- 発売日
- 2022年11月30日
- 出版社
- 中央経済社
- 編著等
- 山下 章太
企業の立場や成長ステージによって異なる特徴を包括的に理解できる決定版。環境の変化が株式価値に与える影響と対策についての解説を充実させ大幅改定。
目次
表紙
第2版刊行にあたって
はじめに
目次
第1章 投資家を理解するために必要な基礎知識
1.エクイティ投資家の種類と戦略
2.時期によって注目される会社は変化する
⑴ ESG
⑵ カントリーリスク
⑶ 経済環境の変化
3.投資ステージと株式価値
⑴ 企業のライフサイクル
⑵ シナリオ別の期待値
4.ベンチャー企業に銀行は融資しない
5.誰が・いつ・どの会社に投資するか?
6.投資時期を間違えるとEXITできない
7.エクイティ投資のリターンの特徴
第2章 エクイティ・ファイナンスの流れ
1.エクイティ・ファイナンスによる資金調達の種類
⑴ 普通株式
⑵ 種類株式
⑶ 新株予約権
2.資本政策
⑴ 議決権比率と株主権
⑵ 必要金額と維持すべき議決権割合:仲間割れリスク
⑶ 希薄化(希釈化)による株主への影響:投資家は価値の低下を許容できない
3.投資結果を判断する利回り(リターン)
⑴ リターンの種類
⑵ リスクフリーレート
⑶ エクイティ・プレミアム(スプレッド)
⑷ 投資リターンの計算例
4.M&Aの活用
⑴ M&Aの目的
⑵ M&Aの一般的な流れ
⑶ 現金買収によるM&A
⑷ 合併
⑸ 株式交換によるM&A
⑹ MBO/LBOによる買収
⑺ 非公開化を目的としたTOB
5,投資判断に必要な事業計画の基礎知識
⑴ 企業の作成する決算書
⑵ 事業計画は企業の将来予想
6.上場のメリットとデメリット
⑴ 上場のメリット
⑵ 上場のデメリット
第3章 エクイティ・ファイナンスの評価
1.普通株式の評価
⑴ インカム・アプローチ
⑵ マーケット・アプローチ
⑶ コスト・アプローチ(ネット・アセット・アプローチ)
2.新株予約権の評価
⑴ 非上場企業と上場企業の評価方法の違い
⑵ ブラック・ショールズ・モデル
⑶ 格子モデル
⑷ シミュレーション・モデル
⑸ パラメータの意味と算出方法
⑹ パラメータの予約権価値への影響
⑺ ブラック・ショールズ・モデルの前提と使用できないケース
⑻ 投資家向け新株予約権とストック・オプション
3.新株予約権付社債の評価
⑴ 普通社債の評価方法
⑵ 新株予約権付社債の評価方法
第4章 上場企業のエクイティ・ファイナンスの特徴
1.ファイナンスの種類
⑴ 公募増資(IPO,PO)
⑵ POと売出し
⑶ 株主割当増資(ライツオファリング)と第三者割当増資
⑷ 最適資本構成を目指したリキャップ
⑸ コミットメント型の資金調達
2.上場株式の特徴
⑴ 資金調達で重要なのは株価ではなく,出来高
⑵ 少数株主への配慮
⑶ コングロマリット・ディスカウント
3.上場株式に特有の制度等
⑴ TOB規制
⑵ 譲渡制限(ロックアップ,売出し)
⑶ 市場内取引と市場外取引
⑷ 信用取引
4.新株予約権の費用負担の軽減策
⑴ プレミアムをどのように抑えるか(条件の設定)
⑵ 分割行使が評価額に与える影響
⑶ 買戻し条項(取得条項)が評価額に与える影響
5.役職員へのインセンティブ
⑴ 役員退職慰労金としての退職金型SO(1円SO)
⑵ 業績連動型SO
⑶ 強制行使型SO
⑷ 費用負担が大きくかかる税制適格SO
⑸ 譲渡制限付株式等
第5章 エクイティ・ファイナンスの会計・税務
1.出資者(投資家)の会計・税務
⑴ 出資者の会計処理
⑵ 出資者の税務処理
⑶ 税法に基づく評価
2.発行体(会社)の会計・税務
⑴ 発行体の会計処理
⑵ 発行体の税務処理
おわりに
索引
奥付