- 発売日
- 2019年10月17日
- 出版社
- 弘文堂
- 編著等
- 小泉直樹
新しいテクノロジーやAI化の進展により、知的財産、とりわけ、特許法や著作権を取り巻く環境は刻々変化しつづけてています。国内外ともに知的財産をめぐる紛争が頻発してもいます。「特許」と「著作権」をめぐる典型的な紛争をできるだけシンプルなCaseで示し、ほんとうに必要な用語と条文だけで、解説しています。六法も判例集も要りません。最軽量ながら全体像がすっきり見通せる、癒し系のイラストも楽しい、入門書です。
目次
表紙
はじめに
目次
凡例
第Ⅰ部 特許法
第1章 特許権は誰のものか
1 特許法の基本的コンセプトと権利の帰属ルール
2 職務発明の帰属
3 冒認による特許の取戻し
4 講義後の質問タイム
第2章 特許権侵害(1) 特許発明の技術的範囲
1 特許権の侵害とは
2 抽象的な文言の解釈
3 物と方法の間
4 講義後の質問タイム
第3章 特許権侵害(2) 均等侵害・間接侵害
1 均等侵害
2 講義後の質問タイム
3 間接侵害
4 講義後の質問タイム
第4章 特許権侵害(3) 相手方の反論・損害賠償
1 先使用の抗弁
2 無効の抗弁
3 試験研究の抗弁
4 消尽の抗弁
5 講義後の質問タイム
6 並行輸入の抗弁
7 損害賠償
第5章 特許権の成立をめぐる争い
1 審査結果の争い方
2 審決取消訴訟の審理対象
3 講義後の質問タイム
第6章 ライセンス(実施権)
第Ⅱ部 著作権法
第7章 著作権侵害(1) 著作物
1 著作権の侵害とは
2 写真の著作物
3 建物の著作物と図面の著作物
4 編集著作物
5 講義後の質問タイム
第8章 著作権侵害(2) 著作者
1 著作者に関するルール
2 映画の著作物の著作権
3 職務著作
4 講義後の質問タイム
第9章 著作権侵害(3) 複製と翻案
1 著作権の種類と複製・翻案
2 二次的著作物と原著作物
3 誰が著作権を侵害しているか
4 講義後の質問タイム
第10章 著作権侵害(4) 著作権の制限
1 著作権の制限とは
2 どこまでが引用として許されるか
3 非営利の実演
4 講義後の質問タイム
第11章 著作者人格権・著作隣接権
1 著作者人格権とは
2 公表権の侵害とは
3 同一性保持権の侵害とは
4 著作隣接権
5 講義後の質問タイム
事項索引
奥付