- 発売日
- 2023年05月20日
- 出版社
- 経団連出版
- 編著等
- 高野研一
これまで「価値の目利き力」は、「生まれながらのセンスのようなもので、育成できるものではない」といわれてきましたが、優れた創業者のものの見方を振り返り、またシリコンバレーからイノベーションが湧き起こる理由を探るなかで、「価値創出に関する仮説検証を繰り返すことで習得可能」な能力であり、「創業期のリーダーシップ」ともいうべきものであることがわかってきました。本書では、DX時代の新たなリーダー像を描き出すとともに、目利き力とは何か、どうすれば習得できるのか、さらにはそれをどう評価し、育成するのか、その方策を探ります。
目次
表紙
まえがき
目次
プロローグ ある管理職のつぶやき-大企業で育ったリーダーが世界を動かす時代は終わったのか
第1章 なぜ創業者ばかりが活躍するのか
1. 従来のリーダーシップ論の限界
2. 新たなリーダー像のスケッチ
3. 優れた創業者の「ものの見方」を習得する
第2章 優れた創業者はどこにフォーカスを当てているのか
1. 社会にどのような価値をもたらすか
1-1 ステークホルダーへのフォーカス
1-2 社会的価値の創出
2. 価値が生まれるメカニズム
2-1 バリューチェーン
2-2 競争優位性を解明する
2-3 市場構造・事業構造・収益構造のリンケージ
2-4 ファクター間の感応度
3. 未知の世界に解を求める
3-1 仮説検証の実践
3-2 エビデンスは仮説検証した人だけが得られる
3-3 ピボット-仮説を軌道修正する
第3章 DX時代のリーダー像
1. ネットワーク効果を活かす
2. グローバルなエコシステムに入り込む
3. キャピタルゲインを有効活用する
第4章 リーダーの強さと弱さ
1. リーダーとしての「強さ」
2. 倫理の問題を突き詰めて考える
第5章 DX時代における企業と個人の能力開発
1. 企業の人材育成策
2. 個人の能力開発法
奥付