- 発売日
- 2016年07月10日
- 出版社
- 三修社
- 編著等
- 藤田 裕
平成28年3月公表の「マンション標準管理規約」改正に対応!総会の準備、進行、管理組合の運営から修繕・建替え管理費の徴収まで。マンション管理の法律常識がこの1冊でわかる!
目次
表紙
はじめに
Contents
第1章 マンション管理の法律常識
1 管理組合の構成員はどのような人で、どんな仕事を行う組織なのでしょうか。
2 「区分所有」とはどんな所有形態なのでしょうか。
3 マンションの管理はどのように行われるのでしょうか。
4 管理組合を法人化することで、どんな利点があるのでしょうか。
5 マンション管理組合の総会の組織はどのようになっていて、いかなる場合に開催されるのでしょうか。
6 管理組合の総会で決議する事項には、具体的にはどのような事柄がありますか。
7 管理組合の理事会の構成員はどのような人で、いかなる業務を処理しているのでしょうか。
8 管理組合の理事はどのような事務を処理するのでしょうか。また、理事長にはどんな権限や義務があるのでしょうか。
9 修繕業務の委託を検討していたところ、役員の1人が「私が代表を務める修理会社に任せて欲しい」と申し出てきたのですが、委託してよいのでしょうか。
10 監事はどんな仕事をしているのでしょうか。どのような権限や義務があるのでしょうか。
11 管理組合の理事や理事長の任期はどのくらいの長さが適当なのでしょうか。
12 外部の役員を理事や監事に選任するときの注意点について教えてください。
13 区分所有法とはどんなことを規定している法律なのでしょうか。
14 マンション建替え円滑化法とはどんな法律なのでしょうか。
15 マンション管理適正化法には、どのような内容が定められているのでしょうか。
16 被災マンション法について教えてください。
17 マンション管理上、建築基準法の規定に関して、どのような事柄を知っておく必要があるのでしょうか。
18 マンションの専有部分と共用部分について、それぞれ管理を行う義務は誰が負っているのでしょうか。
19 管理規約や使用細則にはどんなことを定めるのでしょうか。
20 マンションの外壁の塗装など補修をした方がよいと思われる箇所があるのですが、どのように手続きを進めればよいのでしょうか。
21 管理会社を選ぶときはどんな点に注意すればよいのでしょうか。
第2章 管理規約の成立と変更
1 マンションの規約を作成・変更するときにはどんな点に注意すればよいのでしょうか。
2 もともとペットが禁止されていなかったマンションで、買主のマナーが悪いなどの事情から、新たにペット禁止規約を新設することは可能なのでしょうか。
3 営業目的の使用を禁止する規約がある場合に、また貸しの借主に対しても規約により、居室での営業を禁止することができるのでしょうか。
4 マンションの駐車場の使用料の金額は、管理組合が自由に決定してよいのでしょうか。
5 駐車スペースの数が足りない場合や逆に余る場合、どんな点に注意すればよいのでしょうか。
6 管理規約の変更を検討しているのですが、変更手続きはどのように進めればよいのでしょうか。
7 他の用途での使用が認められていたマンションで、住宅専用に限定する規約の変更は認められるのでしょうか。
8 広告塔の設置を認めていた管理規約を変更して、設置を禁止することは可能なのでしょうか。
9 マンションの隣人宅から、深夜にギターの練習による騒音がひどく迷惑していますが、何らかの対応をとることは可能でしょうか。
10 専用使用権が認められている駐車場の料金をめぐり、一部住民の不満が募っているため、料金の値上げや専用駐車場を廃止することは可能でしょうか。
11 マンションの管理規約に関して、使用細則に違反する住民がいた場合に、強制的に規約を守ってもらう方法はないのでしょうか。
12 管理組合が連絡用に設置している掲示板を住民が他の用途で勝手に使用している場合、規約等によって利用を制限することは可能でしょうか。
13 業者が無断でマンションの掲示板に貼ってしまった広告等を、管理組合が剥がすことは法的に何らかの問題が生じてしまうのでしょうか。
第3章 総会の準備・進行の仕方
1 総会を招集するためには、どんな手続きが必要になるのでしょうか。
2 総会当日の手続きの流れを教えてください。
3 総会での議決権数は1人1議決権なのでしょうか。
4 総会に出席できないのですが、代理人に出席してもらうことも可能でしょうか。
5 「集会には代理人に出席してもらう」という居住者がいるのですが、外部者の参加を防止する方法はあるのでしょうか。
6 マンション管理組合の総会議事録を作成する上で注意すべき事柄はどんな点なのでしょうか。
7 総会の出席率が低く決議を得るのが難しいことを理由に、総会で決議に必要な賛成の人数を減らすことは可能でしょうか。
8 実際にマンションに住んでいない区分所有者に対して、どのように総会の招集通知を出せばよいのでしょうか。
9 招集通知に記載した議題の他に、決議すべき事項が生じた場合に、改めて通知を行わなくても決議を行うことは可能でしょうか。
10 専有部分を数人で共有している場合には、総会における議決権の数はどのように扱われるのでしょうか。
11 理事長が総会に出席せず、退任手続きも行っていない場合に、理事長は退任したものと扱うことができるのでしょうか。
12 総会で事前に通知していなかった議題が突然提案された場合、決議をとることは可能なのでしょうか。
13 総会議事録に議長の署名はあるのですが、押印がなされていない場合に、総会の効力は認められるのでしょうか。
Column こんな管理組合には危険がいっぱい
第4章 管理組合の組織と運営
1 マンション管理組合の組織はどのようになっていて、何の目的で設置されるのでしょうか。
2 管理組合の設立は法律上の義務なのでしょうか。
3 管理組合を法人化するためには、どのような設立手続きを経る必要があるのでしょうか。
4 マンションの入居予定者が開いた管理組合の創立総会に、効力は認められるのでしょうか。
5 管理組合の名義で銀行口座を作るには、どんな手続きが必要になるのでしょうか。
6 マンションの隣地に商業ビル等が建設されることに対して、管理組合が反対する方法はあるのでしょうか。
7 ずさんな管理を行うマンションの管理者を解任するには、どんな方法をとればよいのでしょうか。
8 マンションの入居者は、自治会に加入して、自治会費を支払う義務があるのでしょうか。
9 管理業者に委託することなく、管理組合が自分たちだけでマンション管理を行う場合に、どんな点に注意する必要があるのでしょうか。
10 マンション管理組合の役員は、どんな義務や責任を負うのでしょうか。
11 管理組合の役員に報酬を支払う必要はあるのでしょうか。
12 管理業務の委託を検討しているのですが、そもそも管理会社はどんな業務をしているのでしょうか。
13 管理会社の仕事ぶりがあまりよくないように思うのですが、どのように判断すればよいのでしょうか。
14 管理委託契約書を作成する場合に、どんな点に注意する必要があるのでしょうか。
15 管理委託契約書に添付されている仕様書は、どのような書類なのでしょうか。
16 管理会社との管理委託契約を結ぶときのポイントについて教えてください。
17 管理会社に管理業務を委託する場合、一部の業務だけを委託することも可能でしょうか。
18 管理会社の業務の縮小や変更のために、専門業者や他の管理会社から見積りをとる上で、どのような点に注意する必要があるのでしょうか。
19 管理人が24時間常駐しているはずのマンションで、夜間に管理人室に誰もいない場合に、改善を求めることはできるのでしょうか。
20 理事会はどのような事項について決議を行い、また、誰が招集することができるのでしょうか。
21 出席者不足で理事会が成立しなくなることを防ぎたいのですが、どんな対策が考えられるでしょうか。
22 理事会の議事録に、理事長の署名があるのみで押印がない場合には、理事会議事録は無効になるのでしょうか。
23 住民の中に建築士や弁護士等がいる場合、理事会の下に専門家による諮問委員会を設置することは可能でしょうか。
24 業務監査とは誰が行い、どのような業務をいうのでしょうか。
第5章 管理費についての取り決めと徴収方法
1 管理費はどんな目的のために使われるのでしょうか。
2 管理費を使って住民の交流イベントを行おうと思っているのですが、反対者もいます。問題になるのでしょうか。
3 管理委託費はどのような用途に用いられ、金額が適正かどうかどのようにチェックすればよいのでしょうか。
4 管理費を安く抑えるには、どのような方法があるのでしょうか。
5 管理費を節減したいのですが、管理員は常駐させないといけないのでしょうか。
6 マンションの設備点検や管理に必要な費用を見直す上で、どのような点に注意すればよいのでしょうか。
7 エレベーターの保守契約を見直すことで、管理費を抑えることも可能でしょうか。
8 分譲マンションの一室を購入したのですが、支払う管理費の負担割合がよくわかりません。管理費はどのように負担するものなのでしょうか。
9 マンションの管理費が不動産業者の説明とは異なり、高額であった場合に、購入契約の解約等を行うことは可能でしょうか。
10 マンション1階はエレベーターを使用しないため、その分の管理費を免除されたり、専用庭の使用分の管理費が高く設定されるということは認められるのでしょうか。
11 理事会の役員が管理費の運用に失敗して大きな損失が出た場合、理事会構成員に補償を求めることは可能でしょうか。
12 管理会社が倒産した場合、組合員が支払った管理費や修繕積立金は守られるのでしょうか。
13 売れ残り住戸の管理費について、住戸の販売会社に支払わせることは可能でしょうか。
14 収支決算を行った結果、管理費が不足することが判明した場合、不足分を追加徴収することは可能でしょうか。
15 滞納者に対する管理費の請求について方針を決める場合にも総会決議が必要になるのでしょうか。
16 管理費を滞納している住民に対して、強制的に支払いを請求する方法はあるのでしょうか。
17 中古マンションを購入する場合、前の持ち主が管理費などを滞納しているとその分を支払わなければならないことがあると聞きましたが、本当なのでしょうか。
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第6章 マンションの修繕と建替え
1 マンションの点検や修繕について、どんな点に気をつければよいのでしょうか。
2 鉄部が劣化しているのかについてどのように判断したらよいのでしょうか。
3 外壁の劣化を見つけた場合にはどんな点に注意すればよいのでしょうか。
4 屋上の定期点検を行う上で、どんな点に気をつければよいのでしょうか。
5 給排水設備の構造や劣化によるトラブルにはどのようなものがありますか。
6 修繕積立金とはどんな性質のお金で、金額はどのように決めるのでしょうか。
7 マンションの修繕は何年ごとに行うのでしょうか。法的な基準などはあるのでしょうか。
8 築20年のマンションに住んでいますが、階段の一部にひびが入っていました。この修理費用は誰が負担することになるのでしょうか。
9 分譲団地の特定の棟の駐輪場が壊れてしまった場合に、全住民から集めた管理費から修理代を支払うことは不公平ではないのでしょうか。
10 修繕工事にはどのような種類があり、どんな発注方式があるのでしょうか。
11 修繕業者を選ぶ際には特定の業者に依頼することになるのでしょうか。
12 工事監理にはどんな方式があるのでしょうか。
13 大規模修繕工事には、どんな種類の工事があるのでしょうか。
14 マンションの修繕工事を行うにあたり、どんな場合に特別決議が必要になるのでしょうか。
15 長期修繕計画を上手に立てるためには、どんな点に注意すればよいのでしょうか。
16 修繕の要否はマンションの管理業者に判断してもらえばよいのでしょうか。
17 積立金や借入れについて管理規約で定める場合に、どんな点に注意すればよいのでしょうか。
18 棟別の修繕積立金から支出すべき各棟一斉修繕の費用を全体修繕積立金から支出するという総会決議が可決した場合、どのようになるのでしょうか。
19 各住戸の床下も含めた配水管の取替え工事を行いたいのですが、管理組合が、居住者の住戸に立ち入る工事を行うことは可能なのでしょうか。
20 地震や火災などの緊急時には、理事長や理事会はどんな対応をとることができるのでしょうか。
21 全棟一斉修繕工事について、建物外壁工事と手すりの塗装工事の決議を一括して採択したいのですが、可能でしょうか。
22 管理組合の理事長が、修繕積立金の運用方法を変更して、証券会社の商品に出資することは可能なのでしょうか。
23 長期修繕計画を見直したところ、修繕積立金が不足することが判明した場合、住民から徴収することは可能なのでしょうか。
24 住民から修繕計画の状況などについて情報開示を求められた場合、応じなければならないのでしょうか。
25 入居者の高齢化も視野に入れ、マンション設備のバリアフリー化を検討しているのですが、気をつけるべきことはありますか。
26 建替えと復旧はどう違うのでしょうか。
27 建替えにかかる費用の調達方法について知っておくべきことはあるのでしょうか。
28 マンションの建替え手続きはどのように進めていけばよいのでしょうか。
29 マンションの建替えに反対したい場合、どのような方法により反対を主張すればよいのでしょうか。
30 今度マンションの耐震強度確認検査を行うようなのですが、耐震性が足りなかった場合どんな手段がとれるのでしょうか。
31 建物の復旧手続きはどのように進めていくことになるのでしょうか。
第7章 専有部分・共用部分・敷地の使用を管理するノウハウ
1 共用部分の管理・修繕にはどんな業務があり、誰が行うのがよいのでしょうか。
2 区分所有者の共用部分に対する権利として、どんな内容が認められているのでしょうか。
3 専有部分を修繕するときには、理事会への報告など一定の手続きが必要になるのでしょうか。
4 天井の上にある配水管から水が漏れているようで、被害を受けているのですが、この場合、誰に責任を求めればよいのでしょうか。
5 マンションの共用部分「ちびっこ広場」を改築して駐車場を増設することも可能でしょうか。
6 ベランダの隣戸との境界にある隔て板が破損したのですが、破損の原因はわかりません。このような場合、誰が修理費を負担すべきでしょうか。
7 マンションのエレベーターが急に停止し、1時間閉じ込められ会社に遅刻しました。このような場合、責任を追及することは可能でしょうか。
8 マンションの外壁がはがれて落下して通行人がケガをした場合、補償の責任は誰が負うのでしょうか。
9 複合型マンションの管理は、誰がどのように行うのでしょうか。
10 時間外のゴミ出しなど、ゴミ置場のルールを守らない住人に対して、管理組合としてできるよい対策はないでしょうか。
11 電気の容量を増やしたいという住居者のために、マンション全体の電気容量を増やすことは可能でしょうか。
12 マンションの関係者以外の者がマンション敷地に勝手に駐輪することをやめさせる方法はあるのでしょうか。
13 リフォームをする際に注意すべき点は、どのような事項なのでしょうか。
第8章 マンションをめぐるその他の問題
1 マンションの一室に暴力団事務所が入っているのですが、立ち退いてもらうことは可能でしょうか。
2 居住者が部屋を別人に貸したいようなのですが、暴力団や半グレといった人が入居してくるのは阻止したいのですが。
3 マンションの登記は一般の土地・建物の登記と記載が異なると聞いたのですが、具体的にはどのような違いがあるのでしょうか。
4 全住戸住宅専用の説明で購入したのですが、隣人が学習塾を開いているようです。居住目的以外に利用しても問題ないのでしょうか。
5 マンションの防犯対策にはどのような方法があるのでしょうか。
第9章 標準管理規約・法的手段の活用法
マンション標準管理規約の見方
マンション標準管理規約とは
平成28年3月の改正でどう変わったのか
資料 マンション標準管理規約 (単棟型)
マンション管理適正化指針の見方
マンション管理適正化指針とは
その他のモデル書式や指針
資料 マンションの管理の適正化に関する指針
管理費徴収のための法的手段の内容
滞納者から管理費を回収する手段
滞納発生
滞納者の保有財産の調査
法的措置の内容 (担保権の実行や競売請求)
法的手段の利用法
内容証明郵便
法的手段の利用
書式 マンション管理費請求のための支払督促申立書
書式 マンション管理費請求のための訴状
監修者紹介
奥付