原告の場合
2 被告の場合
3 訴訟費用の処理 [訴訟費用額確定手続]
第2 執行手続
1 民事執行の概要
2 強制執行総論
3 金銭執行各論
4 非金銭執行
第3 委任者との清算及び記録の整理等
1 処理結果の説明
2 裁判費用などの清算
3 記録の整理・保存
4 受信簿・発信簿
第7編 民事関係のその他の弁護士業務
第1 様々な弁護士業務とその拡大
第2 予防法務的弁護士業務
1 予防法務的業務
2 契約書作成の基礎
第8編 弁護士倫理に関する補足説明
第1 弁護士倫理の内容
1 仕事や事件を受けるにあたって
2 依頼者との関係でのその他の規律
3 公益的な立場からの規律など
4 他の弁護士との関係での規律
5 守秘義務の規律
6 調査義務・助言義務
7 自分の事務所を持ったら
第2 懲戒手続と規範
1 懲戒手続
2 弁護士職務基本規程とは
付録と後注編
索引
著者紹介
奥付