- 発売日
- 2024年09月12日
- 出版社
- 中央経済社
- 編著等
- 柿沼太一、大瀬佳之、奥村光平、加島広基、北原悠樹、澤井周、竹本如洋、南野研人、森田裕
さまざまな社会課題解決の担い手であるディープテック・スタートアップ。DTSU自身の成長と強化に必須である知財・契約の戦略について基本から実践テクニックまでを詳解!
目次
表紙
はじめに
目次
凡例
序章 知財戦略と契約戦略の関係
1 事業化を見据えた強い知的財産権を取得・保有するための戦略(知財戦略)
2 合理的な条件での他者とアライアンスを組むための戦略(契約戦略)
第1部 知財戦略
第1章 知財戦略の基本
1 事業をさまざまな知的財産権で多面的に保護する
2 ビジネス戦略と知的財産戦略
3 ステージごとの知財戦略
4 スタートアップの知財戦略を支える人材・組織の構築方法
第2章 技術
1 技術を保護する方法
2 DTSUの特許調査・特許分析
3 権利化戦略
4 技術領域ごとの権利化戦略
5 大学関連発明
6 特許取得の費用のリアル
第3章 ブランド・デザイン
1 特許以外の知財によるビジネスの保護:ブランド・デザイン
2 商標権によるブランドの保護
3 意匠権によるデザインの保護
4 商標・意匠登録費用
第4章 特許事務所,弁理士の選定・協働
1 専門性
2 業務内容の幅
3 コミュニケーション
4 費用
5 国際対応力
第2部 契約戦略
第5章 DTSUの契約戦略の特徴と全体像
1 事業展開・研究開発×単独・共同の4つのパターン
2 フェーズと契約の関係
3 DTSUのアライアンスの3つのパターン
第6章 情報交換フェーズ
1 NDAの重要性
2 NDAの内容
3 NDAが力を発揮する場面
4 NDAにおける各条項
5 次のフェーズへの移行に関する条項
6 NDAの限界
7 MTA(Material Transfer Agreement)
第7章 技術検証フェーズ
1 技術検証とは
2 PoC契約でよく問題となるポイント
3 PoCの内容の明確化
4 精度・結果の非保証
5 PoCの終了要件の明確化
6 知的財産権の帰属
7 次のフェーズへの移行に関する条項
第8章 共同研究開発フェーズ
1 知的財産権の帰属および利用条件
2 共同研究の対象の特定
3 研究経費
4 研究成果に対する対価
5 解除事由としてのチェンジオブコントロール(COC)条項
6 競合する研究開発の禁止
7 オプション権と優先交渉権(Right of First Refusal)
第9章 ライセンスフェーズ
1 事業の実施にあたって何が「コア」なのかの見極めが重要
2 ライセンス契約
3 その他の契約
第10章 大学との間の契約交渉
1 関連ガイドライン等
2 大学との共同研究における知的財産権の帰属と利用条件
3 共同研究費用:従来の考え方と近時の変化
4 不実施補償
5 新株予約権による実施料(ロイヤルティ)支払い
6 利益相反
索引
各モデル契約書(雛形)へのリンク集
Column
DTSUに対する投資家の目
早めの見切りも重要
コンタミネーション(混入)防止の重要性
検証作業の対価支払いと知的財産権の帰属
委託研究契約(受託研究契約)と共同研究契約
「研究成果の共有」とは
下請の実施とサブライセンス権
改良発明と独占禁止法違反
AIと著作権侵害
大学発スタートアップの大学とのライセンス契約締結のタイミング
国立大学(理工系)発スタートアップ,国立大学(人文科学系)スタートアップ,私立大学発スタートアップの違い
「キャッシュを保有するDTSUは実施料をSOでは支払えない」は本当か
執筆者紹介
奥付