- 発売日
- 2018年07月18日
- 出版社
- 東洋経済新報社
- 編著等
- 不動産政策研究会、中川 雅之、小林 正典
日本の不動産市場における現状を踏まえた上で、国際不動産政策の観点から不動産政策課題への対応を整理。
目次
表紙
はしがき
目次
第1部 はじめに
1-1 不動産市場の国際化とは何なのか?
1 不動産取引の国際化とは?
2 不動産取引の国際化にどう対応すべきか?
3 グローバル都市論
4 不動産市場の成熟度に関する制度的アプローチ
5 不動産市場に関連する制度的要因は何をもたらすか?
6 おわりに
第2部 不動産市場の国際化の動向と政策課題
2-2 インフラ投資の収益率向上による民間資金の導入
1 インフラ投資の低い収益性
2 インフラ投資の金融手法
3 インフラ投資の直接効果と間接効果
4 インフラによる間接効果の引き上げ策
5 アジアの用地買収問題解決のための土地信託
6 インフラの経済効果を高めるための運営会社社員へのボーナス提供
2-3 中国、日本、スウェーデンにおける住宅市場の機能の比較
1 日本、中国とスウェーデンの住宅市場の概観
2 日本と中国の床面積需要の比較
3 結論
2-4 自主的持続可能性規格(VSS)の普及における公私協働 ─有機農業規格の事例研究からの示唆
1 自主的持続可能性規格(VSS)の普及に向けた課題
2 有機農業の普及に向けた政府の関与
3 有機農業に関するVSSの普及における公私協働
4 おわりに ─有機農業のVSSにおける公私協働の限界
2-5 不動産市場の国際化と今後の対応方策
1 日本の不動産市場の国際化の歴史
2 日本の不動産市場の国際化の特徴
3 国際化に向けた日本の不動産市場の課題と対応方策
2-6 グローバルな視点から見た日本の不動産市場の魅力と課題
1 はじめに
2 日本の不動産市場の規模
3 不動産の証券化と機関化
4 スポンサー制
5 投資不動産の都市別取引額
6 国別クロスボーダー投資額
7 JREITの拡大と不動産指標の整備
8 イールド・スプレッド
9 賃貸市場
10 不動産投資リターン・インデックス
11 市場の透明性
12 住宅セクター
13 アジア太平洋地域における日本市場の役割
14 まとめ
2-7 「国際金融都市・東京」構想の実現に向けた課題と対応策
1 国際金融都市・東京の現実
2 国際金融都市・東京への取組の沿革
3 国際金融都市の実現を阻むものは何か
4 具体的なブレークスルー政策
5 「東京版金融ビッグバン」の実現へ
第3部 不動産事業者の国際展開の実態と課題
3-8 不動産市場の国際化の現状と課題
1 はじめに
2 不動産市場における国際取引の現状
3 諸外国等における国際対応の取り組み
4 国際対応に向けた国や関連団体等の取り組み
5 不動産市場の国際化と今後の課題
3-9 海外機関投資家によるインバウンド不動産投資の現状と課題
1 外資の対日投資の歴史
2 外資投資家のタイプ
3 海外投資家が日本の不動産市場において果たしてきた役割
4 日本の不動産投資市場の特徴
5 近年の対日投資増加の理由
6 日本の不動産市場の制度的課題など
7 今後の展望
3-10 不動産事業のアウトバウンド戦略と今後の課題
1 はじめに
2 海外進出時の懸念材料
3 海外投資の注意点
4 個人投資家の海外投資
5 おわりに
3-11 開発途上国・新興国の都市・住宅問題
1 はじめに
2 都市化の課題とその対応方策
3 国際社会の対応
4 国連ハビタットの役割
5 日本に期待される役割
6 まとめ
第4部 不動産市場のグローバル化対応と国際比較
4-12 アジア太平洋地域における国際不動産市場の諸課題
1 はじめに
2 アジア太平洋地域における国際不動産会議の動き
3 民間主導の国際不動産市場のルール作りの動向
4 おわりに
4-13 不動産鑑定評価基準の国際的な見直しの動向と我が国の対応
1 はじめに
2 国際的な鑑定評価団体の概要と評価基準
3 日本の鑑定評価基準の成り立ちと改正
4 国際的基準との整合へ向けての見直し─主な論点
5 日本の鑑定評価基準のグローバル化に向けての課題
6 おわりに
4-14 不動産市場における国際標準化に向けた動向
1 はじめに
2 建造環境を取り巻く国際標準化の動き
3 主な国際標準
4 その他の世界標準化の動き
5 まとめ
4-15 日米欧の住宅市場と住宅金融
1 日米欧の住宅市場の概観
2 日米欧の住宅金融市場の概観
3 証券化とカバードボンド
4 住宅バブルと金融政策
4-16 不動産におけるESG投資の現状と課題 ─GRESB評価から見える動向
1 「責任投資原則(PRI)」とESG投資の潮流
2 不動産のESG投資とは
3 GRESBとESG投資の新しい動向
4 提言〜結びにかえて
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奥付