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あなたの会社に「ドラマクイーン」はいませんか? 残念な管理職への対処法

発売日
2019年12月19日
出版社
労働新聞社
編著等
鈴木 孝嗣、長谷川 崇

本書は、ドラマクイーン、ナルシスト、ブレイマーなど、異常な言動をとる「残念な管理職」(その行動の多くは、パワハラに該当する可能性があります)の特徴を概観し、部下としての対処法を解説します。共著者の一人である特定社会保険労務士の鈴木氏が「残念な管理職」の実態分析と対応策を整理し、産業医として数多くの会社の現場を見てきた精神科医(医学博士)の長谷川氏が、異常な言動をとる管理職について、精神医学的な視点から分析を行っています。

目次

表紙

はじめに

目次

第1章 ドラマクイーンとは何か?

(1) ドラマクイーンとは何か?

1 定義

2 パーソナリティー障害や精神障害との関連性

(2) ドラマクイーン以外の「残念な管理職」

(3) パワーハラスメント

1 定義と具体例

2 法的責任

(4) なぜ、ビジネスの世界で異常な言動を取る管理職が多いのか?

1 使用者と労働者の法的関係

2 トップポジション固有の特徴と問題性

【コラム1】思い出したくない上司と、思い出せない上司

第2章 「残念な管理職」への対処法(その1-自己解決または社内のリソースを利用)

(1) 日々の対処法

1 タイプ別対処法

2 イエスマンにならないこと(7:3の法則)

3 「感情マネジメント力」を高める(アンガーマネジメント)

4 心の平安を確保する方法を試す

(2) 「残念な管理職」の上司に相談する

(3) 人事部に相談する

1 人事部からの指導

2 管理職への360度フィードバックの実施

3 ハラスメント防止教育の強化

4 懲戒

(4) 産業医に相談する

(5) 労働組合に相談する

(6) 内部通報制度(Whistle blowing)

(7) 自ら、行動する

1 人事異動を願い出る

2 転職する

【コラム2】人事部や産業医のいない中小企業での対処法

第3章 「残念な管理職」への対処法(その2-社外のリソースを利用)

(1) 準備行為

1 就業規則の理解

2 エビデンス(事実)の記録

(2) 自分で会社に要求する

(3) 社外の紛争解決手続きの利用

1 社外手続きの種類

2 まずは、無料相談窓口へ

(4) ADR(裁判外紛争解決手続き)

1 都道府県紛争調整委員会による「あっせん」

2 都道府県労働委員会による「あっせん」

3 労働審判

4 民事調停

5 民間ADR

6 ADRのまとめ

(5) 司法手続き(民事訴訟)

【コラム3】労働審判のリピーター君

第4章 異常な言動の管理職のパーソナリティー障害や精神疾患との関連性

(1) 異常な言動の管理職に潜む、パーソナリティー障害と精神疾患の可能性

1 心身不調の要因のトップは、「上司」との人間関係

2 心身不調でも、産業医面談を受けるケースは少ない

3 上司の異常な言動と、代表的な5つの精神障害の可能性

4 上司の精神医学的な診断は顕在化しにくい

5 不調者にかかる「事例性と疾病性」

(2) パーソナリティー障害と精神疾患

1 パーソナリティ障害とは

2 自己愛性パーソナリティ障害

3 強迫性パーソナリティ障害

4 自閉スペクトラム症

5 うつ病

6 双極性障害(双極Ⅱ型障害)

7 血管性認知症

【補足資料】本章で扱ったパーソナリティー障害と精神疾患の診断基準(DSM-5)

【コラム4】当事者に対し産業医ができること、できないこと

おわりに

謝辞

参考文献

著者プロフィール

奥付

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